home > 投稿 > > 失われた寺院のシンドリ ~モラグ・バルの寺院~

失われた寺院のシンドリ ~モラグ・バルの寺院~

 
「ところで古代の遺物についてですが」
「お目当ての異物かどうかわからないけど、ここからずっと北にある失われた寺院にいるシンドリが詳しいと思います」
 
 東部山脈農場にて、農場の主人ケインの頼みを聞いてあげると、新たな情報を仕入れることができた。
 ケインの家にはシンドリからの手紙もあり、遺物の一部が送られてきていたりするのだ。
 
「ところでミ――ソニア?」
 
 振り返ると緑娘が居ない。また羊の所か?
 そう思って羊小屋を見てみたけど居なかった。どこに行ったのだ?
 

 探し回ってみたところ、鶏小屋に居た……(。-`ω´-)
 今度ははひよこが欲しいと言い出すのではなかろうか?
 ほんとに戦士ギルドやってないで牧場やれよ。
 
「遺物を見に行くぞ」
「ピヨピヨ」
「わかったから来い」
 
 ひよこから離れない緑娘を無理矢理引き剥がしてケインの家に入る。
 ひよこなど夏祭りの屋台でいくらでも手に入る。赤いのも青いのも緑のもな!
 

 確かにアイレイドの遺物だ。
 壷とかコップがウェルキンドストーンのような素材でできているね。
 
 というわけで、今度は失われた寺院という場所に向かうことにした。
 

 場所はこの辺り、オーガの隠れ家よりもさらに北なのね。
 ということは、さらに高く山登りすることになるのか――
 
 ………
 ……
 …
 
 

 見た目はこれまでに何度も見てきたアイレイドの遺跡と同じだが、失われた寺院という場所に辿りついた。
 さらに高い場所にも何かあるみたいだが、ひとまずここに入ってみよう。
 
 中は、松明を使わなければ何も見えないほど真っ暗だ。
 

 そして最初の部屋は、えらく物騒な場所だったりする。
 なんだこのおびただしい数の頭蓋骨は?
 牢屋なのだ、としてもおかしい。転がっているのは頭蓋骨だけで、他の骨は全く無いのだ。
 まさかシンドリとは死霊術師なのか? 頭無しを大量生産しているのか?
 

 奥にある部屋も不気味な感じだ。
 あの後姿は、モラグ・バルじゃないかね?
 死ぬように命じてくる、ヤバイ系のデイドラだぞ?
 しかしこの石像は、なぜ入り口から見て後ろ向きに立っているのだろうね。

「ここで何をしているのかね?」
 

 表に回ってモラグ・バルを拝んでやろうとしたら、誰かが居たようでこっちに向かってきて尋ねてきた。
 
「いやぁ、モラグ・バルがあるなぁと思って見ていただけですよ?」
「ほう、危険だとは思わなかったのかね?」
「危険など怖くない! m9っ`Д´)イッテヤッタイッテヤッタ」
「では、ある事について手を貸してくれないかね?」
 
 この人さっきから疑問系ばっかしだなー。
 とりあえずこんな所に住んでいる奴は怪しすぎる。
 死霊術師の可能性もあるので、この人の素性について尋ねておこう。
 
 話をした結果、この人が農場の主人ケインの言っていたシンドリという人だった。
 以前は帝都の魔術師大学に居たが、一人で研究するために越してきたのだとさ。現ブルーマ支部長のジュラーエルみたいな人だな。
 そしてここは、俺の予想通りモラグ・バルの寺院なのだそうだ。何でも先住民が特別に建てて、生贄の儀式をするために使っていたらしい。
 途中にあった頭蓋骨の山は、生贄のものだったのか……(。-`ω´-)
 
 かつてはここらの山全体が都市として使われていたが、何千年も前に破壊されたという。アイレイドのダムみたいだな。
 そしてここに住んでいた住民は、モラグ・バルを信仰していて非常に残虐で、捕虜にした人々を大量に生贄にしてきたのだ。
 そのことが原因で他の国家の嫌悪を買い、連合軍みたいなのを差し向けられてこの地域を破壊しつくしたという歴史があるのだ。
 
 そこでシンドリは、ここで生活していたエルフ達について調べていると言った。
 何故かこの寺院は、他の都市の残骸のように潰されなかったのか? 潰すのを恐れた何かがあったのか?
 この遺跡を調査して、ここに暮らしていた人たちや、ここに何が合ったのかについてより多くのことを知りたい、とシンドリは言った。

 
 ちなみにシンドリは、かつて魔術師大学で10年ほど研究をしてきたそうだ。
 ギルドの活動としては20年を過ごしてきたというのだ。かなり先輩だな、おい。
 しかし退屈になったのと、一人で研究したかったのでどこか離れた場所に行こうと思ったのだと。
 それでこの場所に来たのだが、ここは歴史などほとんど研究されていなかったのですごく魅力的なのだとさ。
 
「ところでハンニバルは元気にしているかね?」
「ハンニバル? ああ、ハンニバル・トラーベンか、マニマルコとの戦いの過程で亡くなってしまったよ……」
「なんと?! ではアークメイジはどうなってしまったのだ?」
「俺です(`・ω・´)キリッ」
 
 当然ながら、シンドリは驚いたようだ。
 ちなみに連れの娘は戦士ギルドのマスターだと教えたら、さらに驚いていた。
 
 でも俺は思うんだよね。
 魔術師ギルドでは、こうして人里離れた場所で活動している人の方が優秀だということを。
 例えばジュラーエル、リリィとかがそうだ。
 各町のギルドや大学に居る人は、うろうろしていたり雑談しているだけで、あまり有能には見えない。
 死霊術師と戦っても戦力にならんしな。
 
 

 モラグバルの像の土台には石版がはめ込まれていた。
 そこには「呪われた霊たちがここに横たわる。取り憑かれる恐れがあるため、滞在をあまり長引かせぬよう警告する」と書かれていた。
 でも俺は霊よりもモラグ・バルが怖いね。また「死んで来い」と言われたりしないかヒヤヒヤものだ。
 シェオゴラス、メファーラ、サングインに次いでヤバいデイドラだからな、モラグ・バルは。
 
 
「シンドリさん、念のために聞くけど死霊術師じゃないよね?」
「それは違う。途中にあった骨のことなら、あれは昔に生贄にされた人々の残骸だ」
「それならいいですよ」
「よし、手を貸してくれるのだな?」
「えっ?」
「今いいですよと言った」
 
 ……(。-`ω´-)
 
 強引な奴だなw
 まあよい、遺物探しついでにシンドリの依頼を聞いてあげよう。
 
 こうして、失われた寺院を拠点とする探索が始まったのである。
 
 
 
 
Sponsored Links



 
 
 前の話へ目次に戻る次の話へ

return to page top

©発行年-2019 らむのゲーム日記