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モローウィンド・シロディール境界検問所 ~国境~
- 公開日:2019年8月22日
シンドリの頼みを片付けてあげて、失われた寺院での任務は完了した。
クリーンな盗品も大量に見つかり、かなり実りのある探索だっただろう。
しかし最初の目的であった、フローミルの氷杖はまだ見つかっていない。
本当にこの地にあるのだろうか?
「シンドリと会ってきたけど、お目当ての遺物は見つからんかったなぁ」
「そうですか、それは残念です。今日はもう遅いですし、泊まっていったらどうですか?」
「そうしよっか」
農場の主ケイン・ヤコニの家は、二階が客室になっている場所もあった。
今日はここに泊まり、また明日探索の旅に出かけようか。
「思えば遠くへ来たもんだ」
「この世界自体が遠くなのよ?」
「まぁそれを言ったらおしまいだ」
それにしてもだ、緑娘と行動するようになって結構経つなぁ……
最初は怯えて逃げまくっていたが、今では立派なパートナーだ。
俺の知らない過去では、既にパートナーだったようだがな……(。-`ω´-)
………
……
…
翌朝、この辺りで他に珍しい場所は無いかとケインに聞いたところ、ここから少し南東へ向かった場所に「モローウィンド・シロディール境界検問所」という場所があると教えてくれた。
検問所に古代の遺物があるとは思えないが、国境まで行ってみるのも悪くないと思ったので、早速向かうことにした。
場所はこの辺り。
地図上では既に国境を越えているように見えるが、実際に国境の検問があるのはもう少し東なのだとさ。
モローウィンドとは、ダークエルフの故郷だと聞く。
そういえば戦士ギルドのオレインさんは、モローウィンドから来た見知らぬ奴から兜を返してもらったとか言っていたな。
ん~、どんな所なのだろうね、モローウィンド。
村の東には橋がかかっていたが、川は完全に干上がっていた。
ひょっとしたらここは古代の山岳民が住んでいた都市――今は埋もれている――の堀だったのかもしれない。
連合軍との争いの際に、埋められてしまったのかもしれんな。
橋を越えて少し進むと、こんどは壁のようなものが現れた。
一部だけしか残っていなくて壁として機能していないが、昔は立派な街道だったのかな?
そしてその先には、砦と町を一緒にしたような場所があったりする。
普通の像と、首無し像が迎えてくれた。首無し像多いな、直してやれよ。
赤い旗、何軍だろうか?
町の雰囲気は、シェイディンハルとコロールを足して二で割った感じかな?
少し材質が明るいような気がする。
砦には、帝国軍が集まっていた。
ということは、ここが境界検問所かな?
シロディールとモーウィンドの境目にやってきたわけだ。
ここから先はモローウィンド。
ナーシスにストームホールドはさらに先にあるようだ。
とりあえずは外国にはあまり踏み込まないようにしようかな。
「おおっ、グランドチャンピオンではないかっ」
「ここまで噂になっとんかいっ!」
兵士達は俺を見るとそんなことを言ってくる。
やはり魔術師ギルドや戦士ギルドより、闘技場のチャンピオンの方が名声が高いのだろうか……(。-`ω´-)
検問の外側にもちょっとした町がある。
ここはシロディールの町になるのか、それともモローウィンドの町なのか?
「そういえば、検問を通り抜けたけど何も言われなかったな」
「国境の行き来は意外とガバガバなのかもしれないね」
「西側のハンマーフェルだっけ、コロヴィア台地の国境も人居なかったしな」
「それで、フローミルの氷杖はどこにあるのかしら?」
「今探しているんだよ」
古代の遺物が、こんな町中に転がっているとは思えない。
あるとしたら、遺跡か洞窟か、誰かが見つけていたら飾られているか。
町の周囲を探索していると、町外れにポツンと洞窟の入り口があったりする。やはり扉付きなのな。
「なんだろうここは?」
「街の人に聞いてみたらどうかしら?」
というわけで一旦町に戻り、酒場があったので聞いてまわることにした。
とりあえず、一番に目が着いたアルゴニアンの給仕から。
「町外れの洞窟は何?」
…………(。-`ω´-)
なんだかよくわからないが、あれは大理石なのか?
洞窟に見えるがじつはそれはフェイクで、実体は大理石。
扉から入ったのではなくて出て行き、道を下っていったというのもわからん。
ヴァルデンフェル? ホワイト・グアー?
初めて聞く単語ばかりだな!
「それは粘板岩室のことですか?」
アルゴニアンから聞いたことをいろいろと考えていると、後ろから声をかけられた。
振り返ると、初老の男が立っていた。
彼はジャン・マーゴと名乗り、町外れにあった洞窟のことなら少し知っていると言ってきた。
洞窟の名前は粘板岩室。なんでも兵士達が姿を消した場所らしい。
ジャンも何度かそこに行ったのだが、その兵士達がどこに行ったのか解明できなかったと。
まさに真の謎、と言ったのだ。
神隠しの洞窟か?(。-`ω´-)
「どうする?」
「行ってみるしかないんじゃないかしら?」
「だな、兵士達が消えた先は、隠された遺跡かもしれん。ならばそんなところには、遺物が隠されているに違いないのだ」
「希望的観測ね」
そういうわけで、次の目的地は粘板岩室と決まった。
粘板岩とは何だ?
調べてみたところ、別に粘着性があるわけでもなく、普通にある石らしい。
まあいいか、行ってみよう。
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