エルダーグリーム聖域
ホワイトランの中央広場にあるギルダーグリーンを蘇らせるためには、エルダーグリームの樹液が必要なのだ。
だが、エルダーグリームは通常の武器では傷つかないという。
ネトルベインは大地から育つ物を憎むハグレイブンが作った武器。
それは自然界に対する強力な武器だと言われている。
その武器を使えば、エルダーグリームを傷つけることができるという。
つまり、その樹液を得るためにはネトルベインという武器が必要ということだ。
ダニカ司祭の依頼で、次はエルダーグリーム聖域に向かうことになった。
そこに同行者が現れたのだ。
モーリスというキナレスの巡礼者。
彼はエルダーグリームを目にすることを長年夢見てきたという。
そして、一緒に旅に出ることを望んできたのだ。
「獣率を下げるため」に、快く同意したものだ(。-`ω´-)
――というわけで、やってきました。
エルダーグリーム聖域
そこは洞窟の中のようだが、光が差し込み木々が茂っている。
ブローテッド・マンの洞窟みたいだな。
聖域の美しい光景や音を楽しむために、キナレスの巡礼者はよくここを訪れるそうだ。
キナレスの与える美の小さなきらめきの場。
素晴らしい場所というが……
なんでもいいや、どちらかというと、ディベラの信者なんですけどね(^ω^)
シェオゴラス?
いや、俺はシロディールの(ry
奥にそびえる巨木。
あれがエルダーグリームかぁ。
樹液を得るためには傍まで行かなければいけないが、
巨大な根が行く手を阻む……
どうやっても進めないのだ?
ラムリーザ「進めん……」
リセッテ「その武器を使えばどうかしら?」
そうか、ネトルベインがあった。
ネトルベインを突きつけると、根は避けるように道を開いていく。
なるほど、こりゃあいいや。
よーし、このまま突き進んで行きますかー。
モーリス「ちょっと待ってくれ!」
ラムリーザ「なんぞ?」
モーリス「この聖なる場所で一体何をしようと言うんだ?!」
ラムリーザ「ん、ギルダーグリーンを回復させる樹液を取りに来たんだが」
モーリス「ホワイトランにある不純な切り株を回復させるために、キナレスの輝かしき驚異を冒涜するというのか?」
ラムリーザ「冒涜ね、ネラカーの企みでアズラを冒涜した俺に怖いものは無い、ふはははは!」
モリス「そんな乱暴な男とは知らなかった……」
俺が敬うのはシロディールの守護者のみだ。
こんなのただの巨木じゃないか。
キナレスの司祭であるダニカが欲しがっているんだから、冒涜も何もなかろうが!
リセッテ「まあまあ、他の手があるのなら、傷つけたりしないわ」
モーリス「……ああ、そうだ。考えがある。聖堂の木は直せないが、新しい木を持っていくことはできる」
リセッテ「それはどうするのかしら?」
モーリス「ついてこい。手を貸すよう、あの木を説得できると思う」
そしてモーリスは、エルダーグリームの前で何やら祈り始めた。
モーリス「エルダーグリームが苗木で祝福してくれた」
ラムリーザ「樹液じゃなくていいのか?」
モーリス「自然の本当の素晴らしさは闇雲な保全ではなく、その再生にあることをダニカに伝えるんだ」
祝福された苗木ね。
これを持って帰るか……
いつの日かこの小さな苗木が、ホワイトランの上にそびえる新たなギルダーグリーンになりますように。
~ Mission Complete ~
前の話へ/目次に戻る/次の話へ