home > 投稿 > > ゲートキーパーの再生 その1 ~フリンジの防衛方法~

ゲートキーパーの再生 その1 ~フリンジの防衛方法~

 
 フリンジをオーダー軍から取り戻すことに成功した。
 グレイマーチに飲み込まれたと言っていたが、あきらめずにオベリスクを停止させたら、問題ないようだ。
 そして、そのことを報告するために、一路ニュー・シェオスへと向かったのである。 
 
 

「ぬ、立って待っておる」
 
 居ても立っても居られないのか、シェオゴラスはなぜか玉座から立ち上がって待っていたのだ。
 
「誰かと思えばお前か! で、どうなった?!」
「良い話と悪い話とあります、どちらから聞きますか?」
「良い話のみを報告せよ!」
「そう来たか……(。-`ω´-)」
 

「フリンジでの功績は、一足先に届いておるぞ!」
「伝書鳩ですか?」
「違う、わしは全てお見通しじゃ」
「さいでっか……(。-`ω´-)」
 
 絶対伝書鳩か何かあるはずだけどな。
 フリンジに赴いたとき、既にダーク・セデューサーは俺のことを公爵だと知っていた。
 シェオゴラスなら千里眼があると言っても疑わないが、衛兵にまでその能力が備わっていてたまるか。
 
「さて、お前にはある重要な仕事を果たしてもらうぞ」
「極秘任務ですな。砂漠の外れに住む変わった老人に届け物ですか?」
「違う。ザセルムに居るレルミナ・ベレニムに協力を求め、ゲートキーパーを作り直すのじゃ」
「レルミナと言えばレルミナですか?」
「そうじゃ」
「ゲートキーパーと言えばゲートキーパーですな」
 
 要するに、ゲートキーパーを復活させてフリンジの守りに就かせれば、ゼディリアンとセットで外からの侵攻は完全に防げるというのだ。
 ただし、既に入った連中には意味が無いという。
 それじゃ意味無いじゃん、オベリスクは既に戦慄の島内部にあるのに……
 
 しかしレルミナか。
 彼女は俺に好意的なのだろうか?
 ゲートキーパーを退治した件で、怒っているのではないだろうか?
 
「レルミナは仕事を手伝ってくれるはずじゃ!」
「その根拠は?」
「わしの使いと言うがよい」
「なるほどね」
「これが終わればフリンジも安全になる、当面はな」
「その先は?」
「お前の生え際のように、ちょいと事態がヤバくなりつつあるのじゃ!」
「なんだってーーーー?!」
 
 苦労の連続で、とうとう頭髪に影響が出てしまったか……(。-`ω´-)
 別にいいよ! 髪なんて飾りなんだよ! 偉い人にはそれがわからんのだ!
 

 じじいの話では、ゲートキーパーさえ復活すれば、フリンジがまたグレイマーチに飲み込まれても、狂気の門を突破されることは無くなるのだという。
 他の村がグレイマーチに飲み込まれたらどうするのだろうねー。
 どうもじじいは、一つの局面しか見据えられていないような気がする。
 
 とりあえず、フリンジ防衛のためにゲートキーパーは再生させよう。
 その先は追々考えるとして――ザセルム?
 それについて、ハスキルに尋ねてみよう。
 
「ザセルムとは何か?」
「ふむ。公爵閣下は、探検の末の発見を好まれますか?」
「んや、急いでいるみたいだし、とっとと教えて」
「では地図に記しておきましょう」
 

 とまぁ、この辺りだ。
 行ったり来たりかよ、最初からゲートキーパー再生の話もしてくれていたらよかったのに。
 
 それでも、とにかく次の目的は決まった。
 レルミナにはシェオゴラスの影をちらつかせて対処するとして、ゲートキーパーの再生か。
 俺に死霊術の片棒を担げというのかな?
 ま、死体を弄ぶ悪趣味が嫌いなのであって、普通にするなら別に気にしないけどね。
 
 用は終わったので、謁見の間を離れる。

「――で、悪い話って何かしら?」
「どうやら俺の生え際は後退しておるらしい……(。-`ω´-)」
「さっき知ったくせに。でも、ハスキルみたいになるまで気にしなくていいよ」
「それってかなり進行済みとなるのだが……」
 

 ちなみに謁見の間には、新たにオーダーの首が飾られていた。
 これは、フリンジ奪還の記念品かな?
 
 

 そして、ディメンシア公爵となった俺は、この玉座に座る資格を得たのである。
 アンヤとキスラン、二人の執事は俺のことをご主人様と呼ぶ。
 あっさりとシルから鞍替えするとは――まぁ、俺が勝ち続けている間は裏切らないとも取れるからいいか。
 
 だが、この座席も俺にとっては通過点に過ぎぬ。
 俺は緑娘と共に、この世界を支配してやるのだ。
 つまり、目指すは宮殿真ん中の玉座である。
 
 
 あとは、シルの私室も自分の物として使えるようになっていた。
 

「シルの影武者の遺体が転がっていたのは気にしないのな」
「アンヴィルの家も、幽霊屋敷だったくせに」
「ぬ、そうか。いちいち気にしてられないってやつか」
 
 ま、遺体が腐る前に撤去したので、気分的なもの以外は全く影響はない。
 これが死後一ヵ月放置した遺体とかになると、えらいことになるのだ……(。-`ω´-)
 
 さて、今日はここらで一休み。
 ゲートキーパーの再生は、明日に回すとしよう。
 オーダー軍も、追い払ったばかり。すぐに再戦してくるとは思えない――ということにしておく。
 

 ぬ、今日は間に割り込んできよったな?
 
 ま、いいか。
 それではおやすみ。
 
 
 
 
Sponsored Links



 
 
 前の話へ目次に戻る次の話へ

return to page top

©発行年-2021 らむのゲーム日記