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ゲートキーパーの再生 その2 ~死霊術師の砦~

 
 シェオゴラスの依頼でゲートキーパーを再生するために、ザセルム砦に住むレルミナに会うこととなった。
 

 翌朝、ディメンシア屋敷を出ると、空はまたしても曇り空。
 今日の運勢を空で占うとしたら、曇り沈んだ一日となるであろう――かな?
 
 守りを固めるまでは、休息以外では寄り道せずに目的地へと向かう。
 シェオゴラスが言うには、ゼディリアンの罠とゲートキーパーが居れば大丈夫だと。
 そこまでは一気に任務を進めよう。
 
 

 さて、そのザセルム砦だが、場所はハスキルの記した地図によれば、以前訪れたハードスクラブル・キャンプ、痩せ地キャンプから北へ向かったところにあるようだ。
 ここで寝泊まりしていたジェイレッドは居ない、狩り中か旅立ったか、それともグレイマーチに飲み込まれたか?
 
 それにしても、曇り空もあまり好きではない。
 ディメンシアの地が晴れることはあるのだろうか?
 
 

「またこのパターンかっ」
「もー、坂道降りるの嫌なのに」
「靴を武器にするのは良いが、今度は移動も考慮しような」
「ふーんだっ」
 
 逆落とし作戦もよいが、回り道してやるか。
 別に奇襲攻撃を仕掛けるわけではない。
 ぐるりと回って、通りやすいルートで進攻しよう。
 
 

 ザセルム砦の入り口に回ると、小型のゲートキーパーみたいなのが襲い掛かってきたりする。
 以前もこいつをどこかで見かけたような気もするが、レルミナの住んでいる砦を守る見張りみたいなものだろう。
 緑娘がまた弓矢で戦おうとするので、こっちが本気を出しておく。
 まだゲートキーパー骨の矢は残っていたのか。
 

 というわけで、砦に突入だ。
 入り口は、これまでに見てきた砦と同じような物。
 門の上にはしっかりと「ザセルム」という文字が彫られている。
 
 

 砦の中は、グラマイトの巣でもヘレティックやゼロットの拠点でもなく、骨が襲い掛かってきたりする。
 死霊術師の本拠地みたいだな……、いや、レルミナは死霊術師みたいなものか。
 

 ミニゲートキーパーも襲い掛かってくる。
 でも、等身大だとそれほど脅威には感じない。
 こいつを三体作るより、まとめて一体でかいのを作った方がよいだろう。
 俺は作りたくないけどね。
 
 

 戦闘ばかりではない。
 なにやら鉄格子の下に、囚われている人が居る。
 ひょっとして実験台にしているのか?
 
「助け出してあげられないかな?」
「部屋の奥にスイッチがあるわよ」
「押してみるか。あ、中央には行かない方がいいぞ」
「何でよ」
 
 またどうせ転ぶから――などとは指摘せず、俺は部屋の奥へと進む。
 
 テーブルの上には、研究記録が置いてあったりする。
 なにやらハンガーとシャンブルズを、エルフを触媒として戦わせている場所らしい。
 記録によれば、囚われているのはハイエルフの女性らしい。
 そしてハンガーは、エルフの乙女の血に、特別な渇望を持っているらしいのだ。
 
「んじゃ、このスイッチを押してみよう」
 
 グオゴゴゴと、岩がこすれるような大きな音が響く。 
 

「ちょっとあなた、底が抜けたわよ」
「なにっ?!」
 
 しまった、囚われた人を助けるつもりが、奈落の底に突き落としてしまったらしい。
 今後は余計なことはやらないでおこう……(。-`ω´-)
 
 

 そしてこれだ。
 遺体を壁に縛り付けて腐らす。
 こういったところが、死霊術師を好きになれない点なんだよ。
 ハンニバルが死霊術を禁止するのもわかる。
 

 今度は、スキン・ハウンドにまたがったミニゲートキーパーが現れた。
 アンデッドにも、騎兵隊みたいなのが居たんだ。
 

 緑娘がまた弓矢を取り出したので、こんがりと焼いてやることにした。
 アンデッドは電撃よりも火炎攻撃の方が、実は効果的だ。
 しかもこいつら複数の集合体だから、広い範囲に攻撃したい。
 霊峰の指改では一点集中攻撃となる。ここは、ワイルド・ファイアだ。
 
 

 そしてこれだ。
 これだから俺もハンニバルに同意するところだ。
 もっと死者に敬意を払って、研究させてもらいます――的な考え方で挑めよ。そう俺は言いたいですけどね。
 こっちは別に死霊術師も勝手に研究してろというスタンスだったけど、やっぱり魔術師ギルドに所属するものとして、回りに合わせるために戦ってきたんだ。
 そしてハンニバルの代から俺の代に移り変わったけど、こんな死体を弄ぶような物を見せつけられたら、じゃあやっぱり認められないなって話になるでしょ? ――だと思いますけどね、ええ。
 

 結構、死体を使った研究は大変だと思いますよ。一度死んだものを再び動かさなければならんし。
 でもこんな人の尊厳を踏みにじるようなことをするなら、そんな奴ら潰してやるっていう話になるでしょ?
 やっぱり俺は死霊術師は認められない。うん。
 
 死体を動かすぐらいなら、生きた人間を洗脳しろ。
 その方がマシ――なのか?
 
 いや、奴隷みたいなのを作ろうとする考えがダメだな。
 
 
 いろいろな場所に残されているレルミナの研究記録から、他にも、首なしゾンビの血をハウンドの血と混ぜる実験なども行っているようなことがわかった。
 そして爬虫類の食欲調整とか、どうも死体をいじる研究だけではないような気もする。
 ――と思ったが、その食欲調整に生きた人も使っているようだ。やっぱりダメだこいつ。
 
 

 砦は、途中から壁が崩れた先の洞窟へとつながっていた。
 ヘレティックかゼロットの拠点で、こんな場所があったような気がする。
 
 

 そしてついに、死霊術師レルミナの研究室へと辿りついた。
 彼女は、まだ生きている被験者に、何やら魔法をかけて実験している。
 
 俺が入ってきたことには気づかないようなので、この部屋にもあった研究記録を読んでやった。
 

 手足除去プロジェクトだって?
 
 シェオゴラスも言っていたっけ、こいつは狂っていると……
 酷い奴だ、死体を弄ぶ死霊術師よりもタチが悪いかもしれない。
 いや、シロディールの死霊術師も、生きた被験者を使っていろいろとやっているのかもしれないな。
 

 こんな奴と組まなければならないのか……(。-`ω´-)
 
 必要な間だけ手を組んで、仕事が終われば始末してしまうのもよいかもしれないな。
 シェオゴラスはこいつの存在を認めているようだが、俺の世界にはこんな奴は必要ない。
 
 ゲートキーパーは、一旦作り上げてしまえば、骨の矢かレルミナの涙が無いと退治できないようだ。
 つまり、フリンジからゲートキーパーの骨を除去して、レルミナも始末してしまえば、ゲートキーパーは無敵。
 
 そうするか……
 
 
 続く――
 
 
 
 
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©発行年-2021 らむのゲーム日記