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封じられた地 中編 ~デペンディール・ムーア~

 
 ウェシル砦でアイレイド遺跡の鍵を入手して、再びクヴァッチへと戻ってきた。
 緑娘はグランド・チャンピオンになったかな? 石像はできたかな?
 

 町に入ると、すぐの場所にある戦士ギルドの入り口で、挑発的な衣装とポーズで待っている娘が一人。
 
「あっ、戻ってきた」
「ただいま。グランド・チャンピオンにはなれたかな?」
「あたしここではグランド・レンジャーって呼ばれているよ」
「ほう、レンジャーか。清らかさの徳を積もうとしているのだな」
 
 どうやら緑娘は、一気にクヴァッチの闘技場でグランド・チャンピオン――いや、グランド・レンジャーに登り詰めたようだ。
 これで同じような身分、緑娘も帝国の臣民から同じ台詞で祝福されるがよい。
 でもグランド・チャンピオンみたいなドラマはあったのかな?
 

 さて、真っ先に向かった場所は遺跡に繋がる井戸。
 井戸の中に潜ることによって、夢の世界に行けるという噂を聞いたような気がするが、真相はどうなのでしょうね。
 

 この扉のどこでどうやって鍵を使うのかは説明しにくいが、ロード・ウェシルから奪い取った鍵を使って中へと入るのだった。
 中の構造は、これまでに体験してきたアイレイドの遺跡と変わりはない。
 しばらくの間、地下へと潜っていく感じで、円形の通路と階段を下りてゆく。
 

 そして、入り口付近の外にも居た、装備で固めた幽霊が襲い掛かってきたりする。
 なんだろうか、この幽霊はいったい何を守っているのだろうか?
 ロード・ウェシルはパラダイスがどうのこうのと言っていたが、この奥には楽園があるのだろうか?
 楽園と言っても、マンカー・キャモランの楽園を見てきた今では、それほど期待はできないけどね。
 高校と大学の間で通うことになる学園は、いろいろとエッチなこともできる天国だけどねっ!
 

 幽霊と戦いながら、同時に謎解きもしなければならない。
 たとえばこの部屋は、やたらとスイッチが設置されていて、他に進む道は無い。
 別に間違えたスイッチを押しても、ただのハズレなだけで罠が作動することはない。
 それでもやたらと多い、この部屋だけでも12個はあるのだから正解を見つけるのも大変だ。
 

 後からこの遺跡を追加で調査する研究員向けにメモを残すが、正解のスイッチは二つだけ。
 一つは部屋の入り口から奥の柱にある四つのスイッチのうち、入り口から見て左側にあるここだ。
 このボタンを押すことで、ここから正面に見える石壁が開いて、鉄格子のはまった通路が現れるのだ。
 

 この鉄格子を開くには、手前にある右側のスイッチを押せば大丈夫。
 しかし開いた通路の先にもまたスイッチがたくさんあって、めんどくさいことこの上ない。
 ここは狭い部屋に八つだから、しらみつぶしに押していけば大丈夫。
 

 スイッチ地獄を通り過ぎたら、その先には武器庫があったりする。
 アイレイドのメイスとか、アイレイドの剣などが整然と並んでいる。
 別に要らんし荷物になるので、ここはスルーして先へと進む。
 珍しい魔剣とかならともかく、ただの武器など飾りにもならんのだ。
 

 遺跡の通路を抜けた先は、ちょっとした広間になっていた。
 幽霊が襲い掛かってくるこの場所は、アイレイドの遺跡独特の白い石と、洞窟の土が混在する半分壊れたような場所だった。
 

 この広間には、中央部分がちょっと堀のようになっていて、奥へ進むことができない。
 
「さて、ここから進むには、この堀に飛び込まなければならないようだ」
「また濡れるの?」
「なぁに、慣れたら平気だぞ」
 
 というわけで、先に進む為に堀へと飛び込んだ。
 

 堀の中、水中に横穴が伸びていて、その先は再びアイレイド遺跡特有の扉があったのである。
 結構深くて広い遺跡のようだね。こんな遺跡がクヴァッチの地下に隠されていたとは驚きだ。
 
 

 扉の奥は、水没した遺跡だった。
 周囲は鉄のシャッターで閉ざされていて、中央には開店させるレバーがある。
 簡単だね、これを回せばシャッターが開くといった趣向なのだろう。
 

 思ったとおりシャッターは開いたが、細い通路には振り子のように刃が揺れていた。
 刃が引っ込んだタイミングで泳ぎ抜けなければならないので、割と大変だ。
 
 しかし大変なのは、それだけではなかった。
 この通路は同じような小部屋と回転させるレバー、そして格子状に連なっている刃の通路でできていたのだ。
 同じような光景が続くので、普通に迷う。
 

 地図で表すと、こんな感じ。
 レバーを回してシャッターを開け閉めして道を開放して進んでいく。
 それだけではない。
 マップではわからないが、二層構造になっていてさらに迷いやすくできているのだ。
 
 

 なんとか迷路を通り抜けると、その先は結構広い空間となっていた。
 そして周囲をぐるりと回ってみたが、特に他の場所へと続く通路はなかった。
 あったのは、周囲の壁を少し登ったところにある通路だけだった。
 

「たぶんここが開くと思うから、君はここで待機」
「塞がれた通路の多い、めんどくさい構成ね」
「誰も来たことが無い遺跡は全部こうなのだろう。これまでの遺跡は、誰かが道を作ってくれていたんだ」
 
 前人未到の地を切り開いていくというのも面白いものだね。
 もっとも昔住んでいたアイレイドが作ったものだから、アイレイドは自由に行き来していたのだろうが……
 

 そして、広間の周囲には何も無かったが、中央部に床が抜けている場所があり、その中にまたしてもスイッチがあったりするのだ。
 やたらとスイッチの多い遺跡だね。
 
 ここでも当たりのスイッチを押していく。外れは何も起きないから、手当たり次第だ。
 当たりを引くと、部屋中央のガレキを囲むようになっている場所の床が開いて、そこでも四つのスイッチが出現するのだった。
 どうもいかんね、こういった説明だらけしか語ることの無い場所だと、どうも単調な話となってしまう。
 でも仕方が無い。遺跡探索とはこういうもの。黙々と謎を解いて進むしかないのだ。
 
 四箇所の当たりスイッチを押すと、広間中央の天井からエレベーターのようなものがゆっくりと降りてきた。
 エレベーターは水底で止まり、そのまま何も起きなかった。
 そこで最後に押したスイッチをもう一度押してみると、エレベーターはゆっくりと上昇しはじめた。
 

 素早く飛び乗って、上の階層へと移動する。
 水の中に居た殺人魚も飛び乗ってきたが、まるで漁でもしているような感じになったので無視する。
 

 エレベーターは、途中で壁が突き出ている場所に引っかかって止まり、そこには新しい別のスイッチがあったりする。
 順番にスイッチを押して進んでいく遺跡だね。
 

 突き出た壁の上には、王の破滅という魔剣が置いてあり、石碑まで添えられていた。
 
『この広間に永久に閉じ込められし者、王を抹殺せし者をこの剣に封じる』
 
 なんだろう?
 スナップドラゴンかな?
 
 魔剣を入手して、新しいスイッチを押す。
 すると再びエレベーターは降りはじめたのだった。
 

 再び水面へと逆戻り。
 しかし周囲の壁の上に、先程までは居なかった霊体が出現していた。
 石碑に書かれていた『王を抹殺せし者』を復活させてしまったのかな?
 

 これで俺は、『王を抹殺せし者を抹殺せし者』となったわけだ。
 そんな称号貰っても、別に嬉しくなくなくないからね。
 

 さて、一通りスイッチを押してきたので、緑娘を待たせた場所へと戻ってきた。
 
「あ、さっき目の前の壁が沈んで新しい通路が現れたわ」
「この扉は……、ん、鍵はかかってないね」
 
 
 クウァッチの地下に広がるアイレイドの遺跡探索は続く――
 
 
 
 
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©発行年-2020 らむのゲーム日記