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メエルーンの剃刀の探索 その一 ~デイドラの噂~

 
「ところで、メエルーンの剃刀ばご存知でしょうか?」
「それはなんぞ?」
「デイドラの武器だそうですが、私にはよくわかりません。この近くにあるサンダークリフ・ウォッチの砦の奥底に眠っているという噂を聞いたことがあります。
 
 死霊術師から助け出したアルゴニアンの、リー=フィン。
 お礼できるほどの報酬の持ち合わせが無かったらしく、その代わりに情報を教えてくれたのだ。
 このカヌルス湖の町から少し北に行った場所、そこにある砦の奥にはヴァルサ・バーリムというアイレイドの都市があり、そこに秘宝が隠されているらしいのだとさ。
 
 この町から道なりに進めば、普通に北上することになるのだが、はてさてそんな砦はあっただろうか?
 
「行ってみるの?」
「行って手に入れなければ、報酬をもらったことにならないからな」
「剃刀は分かるけど、メエルーンって何かしら?」
「デイドラの武器と言っていたから、たぶんデイドラの一種だろう。また無理難題を吹っかけてきたら、武器探しは放棄して撤退な」
 
 二度とサングインやメファーラのような悲劇を繰り返しては、いけない(。-`ω´-)


「あれじゃないかしら?」
 
 カヌルス湖の町から離れて道なりに北上していると、緑娘が立ち止まって指差してきた。
 その先には、木々に隠れて入るが確かに砦がある。
 

 早速砦に向かってみたが、デイドラの祭殿は無さそうだ。
 祭殿が無いと言うことは、神託は下らないわけであり、被害が出ることはない。
 
「たぶん誰かがメエルーンの依頼を引き受けて報酬を貰い、その報酬である武器をこの砦に隠したんだろう」
「それじゃあ突入するわよ、死霊術師が住み着いていたら殲滅するから」
「よろしく頼む」
 
 アイレイドの都市とも聞いていたが、砦の中は普通の砦、アイレイドの遺跡らしい感じはしない。
 噂話は噂話、特に何も無いのかもしれないな。
 ――などと思っていた時である。
 
「ここに来るべきではなかったな!」
 

 なんだか突然襲い掛かってきた奴らが居る。
 死霊術師でもない、山賊でもない、メエルーンの僕か?
 
「お前ら何者だ!」
「そっちこそ何者だ!」
「アークメイジだ!」
「ドロスメリだ!」
「知らんわ!」
 
 初めて聞く集団だが、緑娘がサクッと退治してしまったので戦闘シーンは割愛。
 ドロスメリという者も、どうせ山賊みたいなものだろう。
 

 見張り(?)のような三人組を退治して、砦の奥へと進んでいくと、大きな扉にぶち当たった。
 鍵がかかっているが、ピッキングで開けられるようなものではない。
 
 その時、ドアの向こうから声をかけてくるものがあった。
 
「ニルンに嵐雲を呼び集める者は誰か?」
「何、合言葉?」
「答えろ!」
「降霜の月30日を覚えているか?!」
「何だそれは怪しい奴め、立ち去れ!」
 
 何やら内側にいるものが物理的に閉じているようで、合言葉を言わなければ開けてくれないようだ。
 と言っても、合言葉は分からない、ここまでかなと思ったが、扉の傍にある袋が気になって調べてみると、小さな日記が出てきたのだ。
 

 かわいい日記さんというのがよくわからないが、この日記に合言葉が書かれていたりするのだ。
 無用心と言うか、扉の外にこにな日記を置いていたら塞いでいる意味がないじゃないかと思うのだが、ここは利用させてもらうぞ。
 
「もしもーし、聞こえますかー?」
「なんだ怪しい奴! ニルンに嵐雲を呼び集める者は誰か?!」
「鐘を鳴らす人!」
「よし、開けてやろう――」
 

「――と思ったけど、怪しい奴なのでやっぱり殺す!」
「なんでやねん!」
「婆さんの財布みたいに腹をビリビリにかっさばいてやる!」
「フンッ、そう思い通りには行かないぞ!」
 

「うぎゃーっ!」
 
 松明も武器になるのだ、これ豆知識な。
 油があれば、敵にぶっ掛けてから松明でこんがり焼くのも有効な戦法だ。
 何も武器を振り回したり、魔法をぶっ放すだけが戦いではないんだな、これが。
 
「あなたも案外酷い攻撃するのね」
「松明攻撃でうずくまった相手を、踏み刺した人に言われたくないな」
 
 しかし気になったのは、扉を守っていた奴が居た場所の近くにあるテーブルにあった手紙だ。
 それには任務についての内容や、暗殺者を捕まえたといった内容が書かれていたが、その差出人が気になったりする。
 

 アークメイジ、フラーテン・ドローサン?
 えーと、今のアークメイジは俺で、先代はハンニバル・トレイヴンだよな?
 このフラーテン・ドローサンってのは誰だ? 先代の先代か?
 
 ここに居る者は何やら秘密の計画を遂行しているみたいだが、これはちょっと気になるな。
 小屋に入ることを禁ずると言われたら、入ってみたくなるのが人の心って言うものだ。
 酒を飲む楽しみの一つが、禁酒令を破ることであるように、な。
 
「皇帝に死をだって」
「それでこの国を乗っ取るのかしら?」
「テロリストはいかんぞ」
「ペロリストは?」
「知らん」
 
 

 入り口の番人を退治してさらに奥へ進むと、そこは砦のようになっていた。
 いや、ここはサンダークリフ・ウォッチの砦だった、さしずめ埋もれた砦ってところだろうかな?
 
 ここにもドロスメリ集団が居たので、二人でささっと退治してやった。
 要するに山賊と同じだわこいつら。
 

 次から次へと現れて襲い掛かってくる。
 話し合いが通用しない相手にはこっちも遠慮は要らない。全力で当たるだけだね。
 

「ん? これは地下都市か?」
「埋もれた都市がそのまま残っていたみたいね」
「地底人が住んでいるのか、秘密基地として使っているのか……」
 
 とりあえず一軒一軒回ってみたが、ドロスメリ――もう山賊――いや、地底人でいいか。
 地底人が住み付いているだけで、入ったらすぐに襲い掛かってくる。
 まぁ不法侵入しているのはこっちが悪いけど、何か一言でも言えばいいのに。
 普通の人々は「もう帰る時間じゃないですか?」とか言って追い返してくるものだ。
 

 その中の一軒には、誰かが捕らえられていた。
 牢屋の中の人物は、俺の姿を見ると興奮したかのように話しかけてきた。
 
「むっ、俺を助けてくれるのか?」
「助けても良いが、お前は誰だ?」
「モラグ・タングの暗殺者だ」
「暗殺者――、とりあえずそのまま入っておけ」
 
 見なかったことにして、牢屋から立ち去ることにした。
 暗殺者と知って野放しにするのは危険だからね。
 

「う~ん、地下都市と言っても結構広いな」
「横にも下にもね」
「とりあえず、どこかの家に剃刀が隠されているかもしれないから、しらみつぶしに入るしかないな」
 

 そして、その中の一軒からドローサンの日誌を見つけたりしたのだ。
 俺の知らないアークメイジの日誌、気になる内容はよくわからないものだった。
 要約すれば、ネファーイヴィガムという存在を求めてヴァルサ・バーリムに入り、そこにメエルーンの剃刀が護られているかもしれないという話だ。
 そしてそこは封印され、指揮官と鍛冶職人頭に預けた二つの魔法のかかった胃石を使わないと入れなくしたらしい。
 
 ん~、要約してもなんだかよくわからん。
 
「――で、何なのかしら?」
「よくわからんが、二つの石で封印した場所に、メエルーンの剃刀があるらしい」
「ふ~ん」
 

 とある家で見つけたが、魔法のかかった胃石とはこれのことだろうか?
 真珠を大きくしたような感じだが、胃石というのが気持ち悪い。日誌によれば、腹から取り出したものらしいのだが……
 結石みたいなものかな?
 
 そして、地下都市からさらに地下へと続く道を降りていった先には、アイレイドの遺跡の入り口があったりするのだ。
 

「これ、なんだか障壁があって入れないわ」
「日誌に書いてあった封印というやつだろう」
 
 見れば、入り口の左右に二つの台座がある。
 日誌によれば、二つの魔法のかかった胃石を使って封印したと書いてあった。
 
「つまり、この台座にさっき手に入れた胃石を置けば――」
 

「――何も変化しないわね」
「やっぱりもう一つ胃石を探さないとダメか」
 
 
 サンダークリフ・ウォッチの砦の奥には、アイレイドの遺跡があった。
 恐らくここが、ヴァルサ・バーリムというアイレイドの都市の入り口なのだろう。
 
 なんというか、東部連峰は重要な遺跡のたまり場だね。
 
 
 続く――
 
 
 
 
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