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東部連峰の死霊術師 最終話 ~追憶砦の戦い 後編~

 
 東部連峰の死霊術師は、追憶砦に考古学者を装い活動していた。
 それを見やぶった俺達は、奴隷を解放して死霊術師の殲滅作戦へと移行してった。
 しかし俺はまだ一人も退治していない。全て緑娘が退治してしまっているのだ。
 
 砦の食堂のような場所(結構豪華で腹が立つ)を抜けて、緑娘が向かっていった方へと行く。
 

「で、何をしているのだ?」
「橋が上がっていて奥に進めないわ」
 
 緑娘は一人で奥へと突撃していったようだが、すぐ傍で立ち往生していたりする。
 こんな場合、どこかにレバーがあるのだが、それに気がつかないようだ。さすが戦士ギルドの脳筋!
 

 いろいろ調べた結果、対岸にレバーがあったりする。
 ここは飛び降りて迂回して進み、帰り道を確保する系だったか。
 
「今橋を下ろしてやるからなー」
「早く下ろして!」
 

「どうだ感謝しろ、下ろしてやっ――」
 
 …………(。-`ω´-)
 
 だめだこりゃw
 緑娘はこの地の死霊術師を殲滅することしか考えていない。
 
 
 まあいいや、急いで回る必要も無い。
 アークメイジは司令塔になり、コンジュラーを操っていたらよいのだ。
 緑娘の手に余るような敵が現れたときだけ、俺は動けばいいのだよ。
 

 う~ん、戦わずに勝つとはこのこと。
 緑娘が通り過ぎた後には、死霊術師の死体が転がるだけ。
 とある世界では、こういうのを「ブレーキの壊れたダンプカー」と表現するらしい。
 
 しかし、死霊術師はやっぱり死霊術師だった。
 

 この地域で暴れていた、緑っぽい鎧を着た山賊、ロック・カッター賊まで餌食になっていた。
 そういえば、ヴィルヴェリンというアイレイドの遺跡に潜んでいた死霊術師は、山賊を餌食にしていたからな。
 とりあえず山賊よりも、死霊術師の方が脅威なのはわかった。
 帝国軍的には山賊の方が問題になっているようだが……
 

 ゾンビの試作品みたいなものもあった。
 こいつら突っ立っているだけで、全然動かないのだ。
 恐らく作るだけ作って、命令をしていないのだろうなぁ……
 ところでゾンビにする時は、去勢するのが手順のうちに入っているのだろうか?
 いや、別にどうでもいいけどね、ちょっと気になっただけだ。だってこいつら揃いも揃って以下省略――
 

 しかし死霊術師のダメな所は、死体を弄ぶところだ。
 ゾンビを作って使役させる、そこまでは千歩ぐらい譲って許容してやろう。
 しかしこいつら、死体を吊るしたり縛り付けたりしていることが多いからなぁ……
 カヌルス監視塔にも、こいつらが一枚噛んでいたりするのではないかな?
 

 な? 見ろよ、死体を縛り付けている。
 このようなことをするところが、死霊術師が受け入れられない一面でもあったりするのだ。
 別に蘇った死体が、生きる者の生命エネルギーを吸い取るとかそんなことするわけではない。
 その場合、縛り付けて動けなくしていたら爆発するだろ?
 何の話だろうねぇ……
 

 そして、奥の間ではアルゴニアンのゾンビが転がっていたりした。
 こいつは死霊術師じゃないけど、襲い掛かってきたから緑娘にやられたのだろうな。
 でもいいか、これで彼(彼女?)の魂は救われたわけだ、アーメン(。-`ω´-)
 
 ところで緑娘はどこまで行ってしまったのだろうか?
 

「……なんしょん?」
「死霊術師、全部退治したわぁ」
「それは、ご苦労様です(。-`ω´-)」
 
 砦の奥では、誇らしげに腕を掲げる緑娘が居たりする。
 結局俺は、一人も退治できなかった。
 だが勝ちは勝ちだ、こうしてこの地に秩序が取り戻されたわけで、ある。
 
「ねぇ聞いて聞いて、アンライフ・ブリンガーってのがラスボスでさ、ゾンビ化したアルゴニアンをけしかけてきたのよ」
「固有名詞を持った死霊術師も居たわけだな」
「でもあたしの敵じゃなかったわ、ちぎっては投げ、ちぎっては投げ――」
「嘘こけ、蹴っては踏み刺し、蹴っては踏み刺しの間違いだろが」
「これで羊さんの魂も救われたわ」
「それはよかったな」
 

 こうして、東部連峰における死霊術師の野望は潰えたのであった。
 
 
 
 以下、カヌルス湖の町でリー=フィンから聞いた真相――
 
 
 死霊術師に捕まったアルゴニアンは全部で七名、ある種のアンデッド軍団を作り上げるために奴隷として使役させていた。
 だが、ヘランの息子プル=テガが指導者になって脱出計画を作り上げたのだ。
 しかし死霊術師に感づかれて、その計画は失敗してしまった。それでも4人は脱出を試みたが、砦に残っていた3人はやらなかったと言う。
 4人のうち逃げ切ることができたのは1人だけ、それはヘリングという者で、ヘランの息子プル=テガの手紙も持ち運んでいた。
 つまり、俺達が会ったなんだかよく分からないアルゴニアンは、プル=テガではなかったのだ。
 しかしヘリングも結局死霊術師に捕まってしまい、逃げそこねた2人を惨殺した後でヘリングに特別な儀式を施したのだ。そしてヘリングは、ゾンビ化してしまったのだ。
 出会った時に様子がおかしかったのは、既にゾンビだったからというわけか。できたてのゾンビは、まだ腐っていないから生者と区別がつかないのか、言動は不安定だが……
 ヘリングの様子を見たリー=フィンも、再び逃げ出そうとして2人の見張りを殺すところまではできた。
 しかし閉じ込められてしまい、さらに多くの死霊術師が送り込まれてきたのだ。
 
 そこに丁度俺達が現れたわけだ。
 あとは緑娘の無双で、死霊術師は退治されましたとさ。
 
 
 以上、これがこの一件の真相でしたとさ、おしまい。
 やっぱ死霊術師はアカンわ。
 
 
 
 
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