ヘルゲンにて1 ~山賊の住処~
ヘルゲンに吹っ飛ばされなければ、今の俺達は無かっただろう。
それだけに、重要な地の一つであると言えるんだよな。
あの時の俺は、「はよサマーセット島に帰りたい」としか考えていなかった。
リセッテに出会うまで、その気持ちは変わらなかったな。
そのヘルゲンは、アルドゥインの襲撃を受け、今では――
――廃墟となり、山賊の根城と化していた。
うーむ、アンバーガードと同じ状況だ。
山賊のくせに魔法まで使える奴がいる。
魔導師大学崩れか?
乱戦になっちまったい。
でもやっぱりウェアウルフ、怖いです。
ほっといてもガンガン片付けて行ってくれるよシンディング。
ひまつぶしw
もう、見慣れた光景と言えども――
――流石に気の毒すぎ。
最後に残ったのは見張り塔の射手だ。
ここは俺の出番ですな。
それ一発!
どーん
ふぃ
ヘルゲンも随分荒れたものだな。
元々どんな所だったかはあまり覚えてないけど。
リセッテ「ここも山賊にひどく荒らされたようね……」
ラムリーザ「いや違う……」
………
……
…
これはアルドゥインの仕業なんだ。
奴はここで暴れるだけ暴れ――
そして何処かへ飛び去っていったんだな。
………
……
…
リセッテ「珍しくスカイリムの歴史に詳しいのね」
ラムリーザ「そりゃそうだろう。だってあの時俺は……」
ここに居たんだからな……
今回入手したもの
348G 山賊と宝箱から押収
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