ウィンドヘルムにて5 ~事件の終わり~
ウィンドヘルムでの殺人事件調査は急展開を迎えることになった。
怪しいと思われていた宮廷魔導師は、殺人が発生する時間のパターンを記録してきたというのだ。
そしてそれは今夜、石地区で行われるという……
俺達は張り込みの準備を開始した。
リセッテ「でも、ブッチャーってどんな奴かしら?」
ラムリーザ「額に筋が入っていて、まるまる太ってて、凶器シューズを履いていて――」
ウラッグ「アブドーラではないと何度言わすのだ」
…………(。-`ω´-)
夜を待ちますか……
ところで、石地区ってどこだ?
リセッテ「市場から酒場にかけての辺りっぽいわよ」
ラムリーザ「その辺りを張り込むか」
市場には変わった様子もない。
衛兵が見張っているし、大丈夫だろう。
ではやっぱり酒場か?
俺の知る最初の犠牲者は犠牲者はキャンドルハース・ホールのスザンナ。
キャンドルハース・ホールは酒場だ。
酒場に向かうか……
……と酒場に向かいかけたところで、市場から女性の悲鳴が響いた。
アリバンヤ「誰か助けて! お願い!!」
ブッチャーが出た、市場だったか!!
しかも、明日ではなく今夜突然かよ!!
剣を片手に今にも襲いかかろうとしていたのは、骨董品屋のおっさんじゃないか。
まさかこの人がブッチャーだったとは……
しかしこの大衆の中、堂々と殺人しようとするとはな!
待てやおっさん!
しかし、何かに取り付かれたかの様に聞く耳を持たず、今にも切りかかりそうだ。
衛兵! 何をボンヤリしている!
そこでようやく衛兵も気がつき、取り押さえようと駆け出すが――
いや、間に合わない! 俺がやるしかない!
死ねシーク! じゃなくて、ブッチャー!
ふぃ……
間一髪、俺が居なかったらどうなってたことやら。
全く遅い! 刺す前に捕らえられんで何の為の衛兵か!
アリバンヤ「あ、ありがとうございます、助かった……」
衛兵「まさかこの男がブッチャーだったとはな……」
ラムリーザ「ぼんやりしてんなよ、衛兵さんよ」
ヒジェリムで見つけたアミュレットを身につけてら。
自分のものだったらしいな。
怪しまれずに取り戻すために、買い取ったわけか。
後は執政ヨルレイフに報告して終わりだな。
ウィンドヘルムに大きな貢献をしてくれたということで、衛兵は今後、もう少し好意的になるだろうと。
それはよいことで。
~ Mission Complete ~
ヨルレイフ「ところで、ヒジェリムを買わないか?」
ラムリーザ「絶対に要りません(。-`ω´-)」
誰が買うか、あんな気色悪い家w
それ以外の報酬無しですか?
仕方ない、せめて晩餐に参加するかw
その時、ウルフリックと執政の会話が聞こえてきた。
ウルフリック「かくもウィンドヘルムの境界近く、ウィンターホールドに帝国兵が立てこもるのは望ましくない」
ヨルレイフ「仰る通りです」
ウルフリック「いずれ奪還のために軍を動かすつもりだ」
やめてくれ(;´Д`)
ウィンターホールドだけはそっとしておいてくれ……
おまけ
骨董品屋のおっさんの家にあった宝箱の中身
数々のエンバーミングツールに日記
不規則な破片とやらが、バラバラな遺体のことかいな
どうやら、死んでしまった愛するものを復活するための儀式をしているようなことが書かれているみたいだ。
そこで使われた道具が、古代ノルドが死者をミイラにする時に使っていた、
曲線状の刃であるエンバーミングツール。
……やれやれだ(;´Д`)
今回入手したもの
46G
アメジスト
カリクストの鍵
死霊術師のアミュレット
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