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ダークネス・リターンズ ~黄昏の墓所~

 
 俺は、失意のまま黄昏の墓所に向かった。

 シャヴァーリの仇討ちは、ギルドの問題が片付いてからでもいいだろう……
 カーリアの話からすれば、ノクターナルは我々に幸運をもたらすと言う。
 仇討ちにも幸運が働くことを期待して……
 
 
 不壊のピックを黄昏の墓所に持ち帰らなければならないのだ。
 だが、不壊のピックが黄昏の墓所から盗まれた時に、最奥聖域への通路は経たれてしまった。
 だから、持ち帰るには「巡礼の道」を通るより他はない。
 巡礼の道を歩き通す事ができたら、その者は影の一人になるというが……
 
 どういうことなんだろう?
 
 
 ――と、カーリアから聞いた事を思い出しながら、黄昏の墓所へと入ってみると、正面から青白い光が近づいてきた。
 人の形をした光だ。

 彼は、一人で墓所を守っている最後のナイチンゲールの衛士だと言った。
 仲間のひとりに裏切られ、ここで起きたことは自分のせいだと言う。
 そして、もっと用心深くしていたら、メルセルは不壊のピックを盗むことはできなかったし、自分をこの運命に引き込まれることもなかっただろう、と。
 
 待てよ?
 ということは……
 
レイジィ「お前はガルスか?」
ガルス「その名前を聞くのはずいぶん久しぶりだ。どうやって私を知った?」
レイジィ「話はカーリアから聞いたし、現に不壊のピックを持ってきた」
ガルス「カーリア……、彼女はまだ生きているのか。メルセルの裏切りの犠牲者になったのではないかと心配していたんだ」
レイジィ「メルセルは死んだよ……」
ガルス「そうか、無事に終わったのなら、私の死も無駄ではなかった。大きな借りを作ってしまったな、ナイチンゲールよ」
レイジィ「まだ終わっていないな、不壊のピックを返さなければ……」
 
 ギルドにもたらされた被害をなんとかするには、エボンメアへ向かい不壊のピックを納めるしかない。
 エボンメアは、エバーグロームと呼ばれるノクターナルの領界への通路。
 その通路をもって、ノクターナルは我々の世界に影響を及ぼしているそうな。
 魔術や祝福を通じてでなく、純粋なる運によっての影響を……
 
 だが、メルセルが鍵を盗んだ時、エボンメアの通路は閉じてしまった。
 だから巡礼の道を辿るしかないというのだ。
 
 
 ガルスに教えてもらった日記に、巡礼の道を辿る手がかりがあると言うが……
 
 この広間の隅に転がっていた遺体、すでに白骨化していたが……
 巡礼の道の試練に関して書かれている日記を見つけた。
 
 道には5つの試練があると書かれているが……
 
 
 
第一の試練
【過去の影、闇の歩哨。彼らは果てしなくさまよい、不純な者に速やかな死を与える】
 

 闇の歩哨とはこの影のことか?
 過去のナイチンゲールの影だ。
 不純な者、俺は盗賊だから不純か?
 
ナイチンゲールの衛士「存在を感じるぞ……、愚かなる生ける者……」
レイジィ「…………」
 
 不純とは奴らから見て、生ける者のことだったか。
 

 見つかってないよな?
 
 
 どうやら無事にやり過ごせたようなので、先に進むことにする。
 
 
 続く――
 
 
 
 
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©発行年-2020 らむのゲーム日記