ソウル・ケルンにて3 ~ヴァレリカ~
待てよ?
ソウル・ケルンをあちこちうろうろしているが、目的はセラーナの母親ヴァレリカに会うことだったような気がする。
そして星霜の書を頂くんだったな。
危ない危ない忘れるところだった(。-`ω´-)
障壁の中に人がいるけど、ひょっとしてあの人がそう?
アルヴァクに乗って飛ばしてきたために、セラーナはまだ到着していない。
セラーナに確認してもらわなければな。
しばらく待つか……
………
……
…
ヴァレリカ「神よ……、まさか、セラーナ?!」
セラーナ「本物ですの? 信じられませんわ!」
どうやら再会できたようですな。
セラーナとヴァレリカは、再開を喜ぶのもつかの間、すぐに父親のことについて話し始めた。
よっぽど父親が問題になっているようだなw
ヴァレリカは、すでに父ハルコンがお告げの解読方法を見つけたと勘違いしたが、セラーナの父を止めるため発言でようやく俺の存在に気がついた。
どうやら俺は「よそ者」らしいw
なんだかここに連れてきたことがマズイみたいで……
吸血鬼じゃないと、ダメですか~(;´Д`)
なぜ俺がセラーナと同行しているのかを訪ねてきた。
う~む……(。-`ω´-)
なんでだろうね。
セラーナの方から同行を申し入れて来たんだがなぁ……
だから、俺は正直に答えることにした。
ラムリーザ「犯人はマグナ――、じゃなくて、星霜の書を取りに来ただけだ。」
ヴァレリカ「あなたの最初の動機は、どうやら強欲だったようね」
……どうもやりにくい。
セラーナが、ハルコンがお告げを実現するのを防ぐために全てを犠牲にしてきたということを説明してくれると思っていたようだが
星霜の書を守るためだけに、あの墓――ディムホロウ墓地――に置いてただけだと思う? とか聞いてくるが……
知らんがなw
デキソンが二つの星霜の書が要ると言うから、こうして探しているんじゃないか。
ラムリーザ「だからこそ星霜の書を取りに来たんだよ」
ヴァレリカ「書は目的達成の手段に過ぎない。太陽の専制への鍵はセラーナ自身よ」
ラムリーザ「なんやそれ?」
彼女の話はよくわからんかったが、太陽の専制の成就には、セラーナの血が必要だということはわかった。
ハルコンがアーリエルの弓を手に入れて、セラーナの血で武器を染めれば、太陽の専制が完成するんだとか。
その時、セラーナは死ぬであろうと。
太陽の専制というのがどういうものかよくわからんが、とりあえずあまりいい響きではない。
そんなことはさせないつもりだ。
ヴァレリカ「では、厳密にはどうやって彼を止めるつもり?」
ラムリーザ「簡単なことだ、ハルコンを殺す」
ヴァレリカ「それを信じるなら、私が当初にらんだよりも上を行く愚か者ね」
やっぱりこの人嫌いw
いや、人じゃなくて吸血鬼かw
所詮吸血鬼、俺とは合わないのさ。
俺が愚か者なら貴様はちゃんちゃんだろう。
なんとなくげんこつ喰らわせてやりたくなったが障壁が俺を阻む……
ヴァレリカ「セラーナや私達の苦境はお構いなしなのね?」
ラムリーザ「とにかく、星霜の書を取りに来ただけだ」
ヴァレリカ「なるほど、太陽の専制を阻止するためだけに来たのね。セラーナが犠牲になろうと、他の何も重要ではない」
ラムリーザ「俺の大事なものはリセッテだけだ。あとおまけで『わんわんお』……いや、他の仲間もだな」
ヴァレリカ「セラーナ、このよそ者はあなたを追い詰めて動物のように殺す者たちと手を組んでいるのよ」
セラーナ「その『よそ者』の彼は、お母様が何世紀もの間にしてくれた以上の事を、わずかの間にしてくれましたのよ!」
ラムリーザ「いやぁ、それほどでも……、あるよ!(`・ω・´)」
ヴァレリカ「よくもそんな事を! あなたが父と呼ぶ狂信者から守るために、全てを諦めたのよ!」
口論が始まっちまった……(;´Д`)
ドーンガードには、セラーナの方から接触してきたんだけどなーあ。
それに、俺は星霜の書さえ手に入ればいいんだがな……
そうすれば後はデキソンやイスランがなんとかするでしょうに。
実行部隊はどうせ俺達だろうがな!
母娘の口論は、父のことも交えて続いていたが、この一言で締めくくられた。
セラーナ「私はも一度家族になりたい! でも、それが可能かどうかは分かりません……」
そして父を止めるためには星霜の書が必要だと――
ふむ、家族……か。
俺は父親に追い出される形でスカイリムに飛ばされたんだがのぉ。
まあ恨んではないよ。
そのお陰でリセッテと知り合えたんだし。
ヴァレリカもセラーナの気持ちがわかったようだ。
必要なら星霜の書も与えると。
そのために、この障壁を破る必要があるようだ。
それには、尖塔のうち一番高いものを探す必要がある。
そこは魂から障壁のエネルギーを吸収している所だとか。
それを見張っている番人達を倒せば、障壁は崩れるはずだと。
それと警告が一つ。
ダーネウィールと名乗るドラゴンが、ケルンをうろついているという。
だが、どうせアルドゥイン以下だろう?
あまり気にしない気にしない(^ω^)
というわけで、高い尖塔を探して番人を倒すことになった。