新しい旅の始まり
最近街で不穏な噂を聞く。
帝国兵曰く――
吸血鬼が深刻な脅威になりつつある。
リフテンの近くの砦でドーンガードを吸血鬼ハンターか何かで改編しているらしい。
う~む……
スペースヴァンパイアのポテマなら、この俺が完全に葬ったんだがなぁ……
そういう噂の中、俺は久々にテュリウス将軍の呼び出しを食らった。
テュリウス将軍「よく来たな、このデュラックが帝国直々に頼みごとに来たのだ。話を聞いてもらおう」
デュラック「ドーンガードは増しつつある吸血鬼の脅威と戦う気のある者を受け入れている。興味はあるか? あんたはドラゴンボーンだと聞いた、加わってくれるとありがたい」
ラムリーザ「ドーンガード?」
デュラック「吸血鬼ハンターだ。あの化け物どもを排除するのだ」
外の兵士も言っていたな。
しかし吸血鬼の脅威は特に感じていないが、どうしたものだろうか。
話を聞いても、番人だのドーンガードだの、わけわからんな。
番人が吸血鬼達に壊滅させられたと言ってもねぇ……
どうせ吸血鬼なら、スキングラードのハシルドア伯爵に会ってみたいものだ。
デュラック「リフテンの南東にあるドーンガード砦に居るから、興味がわいたら来てくれ」
リセッテ「吸血鬼……」
テュリウス将軍「わしもちょっと気になるのでな、そのことについてお前に調査してもらいたいということだ」
ラムリーザ「ストームクロークとは関係無い話ですね」
リセッテ「調べてみましょうよ」
テュリウス将軍「餞別に、帝国軍としてふさわしい剣を与えよう」
……いよいよ帝国軍だ(。-`ω´-)
ラムリーザ「緑がいいのに?」
テュリウス将軍「緑は帝国のイメージでは無いが、お前が望むならこっちを与えよう」
俺はジ○ダイだ! 帝国軍覚悟しろーっ!
リセッテ「ちょっと! どういうつもり?!」
テュリウス将軍「何だお前は! 突然反乱を起こすな!」
リセッテ「もっ、申し訳ありません! 何やってんのよ、このバカシェオゴラスの信徒!!」
ジョークなのにすごい怒られてしまった……(。-`ω´-)
う~む……
のんびり余生を過ごすつもりだったが、まあよい。
エレン姉やんのサルモールへの勧誘攻めにもうんざりしていることだしな。
さてと、またリフテンか。
リセッテ「待って!」
ラムリーザ「なんぞ?」
リセッテ「ドーンガードの調査も大事だけど、折角だから世界をいろいろ見て回りましょうよ」
ラムリーザ「なるほど、それもありだな」
言われてみたら俺はスカイリムの土地は一部しか知らんわ。
ドーンガードもそのうち訪れるとして、いろいろ見て回るのも悪くないな。
リセッテ「ここから少し行ったところに、ドラゴンブリッジがあるのよ」
ラムリーザ「オダハヴィングを捕まえた、ホワイトランの宮殿か」
リセッテ「それはドラゴンズリーチ!」
ラムリーザ「あれ?」
リセッテ「目指すはドラゴンブリッジ、そしてその後は『想像の地』に行くわよ!」
なんだよ想像の地って?
とりあえず、こうして俺の――いや、俺達の新しい旅が始まった。
~~余談(数日前のとある会話)~~
リッケ特使「ラムリーザと世界を見て回るというのは賛成よ」
リセッテ「何かありそうですね?」
リッケ特使「とりあえず、モーサルに行って欲しいね」
リセッテ「あの人がそこで何かやらかしたのですか?」
リッケ特使「スカイリムの主要人物の集まる講和会議で彼は かくかくしかじか なのよ」
リセッテ「な……、想像の地って……」
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