魔導師大学完結編2 ~放置されてたアークメイジ……誰か気付けよw~
俺の名前はラムリーザ、一人前のグレイビアードだがここでは一介の見習い魔導師である。
ジェイザルゴへの報復は追々考えることにして、まずは星霜の書について調べよう。
ドラゴンボーンとしての力が増大されれば、ジェイザルゴへの報復は自然と強烈なものになっていくだろう。
というわけで、何でも知っているもの知りじいさんウラッグを訪ねることにしたのですがーあっ!
マグナスの目……、そういえば暴走していたんだっけ?
ラムリーザ「相変わらず……、やばそうですねぇ(。-`ω´-)」
ミラベル「あなたを吹き飛ばした後、力を放出し終わったかのように静まっていましたが、最近再び動き出したのです」
ラムリーザ「次に吹っ飛ばされたら、今度こそ帝国軍に処刑されますよ(;´Д`)」
アンカノ「そもそもこんなものを大学に持ち込んだのが間違いなのだ」
ミラベル「ところで、サボスは見かけませんでしたか?」
ミラベルさんの話ではあの時、俺だけでなくアークメイジ様も吹っ飛ばされたらしい。
俺がヘルゲンまで吹っ飛ばされたんだ……
俺より軽そうだったアークメイジ様は、それこそ「エルスウェア」まで吹っ飛んだんじゃないのか?
とにかく今は、暴走しない様にアンカノ叔父さんと一緒に慎重に抑えているそうだ。
ミラベル「マグナスの杖とサボスを一刻も早く探してきて下さい」
そうだな、マグナスの目の問題を先に片づけるか……
このままだとさらに被害が広がりそうだしな。
ラビリンシアンのことをミラベルさんに伝えると、「ラビリンシアンのネックレス」をもらうことになった。
これが役に立つだろう、と。
アークメイジ様の捜索は難しいかもしれないが、いよいよラビリンシアンか……
ラムリーザ「おいあほんだら。ちょっと表に出ろや!」
ジェイザルゴ「何? あほんだら? ジェイザルゴはあほんだらではない」
ラムリーザ「お前は魔導を極める為ならどこにでも行くって言ってたな」
ジェイザルゴ「そうだ。もっと学ぶためならジェイザルゴはどこにでも行く。必要とあらば、それこそオブリビオンにでも」
ラムリーザ「オブリビオンとは大層な奴だなw じゃあ話は速いな、ラビリンシアンにこれから行……」
…………中央広場の像に何か引っかかってないか?
…………
…………(´・ω・`)
ジェイザルゴ「どうした?」
どうしたじゃねーよ!
アークメイジ様が像に引っかかって……、死んでる(;´Д`)
ドレビス「何をやっているんだ?」
…………(´・ω・`)
ドレビス「なんと?! アークメイジがこんなところに?!」
こんなところにじゃねーよ!!
つーか、あの時俺が吹っ飛ばされてからずっとこのまんまだったのかよ……
可哀そうなアークメイジ様……(´・ω・`)
……マグナスの目の暴走でみんな大変だったかもしれないが、誰か気付いてあげろよ(;´Д`)
大学の連中、揃いも揃ってみんな『あほんだら』じゃ!
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