ドーンガード編30 ~誘拐されたリセッテ~
さ~て、今日も「わんわんお」と遊びながら小説でも書くかな。
それとも魔導師として一人前になるかな~?
フロレンティウス「なにぼんやりしている、アーケイから悪い報せが届いたんだ」
ラムリーザ「なんぞ?」
フロレンティウス「奥さんがさらわれた!」
ラムリーザ「お前のか?!」
フロレンティウス「違う、俺は独身だ。あんたのだ!」
ラムリーザ「な、なんだとおーーーうっ?!」
な、なんてこったい!
まさか吸血鬼がリセッテを誘拐するなんて……
しかし、いつの間に?!
異世界にうつつを抜かしていた間か?!
くそ、俺が悪いんだ……
星霜の書を恐れてぐずぐずしていたからこんなことになったんだ……
わかったよ。
吸血鬼は本気で俺を敵に回すってことだな。
思い知らせてやる!
フロレンティウス「アーケイは生や死をはっきり言わない。彼女は生きているのか?」
ラムリーザ「おま……」
フロレンティウス「まだ希望はあるはずだ! 場所はホルテッド・ストリームだ!」
待ってろよリセッテ!
ここか……
以前来た所だけど、また沸いてきたか!
ほんと吸血鬼ってゴキブリみたいな連中だよなーあっ!
ここにリセッテが囚われているのか……
全軍突入じゃあ!
っと待った!
ラムリーザ「だ、大丈夫か?!」
リセッテ「あなた、来てくれると思ってたわ。思ったとおりよ!」
リセッテ「心配しないで、大丈夫よ」
ラムリーザ「俺は怒ったぞ! 吸血鬼は、根絶やしだ!!!」
セラーナ「…………(汗)」
この奥に、リセッテを捕らえたやつらが居るのは分かっている!
全軍かかれ!
吸血鬼は一匹たりとも存在させぬわ!
血に餓えたキ○ガイめ!
血が欲しければ自分の腕に噛み付いて、自分の血吸ってたらいいんだよっ。
そしたらグルグルまわって永久機関、誰にも迷惑かけない。
俺はこの時誓った。
何が何でもハルコンは滅ぼしてやる……、と。
お前らは、一番やってはいけないことをやらかした。
ラムリーザ「星霜の書を読みに行くぞ。ぐずぐずしてられない!」
リセッテ「もう、私は大丈夫だから、いきり立たないで」
今回入手したもの
261G
アメジスト
ガーネット(上質)
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