サブ・ストーリー7-1 ~愛の書・イヴァルステッドにて~
俺の名前はラムリーザ、久しぶりにイヴァルステッドを訪れている。
リセッテさんからソリチュードを出発前に言われていたマーラ聖堂での話をするために来てみた所、以前宿屋で演説していたマラマル司祭は、寄付の話しかしてくれないが、ディンヤ・バリュ司祭は、ちょっとした仕事を紹介してくれた。
マーラの祝福を受けたいのですか?
ラムリーザ「え、ああ……」
とりあえず同意しておこう、リセッテさんの言っていた話はこれかもしれないし。
マーラに手を触れてもらうためには、彼女の手としてこの世で振舞わなければいけないそうだ。
そしてこの地に光をもたらす必要がある……、と。
それは、イヴァルステッドの村に住む女性、ファストレッドの進む道を指し示すこと……
………
……
…
ラムリーザ「ファストレッドさんは~?」
ファストレッド「はいはい~?」
ラムリーザ「ぎょっ!」
ファストレッド「あっ、あなたは……」
やっべ、グラインダーで要らん事した時に怒られた人だ(。-`ω´-)
ファストレッド「もうグラインダーで変な事しないでよ(¬_¬)」
ラムリーザ「わかってますって(;´Д`)」
ファストレッド「で、今度は何の用かしら?」
ラムリーザ「え~と、マーラの件って言えばわかるかな?」
ファストレッド「マーラに頼まれて来たの?」
ラムリーザ「ああ、何に困っているんかいな?」
ファストレッド「それは……」
彼女は、バシアヌスという人を愛していて結婚を望んでいるのだが、彼は結婚したらリフテンに移るつもりだそうな。
だが、父は一人娘を手放したくないようで、リフテン行きは認めてくれないそうだ。
そのことで困っている……、と。
なんやもー、そのバシアヌスってのと幸せになりたいのなら、親父無視してリフテン行けばいいじゃんかよー。
俺なんかさー、サマーセット島離れたくなかったけど、親父に無理やりスカイリム行かされたんだぜw
まあよい――
ええと、ファストレッドのお母さん?
ボティ「えっ? 娘のことですか? きっと男性問題でしょう。そんな悩みを持ってみたいものです」
さて、母親の話では、そのバシアヌスって人には何も不満は無いそうだ。
娘が幸せなら、イヴァルステッドを去るのも良いのだそうで。
だが、バシアヌスはファストレッドの父親ジョフサーを恐れているから踏ん切りがつかないそうで。
だから、父親ジョフサーはボティさんが見張っておくから、娘を幸せにしてやって欲しい……、と。
う~む……
とりあえず父親の話も聞くべきだよ……、な。
ラムリーザ「えっと、ファストレッドのことですがー」
ジョフサー「私の考えを話そう」
父親の話では、数ヶ月前までは、娘はクリメクに夢中だったそうだが、今はバシアヌスに乗り換えた。
つまり、いずれ熱も冷める。
そして若者がイヴァルステッドを去り続けたらこの村はどうなるのだ、と。
それにバシアヌスには娘を任せられない……、と。
要するに、地元で暮らすクリメクと引っ付けってことですかな?
つまり、俺が進む道を指し示さなければならないというのか(;´Д`)
俺ならもしもリセッテさんの父親が俺のことアカンって言ったらどうするかいな。
無理やりサマーセット島なり、シロディールに連れ出しても……、いいものか。
それにはまずリセッテさんが俺のこと愛しているっていう前提条件が必要だなw
とりあえず、クリメクさんに話を――
――と言ってもなぁ。
ラムリーザ「えっと、釣りをしているのですよね……?(´・ω・`)」
クリメク「ああ、なかなか釣れなくて参っちまうぜ!」
ダメだこりゃ……(;´Д`)
父親もなんでこんなおかしな人を推すんだろう……
君がバシアヌスか?
バシアヌスに、ファストレッドとボティの話をしてやった。
ボティは駆け落ちするべきだと言っていたとも。
だがやはり父親ジョフサーの事を気にしているようだ。
バシアヌス「ジョフサー、奴はどうなる? 奴に後を追われたら、マズイ事になるぞ?」
ラムリーザ「リフテンじゃなくて、レヤウィン辺りまで駆け落ちしたらええやんw」
バシアヌス「どこだそれ……」
ラムリーザ「冗談だ、ジョフサーのことはボティが何とかするって言ってたぞ」
バシアヌス「彼女が?! ジョフサーを何とかしてくれるのなら、すべてうまくいくかも知れない!」
バシアヌス「ファストレッドと話をしてくる! 大急ぎで!」
せっかち君じゃのぉ。
………
……
…
お熱いことでw
こうして二人はリフテンを目指すことになったとさ。
精々メイビンの機嫌を損ねないようにして、幸せに暮らすんだぞw
二人で幸せに暮らす……、か。
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