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埋められた! 最終話 ~三つの遺物と強襲者~

 
 東部連峰北部に以下省略――
 
 埋もれた都市の探索を進め、崇拝場所では古代の巻物という謎の文書を手に入れ、召喚室では炭化した杖を手に入れた。
 よくわからない遺物はシンドリのために持ち帰るとして、あと一部屋、兵器庫についても調べて欲しいと依頼されていたりする。
 
 ん、省略したけどその後がまた同じような文章だ。
 
 

 さて、召喚室へ行く前にスイッチだけのある部屋があったが、その向かいにあった鍵が無ければ開かない扉がこれだ。
 兵器庫については、メモで特に何も記載が無かったので、障害は無いと思いたい。
 

 そして奥の部屋はこんな感じ。ドレモラも居なくて、平穏そのものだ。
 

 この部屋では、古いエルフの短剣を見つけた。
 兵器庫と言うが、置いてあったのはこの短剣だけ。兵器庫というより短剣置き場だな。
 短剣も飾りのようなもので、戦闘に役立つとは思えないが、シンドリなら研究してみたいと思うだろう。
 
 これでシンドリの言っていた三つの遺物は集めたことになるのかな?
 フローミルの氷杖は結局ここには無かったか。
 
 
 もう埋もれた都市の探索は終わったと、帰路に着いたわけだが、途中で異変に巻き込まれてしまった。
 

 山の穴へと続く扉を潜ったはずだが、何故かそこは別の遺跡に繋がっていた。
 来るときは山の穴だったが、帰りは別空間?
 
 そこでは幽霊(?)が右往左往している。
 こちらへ向かって走ってきたかと思うと、後方の扉へと消えていったのだ。
 

 奥には青いポータルが見え、途中には戦士の幽霊がなにやら争いごとをしていたりするのだ。
 
「なにかしらここは、行きにこんな所なかったよね?」
「うーむ、過去の幻影を見せられているのかな?」
「儀式? 連合軍との争い?」
「たぶん後者だな」
 
 何故このような物が見えたのかは解らない。
 しかしこの部屋からは何故か出ることはできなかった。
 どの扉も反応しないのである。扉が反応しないとは妙な表現だが、とにかく扉が機能しないのだ。
 

「これを潜るしかないのかな……」
「あたし達はリッチじゃないから、身体は崩れないはずよ」
「俺は金持ちになりたいけどな」
「しょうもないこと言ってないで、潜りなさいっ!」
 

 後ろから緑娘に押されてポータルに飛び込んだところ、気が付いたら山の穴入り口へと戻っていた。
 とりあえずこれで戻ってこれたわけだし、埋もれた都市の探索は完了だな。
 さて、シンドリの所へ戻りますか。
 
 ………
 ……
 …
 
「シンドリはどこだ?」
「は?」
 

 失われた寺院へ戻ってきたところ、突然謎の魔術師が現れてシンドリの居場所を聞いてきた。
 
「お前は誰だ? シンドリならこの奥に居るはずだぞ」
「そうか、素晴らしい。お前をやった後で奴を殺そう」
「なんでやねん」
 
 誰だかわからんが、突然現れた魔術師は襲い掛かってきた。
 死霊術師なら黒いローブのはずだが、こいつは普通のローブだ。
 いったいどういった奴なの――
 

 ――かわからんが、詳しく話を――って緑娘、手が早い、じゃなくて足が早――
 

 ――いって、なんかいろいろ考えていた間に、あっという間に踏み殺してしまったぞ?
 いきなり蹴り上げて、その勢いで自分も飛び上がって相手の喉元に着地。
 すっげー電撃作戦で、結局こいつが何者か聞くことすらできなかったじゃないか。
 
「こら、早すぎるぞ」
「あなたはこいつが短刀を突きつけてきたのが見えなかったの?」
 

「まあいいか。シンドリの命を狙っていたみたいだし、このことについてもシンドリに聞いてみよう」
 
 遺物を届けるついでに、こいつの事も尋ねてやれ。
 
 

 シンドリは、奥の部屋に通じる通路の途中に居た。
 逃げ出そうとしていたのか、どこかに隠し部屋でもあるというのか。
 
「あ、あいつは去ったのか?」
「あいつが誰かわからんが、君の命を狙っている奴なら死んだ」
「よっしゃ、タロスに感謝だ。奴を放置していたら私が殺されていた」
「白金協定でタロス崇拝は禁じられて――っと、脳がトリップした。なんか未来が見えた気がするが、何か隠していることがあるな?」
「う、うむ、実はな……」
 
 シンドリの話では、魔術師ギルドを去った時は一人ではなかったというのだ。
 ハンニバル・トラーベンの行動に嫌気が差して去ったグループと共に去ったと。
 しかしそのグループは危険な群れで、この地域の山岳民が有していたデイドラ召喚装置の一部にアクセスしようとしていたらしい。
 シンドリはそんな危険なことはやりたくないと思ってこっそり逃げたのだが、彼らに狙われることとなってしまったのだ。
 
「なんかわかったような、よくわからんような……」
「とにかく私はここを去るつもりだ。ところで遺物は見つかったかな?」
「ん、これだ。巻物と杖と短刀、三種の神器かな?」
「素晴らしい! 特に召喚術師が直接手にしなかった杖が、特に重要だと思う」
「炭化した杖だけどね」
「お礼にこの指輪をあげよう。私はこれから帝都に行く、そこが安全ならよいのだが……」
「大学に戻ってきたらいいと思うよ、アークメイジは俺だし。ところで指輪が報酬な事が多いんだけど、気のせい?」
「気のせいだ。帝都に来たら、ルーセル・ブロードの宿屋まで会いに来てくれ」
 

 なんだか丸め込まれたような気がしないでもないが、そう言い残すとシンドリは失われた寺院を去っていった。
 次に会う時までに、三種の遺物について何か話せるよう調べておくのだとさ。
 

 ちなみにこれがシンドリから貰った指輪、ウィザードリィの指輪だ。
 ワードナを倒して魔除けを取り戻すとかいった話ではなく、魔法系のスキルが10上がる効果があるようだ。
 要るような、要らんような、微妙な報酬だなぁ。まだ深海のかがり火の方が実用性あるね。
 
「これで遺跡探検終わりね。結局あの人が言っていた杖は見つからなかったじゃないの」
「う~ん、フローミルの氷杖は別の場所を探してみよう。それよりもだ、俺はこの時を待っていたのだ」
「何を待っていたのかしら?」
「奥まで来るんだ」
 
 俺は緑娘を引っ張って、シンドリが居た奥の間へと連れ込んだ。別に奥の間でしっぽりするわけではないぞ。
 

 俺は得意げに、そこに並んでいる物を緑娘に見せた。
 
「これを見るがいい!」
「なぁに? 壷? さっきの埋もれた都市でたくさん拾ったじゃないの」
「これは特別なんだよ、わからんのか?」
「何がどう特別なの?」
 

「全部盗品なんだよ!」
「…………」
「シンドリは立ち去った、つまりこの遺跡の主は誰も居なくなった。つまり所有者の無い他人の持ち物なんだよ!」
「はいはい、クリーンな盗品ね」
 
 リリィに教えられて東部連峰に来てみたが、こんなに大量のクリーンな盗品が手に入るとは思わなかった。
 これで誰にも迷惑をかける事も無く、盗賊ギルドに貢献できるというものだ。
 待っていろよ、グレイ・フォックスのカレンダーも残り少ないぞ!
 
 
 
 
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