見習い魔導師編8 ~ムズルフトの遺跡で見たもの~
さてっ、今回は再び遠出。
他の同期は大学敷地内で研究や演習に明け暮れているんだけど、なんで俺だけこんな仕事がまわって来まくるんだろう。
すでに実戦投入できるって評価されているのかな、ふふっ。
本当は、大学でゴロゴロしていたいんだけどなぁ・・実力者はつらいぜっ。
叔父さんも認めつつあるみたいだし。
ラムリーザ「あ、叔父さん。マグナスの目が気になりますか?」
アンカノ「うむ、少しばかりな。ムズルフトの遺跡へ行くそうじゃないか、がんばってるようだな」
ラムリーザ「いやぁ、それほどでも……(。-`ω´-)」
アンカノ「お前がスカイリムで何をやろうが、私には関係ないことだが、一つ忠告しておいてやろう」
ラムリーザ「ふむふむ」
アンカノ「もしお前がスカイリムの者と仲良くしたいと考えるのなら、サルモールのことは口に出さない事だ」
ラムリーザ「叔父さんがサルモールの一員だってこと?」
アンカノ「後ろ盾になると考えるなよ、逆に憎悪の対象になりかねん」
ラムリーザ「肝に銘じておきます。じゃ、行ってくる」
アンカノ「うむ、気をつけろよ」
~ 現実 ~
アンカノ「ラムリーザは、ほっといたらすぐにグウタラ生活始めるから、遠出の仕事があれば奴にやらせるがよい」
トルフディル「なるほど、わかった」
ミラベル「ではムズルフトの遺跡へは、彼を行かせましょう」
~ 以上 ~
ミラベルさんの話では、ムズルフトの遺跡にまだ居るであろうサイノッドの研究者に聞けば、マグナスの杖の在処が分かるかもしれないんだとさ。
ちなみにサイノッドとは、シロディールを拠点として活動している魔導師。帝都のお膝元か、偉いんだろうな……。
ってなわけで遺跡に向かうために南下することにしたんだな。
(場所はトルフディル先生がまた地図に記しつけてくれたしw)
あ、そうそう。
途中、大きな都市ウィンドヘルムに立ち寄ったんだけど、首長を始め、なんか「スカイリムはノルドの物だ!」なんて言ってるんだな。
ダークエルフなんて露骨に差別されていたし……、ハイエルフの俺もやばいよな……。
ってなわけで、そそくさと立ち去ったわけなんですわーあ。
やだねー、差別主義者って……。
というわけで、ムズルフトの遺跡。
なにこれハイテク?
このランプ、無茶苦茶欲しいんですがー!
周囲にはなんか機械仕掛けの蜘蛛みたいなのがカタカタと。
どんな仕組みだろ……、って見ていたらいきなり攻撃してきたので、片っぱしから壊していったけどねっw
過去は今よりも文明が発達していたなんてたまに聞く事があるけど、ここがまさにそうだよな。
周囲は歯車がギシギシうるさいんですがー。
ラムリーザ「歯車に挟まれた、ギヤー」
……
…………
むなしい寂しい(´・ω・`)
次の遠出にはジェイザルゴでも無理やり連れていこう。
しかしサイノッドの研究者といっても、みんな死んでまってるがな……。
なるほど、霊感少女技能を使って研究者の霊と交信しろってことで、俺が送り込まれたわけだなっ。
サイノッドの研究者「おい」
ラムリーザ「うおっ、幽霊でたー!」
研究者「落ち着け、俺は生きている。クリスタルは落ちてなかったか?」
ラムリーザ「途中で拾ったこれ(フォーカス・クリスタル)ですか?」
研究者「おお、これで研究の続きができる、ついてこい」
研究者「よし、クリスタルを中央に置くんだ。調整はそれからだ」
う~む、ハイテク。
レンズを暖めたり冷やしたりして角度を調節して……と、なんか天井グルグルまわして光を一点に集中させてみると……。
おお……、タムリエル!
中央が首都のシロディールで、中央上が今自分達が居るスカイリム。
右がモロウィンド、ブレリナの故郷だな。
そして消えかかっているけど左下の島が、俺の故郷のサマーセット島……はよ帰りたいのぉ。
研究者「なんてことだ! こんなはずでは!!」
ラムリーザ「これは世界地図表示のための施設じゃないのですか?」
研究者「これは、ぶわーって光り輝くはずだったんだかせお前のせいで失敗した!」
ラムリーザ「知らんがな(´・ω・`)」
研究者「大学でよからぬことをやっているんだろ!」
ラムリーザ「緑色魔法の開発や、地下でゾンビや神を飼っていることかいな……」
研究者「俺はシロディールに帰る! 大学が変なことしているって報告してやるからな!」
ラムリーザ「あ、待って、マグナスの杖ってどこにあるのですか?」
研究者「ラビリンシアンにある! もう話しかけんな!」
ラムリーザ「何一人でキレてんだよもー……(´・ω・`)」
まぁいいや、マグナスの杖はラビリンシアンって所にあるってわかったことだし、大学帰って寝よ。
っと、アークメイジ様に報告するのが先ですな。
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