ドーンガード編9 ~反撃作戦開始~
二人の仲間を得た後、再び戻ってきましたドーンガード砦。
なんだか立派な門が出来ていて、修復作業も捗っているようですな。
先日、吸血鬼が攻め込んできたということで懲りたみたいだなw
見張りまできちんと立てて、用心深くなりよいことです。
そのまえにゴソゴソ……
リセッテ「星霜の書を取り出してどうするのよ?」
ラムリーザ「なんかここの連中、星霜の書に過剰反応するからな。こうしておけば自慢できそうだ」
リセッテ「……バカ」
ドーンガード砦に入ると、ガンマーとソリーヌも丁度到着したところのようだった。
イスラン「吸血鬼でないことを確かめる」
確かめる等と言いながら、天井から光を差し込ませてきたぞ?
これで吸血鬼でないことを確かめているということか。
ここでも用心深くなったな、よいことです。
イスラン「ドーンガード砦にようこそ」
イスランは語る、吸血鬼の事、星霜の書の事……
そして各々に仕事を与えている。
ソリーヌには新しいクロスボウの作業場を。
ガンマーにはトロールの檻を、トロールを武装させて戦闘に備えるんだとさ。
ドーンガード軍団自体が獣軍団推進場所だったのか!
なんか気が合いそうだw
あれ、俺の仕事は何なんだ?
イスラン「お前はちょっとおしゃべりをしようか。吸血鬼が何故姿を現したのか、その真相を探ろうではないか」
めんどくさ、話し相手ですか……(。-`ω´-)
まあよい。
ドーンガードも人が増えて賑やかになってきたじゃないか。
俺が初めて来た時は、食堂なんてもぬけの殻だったけど、今はなんかガヤガヤしてらぁ。
それはそうと、みんな「星霜の書」で顔色変えるんだよな。
どやっ、星霜の書!
ラムリーザ「ほれ、俺が持っている星霜の書だ、すごいだろう♪」
リセッテ「やめなさいよ、恥ずかしい……」
デュラック「遊んでいる場合ではない、ソリーヌがクロスボウの改良を手伝ってくれる人を探しているぞ」
ラムリーザ「クロスボウなど、使わん」
リセッテ「私が使うのよ。ソリーヌさん、どういうことかしら?」
ソリーヌ「クロスボウの威力を改良したいんだけど、思いつく事は全部試してしまったの。何か新しいアイデアが欲しいのよ」
リセッテ「何でも手伝うわ」
ソリーヌ「ドゥーマーの設計図がある場所を突き止めたのよ。よかったら取ってきてくれないかしら?」
リセッテ「わかったわ、任せて。あなた、行くわよ」
ラムリーザ「クロスボウなど、使わん」
リセッテ「私が使うの!」
というわけで、まずは攻撃こそ最大の防御。
クロスボウの品質向上から取り掛かることになりました。
どこに行くのかわからんが、設計図を盗み出しにいくらしい。
俺はクロスボウなど使わんが、未熟な兵士がレベルアップすならそれだけ戦力増大ってことだよな。
とりあえずイスランとのおしゃべりは後で良いかw
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