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粘板岩室の謎 前編 ~神隠しの洞窟?~

 
 モローウィンドとシロディールの境目にある境界検問所、そしてその傍には粘板岩室という洞窟があった。
 聞いた話では、その洞窟へ入っていった兵士達が姿を消してしまったというのだ。
 神隠し事件の調査と遺物探しの目的で、俺達はなんとなくその洞窟へと足を踏み入れたのだった。
 

「早速分かれ道だ。どっちに行く? お互い別々に調べる?」
「右に行きましょう」
「なんで?」
「右は神聖だけど、左は不浄だから」
「なんまんだーですか?」
「知らないわ」
 
 なんだかよくわからないが、右へと進むことにした。


 すると、目の前の通路は岩で塞がれていたりする。
 
「行き止まりじゃないか。君の判断も誤りだったね」
「レバーを動かしなさいよ」
「…………(。-`ω´-)」
 
 まぁ普通はレバーを動かしてみるわな。
 

 というわけで、目の前に広間が現れたのであった。
 この場所には何故かやたらと骨が落ちていたりする。
 
「う~ん、またオーガとかが棲んでいたらめんどくさいな」
「でも入り口は外から塞がれていたのよ」
「む、あそこに落ちているのは……」
 

 広間の隅には、何やら兵士の遺品が落ちていたりする。
 
「んん? 待てよ……、この部屋は外から閉じられていた。この兵士はどこから入ってきたのか?」
「姿を消したのじゃなくて、閉じ込められたとかかしら?」
「それってマズくないか?」
 
 その時、遠くから石が動く音が聞こえてきたのだ。
 
「今のって、入ってきた場所の方から聞こえなかったか?」
「あたし見てくる」
 
 緑娘は一人で入り口の方へと向かっていった。
 しかしすぐに戻ってくる。神妙な顔つきで……
 
「通路が岩で塞がれていたわ……」
「誰が閉めた……? それとも罠か?」
「どうするのよ?」
「慌てていても仕方が無い、別の出口を探そう」
 

 俺は周囲を見渡してみた。
 この洞窟も暗い、松明の明かりが届かない部分は真っ暗だ。
 遠くに光の筋が見えたりするので、地上と繋がっているのかもしれない。
 ひとまずは、その光の元へと向かってみた。
 

「むむむ、これは出られんな」
「空気穴かもしれないわ」
「つまりここは誰かの居住区で、先ほどの岩の扉はオートロックだと?」
「閉じ込めるのが目的なら、こんなに広くしなくても良いと思うの」
「なるほど、ここは隠された空間、隔たれた空間というわけか」
 
 一通り広間をぐるりと回ってみたが、周囲には小さな穴が地上へ延びているだけで、その部分だけが光っているだけだった。
 ということは、周囲ではなくて内側の方を探るべきなのか。
 

 そして光のあまり届かない場所に、それはあった。
 
「なんだろ、何か建物のようなものが出てきたぞ?」
「やっぱりここは誰かの住処なのよ」
 

 これまでに見たことも無い、独特な形をした建物。
 暗くて全景は解らないが、妙に丸っこい家? これは家なのか?
 
「う~ん、外を回っても収穫無さそうだし、ここに入ってみるか」
「とりあえずノックしてみたら?」
「もしもーし、誰も居ない? なら帰ろうか」
「どこに帰るのかしら?」
 

 というわけで、家(?)の中へと入ってみた。
 家の中は部屋の様にはなってなくて、一本の通路が延びているだけだった。
 
「何々? 当軒は注文の多い料理店ですからどうかそこはご承知くださいだって?」
「そんなことどこに書いているのよ」
「先へ進むぞ(。-`ω´-)」
 

 通路の先は、悪趣味な鉄格子が待ち構えていた。
 鉄格子の傍にはレバーがあり、動かすと開くようになっているのだ。
 
「これまた罠だったらどうする? 入った途端に閉まるとか」
「それじゃああなた入りなさいよ、あたしここで待ってるから」
「そうするか……」
 
 レバーを下げて鉄格子を開き、その奥へと進んでみることにした。
 

 その奥は広間になっているが、先ほどまでとは違って人工的な造りとなっていた。
 
「――ってなんで来てるんだよ?!」
「やっぱり一人で待っているのは嫌だったからついてきた」
「ちょ――、閉じ込められたらどうするんだよ」
「あなたと一緒なら平気よ」
「いや、そうじゃなくてね……」
「シンニュウシャ、コロス」
「何を言っているんだ?」
「あたしじゃないわよ」
 

 おおっと、ここにもドレモラが潜んでいた様だ。
 つまりここも、古代の遺跡だったというわけか?
 アイレイドの遺跡とは、造りも雰囲気も全然違うが……
 

「ちょっと! あたしの獲物を横取りしないでよ!」
「つまらん光のトリックでダラダラやってるから、いーかげんにしろってぶっ飛ばしてやったのだ」
「何よ、トリック使いはどちらかと言えばあなたじゃないの!」
「知らんな(。-`ω´-)」
 
 部屋の中に潜んでいたドレモラを退治して、改めて周囲を見回す。
 ドレモラは自然発生しない、どこからか侵入してくるゲートがあるはずなんだ。
 シンドリの話では、この辺りの山岳民は召喚術に凝っていたと聞いている。
 ひょっとしたらこの場所も古代の遺跡で、どこかに召喚室があるのだろうか?
 

「さて、この旗だが、何に見える?」
「角の生えた悪魔」
「むっ、それはモラグ・バルではないか」
 
 やはりここも、モラグ・バル関係の遺跡だったか。
 しかし閉じ込めてどうするのだろうか?
 ひょっとして召喚術に失敗して暴走か何かしたために、ここを塞いだというのだろうか?
 と言っても最初は開いていたけどなぁ……
 
 とりあえずドレモラが居た部屋は、それ以外には何も無かった。
 明らかに人工的に作られた柱が並んでいるだけだ。
 そしてあったのは、さらに奥へと続く扉だけだった。
 
「進むしか無いわな」
「うん。あたし達の辞書には、後退とか迂回とかいうまどろっこしい言葉は載ってないのよ」
「それは君達の辞書です。俺の辞書には撤退とか退却とか、いろいろ便利な言葉が載っておる(。-`ω´-)」
「君達ってあたしと誰よ?」
「誰だろうねぇ……」
 
 しょうもない話などやってないで、とっとと出口を探そうか。
 
 
 続く――
 
 
 
 
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