ドーンガード編31 ~先人の湿地にて~

 
シドゲイル「酒だ、酒を持って来い!」
ラムリーザ「呼びつけておいて、なんや!」
シドゲイル「リフテンで作られた、新鮮で本物のブラックブライアのハチミツ酒だ」
 

 仕方ねーな! 買って来てやるよ!
 俺はリフテン、嫌いなんだよ!
 ハチミツ酒売ってるところはなぁ……
 鍛冶屋の傍なんだよ!!
 
 「先人の湿地」という場所を探しに行くつもりだったが、何故か突然ファルクリースの首長シドゲイルに呼びつけられてしまった。
 何事かと思って駆けつけたら、「酒が欲しい」とか……
 
 このボンボン野郎(#^ω^)ピキピキ
 
 言われるままに、リフテンとファルクリース往復することになってしまった。
 そしてリフテンから戻る途中、ふと立ち寄った場所は、自然の中に出来た洞窟のような場所だった。

 そこはシダの生い茂る場所。
 
セラーナ「ご覧になって。何世紀もの間、誰一人訪れなかった場所ですわよ」
リセッテ「まさか、ここが先人の湿地?」
セラーナ「スカイリムに二つとない場所だわ。なんて美しいのかしら」
ラムリーザ「くあぁ……(あくび)」
 

 湿地と言えば湿地。
 間欠泉から湧き出る水、滝から流れ落ちる水。
 それらが溜まって湿地を作り上げている。
 
 

 湿地の中央には、何らかの刃物が祭られていた。
 
ラムリーザ「これは何ぞ?」
セラーナ「とにかくナイフが手に入りましたわ」
リセッテ「つまり、ドローナイフってことね」
セラーナ「お次はカンティクルの木を探し当てる番ですわね」
 
 星霜の書を読むためには、聖蚕を集めなければならない。
 聖蚕を集めるには、カンティクルの木の樹皮が必要だと言う。
 そして、樹皮を慎重にはがすには、ドローナイフと呼ばれる特別な道具を使わなければならない。
 
 まずドローナイフは見つかったようだ。
 お次はカンティクルの木……
 

 近くに生えている木、これで良いのか?

 とりあえず削ってみよう。
 
セラーナ「あの蚕がデキソンの言っていた通りに樹皮が大好きだといいのですけど」
ラムリーザ「蚕と言えば、そこら辺を舞っているあれか」
セラーナ「ご覧になって、すっかりあなたの味をしめたみたいですわ」
リセッテ「物好きな蚕も居るものねw」
ラムリーザ「どういう意味だw」
 

 蚕が寄ってきた!
 虫を纏う、虫使い……、虫笛……、その者青き衣を……、金色の花びら散らして……

ウラッグ「下手な歌だな……」
 
 失礼な幻聴だな……(。-`ω´-)
 
 こほん
 
 とにかく、この辺りを漂っている聖蚕を集めたら良いわけだな。

 よく見ると、結構漂っている。
 傍に寄るだけで、カンティクルの木に誘われて群がってくるようだ。
 しばらくの間、聖蚕を集めることに集中することにする。
 蚕が集まれば集まるほど、辺りが輝くように感じるのは気のせい?
 
 しかし問題はこれからなんだよな……
 
ラムリーザ「大分集まったし、かなり光っているよな」
セラーナ「あそこに戻って、書が読めるかどうか確かめましょう」
ラムリーザ「リセッテ……、顔を良く見せてくれ……」
リセッテ「どうしたのよ?」

ラムリーザ「いや……、これが見納めになるかもしれないから……」
リセッテ「…………」
 
 
 これから星霜の書を読むのだ。
 リセッテの顔を見るのもこれで最後になるかもしれないのだよな……
 
 
 
 




 
 
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Posted by ラムリーザ