ドラゴンボーン編7 ~従士と従者とマイホーム~
ドーヴァーーーキーーーーーン!!!
ラムリーザ「ななななんだいまのは」
エイドリアン「晴れているのに雷って珍しいわね」
ラムリーザ「ドバキンって何? 『どば菌』? なんか悪い病気でも流行ってんの?」
エイドリアン「知らないわ、仕事の邪魔だから用が無いなら行ってちょうだい」
ラムリーザ「あ、さっきの戦いで矢が減ってたんだ、売って」
エイドリアン「まいど」
どうやら俺はドラゴンボーンらしい。
言葉の意味はわからんが、とにかくすごい偉そうだw
でも、なんだか街では俺の事が噂になりまくりんぐ。
なんかいつのまにやら有名人に……。
しかし『どば菌』……、ドラゴンも叫んでいたような……
なんか気味悪いので、どば菌に感染する前に、はよ一人前になってサマーセット島に帰らなくちゃ。
まあよい。
とりあえず首長に報告だ。
バルグルーフ「西の監視等でいったい何があったんだ?」
ラムリーザ「ドラゴンが襲い掛かってきたのを迎撃するのに成功しました」
バルグルーフ「なるほど」
ラムリーザ「あと……、自分はなんかドラゴンボーンってことになったみたい……」
バルグルーフ「そうか……、グレイビアードがお前を呼び出していたのは本当だったんだな」
ラムリーザ「そ、そうですか」
フロンガル「雷鳴を聞かなかったのか?あれはドラゴンボーンをハイフロスガーに召還している声だ」
バルグルーフ「お前が本当にドラゴンボーンなら、グレイビアードに声の使い方を学ぶがよい」
ラムリーザ「は……、はぁ……」
あ、そうそう。ドラゴン迎撃の功績が評価されて、従士に昇格してくれたんだな。
リディアっていう従者もつけてくれたし。
う~ん、俺より強そうだ(。-`ω´-)
しかしなんというか……なんか俺、急に偉くなりまくりんぐ?
これで一人前? サマーセット島に帰っても、親父に怒られない?
待てよ……?
これは『ホワイトランの従士』であって、故郷の従士になったわけじゃないぞ?
ここでは一人前でも結局故郷では何の実績も無いぞ?
あれ?
俺、どうやったら大手を振って故郷に帰れるの?(´・ω・`)
……と悩んでたけど、まいっか、ホワイトランに家までもらえたし。
別に急いで故郷に帰る必要もない、な。
これがおれんち♪
やったー、なんか知らんけど、これで誰にも文句言われずのんびりできるぞー♪
ここ俺の家、ここ俺の家。
あれ、リディアも住み込むの?
まだ結婚もしてないのに……。
え? 護衛?
そりゃあどうも。
おおー、ちゃんとベッドまであるじゃないですかーっ。
さて……、ひとまず眠るかなw
いや、まずはとりあえず、歯を磨いておくか。
んじゃ、おやすみw
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