魔導師大学完結編1 ~どこまでも自信満々なやつ~
俺の名前はラムリーザ、一人前のグレイビアードであるジェイザルゴ(偽名)。
ドラゴンレンドはグレイビアードの主のパーサーナックスにも分からないものだった。
しかし、星霜の書を使うことで過去に行くことで、ドラゴンレンドを生み出した者から学ぶことができるかもしれない……
星霜の書はどこにあるのか?
パーサーナックスやアーンゲール師に聞いてみたが、そういうものはウィンターホールド大学の者が詳しいだろうということだった。
俺、一応ウィンターホールド大学の者……
しかし、星霜の書など知らんがな(´・ω・`)
まあよい。
アークメイジ様や、物知りウラッグのじいさんなら知っているかもな。
というわけで星霜の書(エルダースクロール)の情報を求めて、ほんと数週間ぶりに魔導師大学に帰還することになったのですがーあっ!
ここにもサルモールの手が伸びていた!(;´Д`)
アンカノ「お……、お前はラムリーザじゃないか! 無事だったのか!」
ラムリーザ「違う! 俺はジェイザルゴだ!!」
アンカノ「…………」
ミラベル「……暴走の衝撃で頭を強く打ったのでしょう……ラムリーザ、私を覚えてますか?」
ラムリーザ「あ、ミラベルさん……と、叔父さん?」
ミラベル「いろいろ大変だったのでしょうね。自分をジェイザルゴだと思い込んでいる……」
ラムリーザ「ジェイザルゴ? そうだ! ここにはあの『あほんだら』が居る!!」
ミラベル「…………」
アンカノ「待て、ラムリーザ。ここは魔導師大学だ、そんな格好してないで着替えることだ」
ラムリーザ「……はい(。-`ω´-)」
アンカノ「あと弓は……持ってないな。よし、とりあえず今日はゆっくり休め」
相変わらず叔父さんは堅苦しいな……
しかし!
星霜の書?
マグナスの目?
知るか!
俺は俺のやりたい事をやることに決めたんだ。
今一番やりたいことは、あの『あほんだら』にパイルドライバーとバックドロップをぶっこむことだーっ!
ラムリーザ「おい! このあほんだら! ここで会ったが百年目!! 覚悟はできているだろうな?!」
ジェイザルゴ「何?あほんだら? ジェイザルゴはあほんだらではない。そんなことよりも、この者は巻物の効果がどうだったかの報告を待っている」
ラムリーザ「爆発しやがったぞ、俺を殺す気だったのかーっ?!」
ジェイザルゴ「何? 爆発した? いや、違う。そうはなってなかった」
ラムリーザ「じゃあお前、自分で使ってみろよ」
ジェイザルゴ「わざとじゃなかったんだ、本当さ。確かにジェイザルゴはちょっと心配だった。もしかしたらその、不具合があるんじゃないかと」
ラムリーザ「不具合だぁ?! 俺でベータテストすんな!」
ジェイザルゴ「お前を危険にさらしたのは本意じゃない!」
トルフディル「これこれ、何を騒いでいるのかね?」
ラムリーザ「……もういい!」
あーもー、くそっ!
邪魔が入っちまったい!
もう知らん……
もう寝よう……
ジェイザルゴ「(ラムリーザ……ジェイザルゴはお前が無事と分かって嬉しい。五体満足でいてくれて。こんな事までしてくれるなんて、お前は良き友だ。この者はこの恩を忘れてはならない)」
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