こぼれ話 ~すくぅ~ま1~
俺の名前はラムリーザ、ホワイトランの住民だ。
職業はホワイトランの従士であり薪割り職人でもある。
言葉の意味はわからんが、ドラゴンボーンでもあるらしい。
こらしょっ!
生活費は薪を売ることで得て、夜は酒場にハチミツ酒を飲みにいっている。
なんともセコい従士も居たものだ……。
まあよい。
このハチミツ酒がまた旨いんだよなー。
ところで、この街の外に時々キャラバンがやってくるんだ。
エルスウェアからやってきたカジートの行商人。
ラムリーザ「何故街の中で商売しないんだい?」
ジョー「入れてくれないんだよ、衛兵は俺達をスクゥーマの密売人だと思っているのさ」
ラムリーザ「スカイリムって差別多いよな、ウィンドヘルムだけかと思ってたけど、ここもか……」
リサード「何か買って行っていかないかい?」
スクゥーマ……、ムーンシュガーを原料とした所謂麻薬……、サマーセット島では単純所持だけでも逮捕拘禁間違い無し。
そんなものを売っている麻薬密売人なら締めだされても仕方ないわな。
でもカジートだからって麻薬密売人って決めつけゃいけない。
ウィンドヘルムではダークエルフだからって、スパイと決めつけていたよな?
俺は差別主義者ではない、せっかくだから何か買っていくか……。
とりあえず矢の補給もしとくか、街の周りで狩りをするのも楽しみだしな。
あとは、エルスウェア産の珍しい物でも。
……って、お前ら!!
堂々と売ってるじゃねーか!!ww
原料のムーンシュガーまで売ってやがる!!
ラムリーザ「全部没収だ!」
リサード「まいどありっ」
ラムリーザ「しまった、金払ってしまったあぁぁ!!」
リサード「兄ちゃん、グイっといってみなよ、ハイになれるぜー」
ラムリーザ「誰が飲むか!飲まんでも俺はハイエルフだ!!」
くっそー、こいつら締め出されて当然のやつらだーっ!
満面の笑顔でとんでもないもの売ってやがる!
謎のどば菌に冒されてくたばっちまえ!
……で、これどうしよう(´・ω・`)
わざわざ買った物を捨てるのももったいないし……
かと言って、使用するなんてとんでもない……
ベレソアの雑貨屋に、薪と一緒に売り払うか?
彼はガラクタでさえ宝に見えるらしいので、この麻薬も宝物と見てくれるはず。
……
待てよ?
いかん!
そんなことしたら俺が『スクゥーマ販売人』になっちまうじゃねーか!
それにムーンシュガー、スクゥーマ製造業者まっしぐら!
俺の人生\(^o^)/
……自宅に隠しておくか(´・ω・`)
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