ソウル・ケルンにて4 ~尖塔の番人~
ヴァレリカはセラーナの意思を受け取り、星霜の書を提供してくれることになった。
しかし、ヴァレリカは障壁の中に閉じ込められているため、まずはこの障壁を取り除く必要がある。
障壁を取り除くには、尖塔のうち一番高いものを探し、そこの番人を倒す必要がある。
尖塔――
頂上にエネルギーが集まっているみたいだな。
番人はあいつか……
周囲に居るのが、取り込まれている魂ってことかな。
いつもので片付けますか。
Snipe!
番人は、矢を撃ち込まれると黒い煙のようなものを出して消え去ってしまった。
ラムリーザ「これでいいのか?」
セラーナ「尖塔は全部で3ヶ所あるみたいですわ。あと2ヶ所片付けましょう」
3ヶ所か。
尖塔はおそらく全て同じような形をしているに違いない。
ああいうのを目指せばよいわけだ。
………
……
…
ここだな。
頂点はエネルギー体、そして魂が取り囲んでいる。
番人は――
――居た!
Snipe!
同じように黒い煙に紛れて消え去る番人。
特攻隊の二匹が居なかったら、ほんと戦いはスマートですなー。
残るは1ヶ所だな。
ダーネウィールとかいうのが襲い掛かってこなければよいが……
…………
……
…
あれか。
浮いているように見えるが?
真下に行くと、エネルギーが溜まった井戸のようなものがあった。
浮いている塔に登れるようなところは……、無い。
セラーナ「恐らくここに飛び込むと進めますわ」
ラムリーザ「旅の扉だな」
飛び込んでみると――
――違う位置にワープしてしまったぞ。
ここはどこだ?
見下ろすと、先ほどのエネルギー井戸のようなものが見える。
つまり、浮いている塔にワープしたことになるのか。
ソウル・ケルンの癖にハイテクだぞ?
囚われた魂と番人だ。
番人って、顔の周りがモヤで覆われていて顔がわからないところが不気味と言うかなんというか。
そもそもこの世界自体が不気味なんだけどね。
それでは最後のお仕事と行きますか。
おしまいっ!
ふぃ……
尖塔の番人は全て始末したことになる。
これで障壁は消えたはずだな。
ヴァレリカの所に戻るか。
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