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沈黙の会話 ~雪帷の聖域~

 
メルセル「この臭いは……、ここは死の臭いがするな。気をつけろよ」
 
 カーリアの後を追って雪帷の聖域を進んでいく俺とメルセル。
 盗賊ギルドがグダグダになったのも、カーリアが先代マスターを殺害したからだと聞く。
 だが何故そんなことをしたのか?
 その真相を確かめるためにも、とにかくここを進んでいくしかない。
 
メルセル「あそこにあるレバーを引け、トゲには気をつけろよ」

 確かにレバーがある。そして通路は塞がれている。
 レバーを引くと扉が開く、そういう仕組みなのは分かる。
 だが、目の前にトゲ付きの仕掛け壁があるのも確かだ。
 レバーを引くと、壁がこっちに迫ってくる仕組みだというのも予想がつく。
 
 レバーを引いたらすぐにその場を離れないとな――

 やはりな……
 
 
 ここは古代の遺跡でもある。
 通路にはドラウグルと呼ばれるノルドのミイラが徘徊しているのだ。

 マズいな……
 
 だがメルセルが果敢にも立ち向かっていく。

 ドラウグルは全てメルセルが片付けた。
 俺は盗賊としての仕事は一流でも、戦闘はさほど……、なんだ。
 
 まぁ、いざとなったら得意の「レイジィ雪崩落とし」をぶちかましてやるけどな!
 
メルセル「いいか、カーリアを見つけたら、絶対にためらうな。彼女を殺せ」
レイジィ「真相を聞きだすのではないですか?」
メルセル「指示する立場にあるのはこっちだというのを忘れるな」
レイジィ「……分かった。」
 
 死ぬ前に真相を突き止めるのじゃなかったのかよ……
 俺の中で、徐々にメルセルに対する不信感が大きくなってくるのが感じられるが、
 だからと言ってマスターに楯突く気は無い。
 
 
 遺跡は相変わらずドラウグルがいるが、極力戦いは避けて進むことにする。

 ここも、隙を見て通路を切り開くのだ。
 あまり騒ぐと、それでカーリアに存在を気づかせることにもなるからな。
 
メルセル「骨のチャイムか……、巧妙だな。ドラウグルを起こすための仕掛けだろう、引っ掛かるなよ」

 なるほど……
 吊るされた骨に触れると音が鳴り響き、棺で眠っているドラウグルが動き出すって仕組みか。
 
 慎重に進み、骨のチャイムを回避する。
 分かりやすいトラップで引っ掛かっていたら、それこそマヌケだ。
 

 途中、模型船を見つけた。
 こういうアイテムは、デルビンに持っていくと喜ばれて報酬をくれる物だ。
 
 だが待てよ?

 足元は油でいっぱいだ。
 上を見ると火種の入った壷が吊るされている。
 
 俺の予想では、この模型を取ると、壷が落ちてくる仕組みだと思う。
 だから、模型を取ったら素早く油の海から飛び出すことだ。

 予想通りだ!

 メルセル間一髪w
 ちょっとこれは騒ぎすぎたかな。
 だが、模型船も無視できない。貪欲に利益を追求しなくてはな。
 
 
 そんなこんなで雪帷の聖域を順調に進んでいっているのだ。
 
 
 続く――
 
 
 
 
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