ドーンガード編47 ~対決! ハルコン!~
ハルコン「失望したぞ、セラーナ。私がお前に与えたものの全てを投げ捨てたというのか」
セラーナ「わたしのため? 気は確かですの? お父様は私達の家庭を壊してしまいましたのよ!」
なんかセラーナ、満身創痍なのだが……
まあよい。
ハルコンは俺がやる。
セラーナもやりにくいだろうし。
ハルコン「娘を心変わりさせたのは、お前の仕業のようだな」
ラムリーザ「ふっ、お前たちはこの世を蝕む呪いだな」
ハルコン「ほう、ほう。誇り高き吸血鬼ハンターだな。私を倒したらどうするのだ? 次はヴァレリカか? セラーナか?」
ラムリーザ「お前を倒したら、リフテンに行って結婚式を挙げるのだ!」
リセッテ「違うでしょw」
ラムリーザ「違ったw ハルコン、お前に引導を渡しに来ただけだ!」
ハルコン「なるほど、必要に応じて道徳心を捨て去れるとは……」
ラムリーザ「いや別に吸血鬼始末するのに道徳もクソも無いがw」
ハルコン「今すぐ弓を引き渡せ! 二度目は無いぞ!」
ラムリーザ「アーリエルの弓は俺のものだ! 二度も三度も有ーり得る!」
誰がお前なんかにやるか!
リセッテ「ちょっと、星霜の書で……」
ハルコン「く……、そうか、ならば仕方あるまい! 骨から肉を引き千切ってくれる!」
ハルコンとの最終決戦が今始まった!
星霜の書はただ読むだけのものだと思うか?
ハルコン「まさか星霜の書で殴りつけてくるとはな……、油断した」
ハルコンも本気を出してきたようだ。
ワープか……
なるほど、これだと攻撃を当てるのは難しいってことだな。
ワープを繰り返し、火の玉を撃ちつけて来る作戦に出たようだな。
星霜の書で火の粉を振り払って――
ハルコン「ふっ、さっきは油断したが、これでお前の攻撃も封じたも同然だ」
ラムリーザ「ちっ、こっちに来やがれ!」
ハルコン「ふははは! お遊びは十分だ、決着をつけるぞ!」
危ねーな!
ワープと火の玉攻撃を繰り出してくるが、これでハルコンは自分が優位だと思うだろう(^ω^)
さてと、十分と油断は誘ったかな。
お遊びはこれまでだ! パオー!!(謎)
気が付かれないように、星霜の書からアーリエルの弓に持ち替える――
ハルコンは星霜の書で殴られないよう、十分に間合いを取っている。
一方的に攻撃が出来ると思っていることだろう。
隙あり!
ハルコン「何?!」
ラムリーザ「これでおしまいだ!」
食らえ! 太陽神の矢!
ハルコン「そんな……、セラーナ……、実の父をお前は……」
ラムリーザ「セラーナは何もしていない! やったのは俺だ!」
そしてハルコンは崩れ去った――
ふぃ……
これで、終わったんだよな?
イスラン「そうか、バケモノは始末したか。君はスカイリムを救ってくれたのだ」
ラムリーザ「また救世の英雄か、必要なら何度でも救ってやるよ。俺はこの世界が好きだしな」
イスラン「吸血鬼どもが居なくなっても戦いは続く。砦に戻ったら、仕事が山ほど待っているぞ」
ラムリーザ「それは遠慮しときます……(。-`ω´-)」
イスラン「君が協力してくれたら光栄だよ」
ラムリーザ「前向きに検討しておきます……(。-`ω´-)」
こうして俺は、またしても救世の英雄になったのであった。
~ Congratulation ~
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