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究極の強奪 その二 ~古き通路、旧道、失われた地下墓地~

 
計画書その二
 旧道の入り口を見つけ出せ。噂では帝都の地下にある下水道のどこかにあるらしい。
(大盗賊の計画より)
 

 グレイ・フォックスから依頼された、最後の大仕事を行っている。
 この仕事が成功すれば、我々の名は伝説となるだろうということらしいのだ。
 

 しかし今の所、やっていることは地味である。
 帝都の庭園地区にあった下水道の入り口から、地下へと侵入するのだ。
 どろぼうさんでも何でもない、ただの下水道管理人もやるようなことである。
 

 下水道へ通じる地下通路は、ネズミが徘徊しているような場所。
 大盗賊最後の仕事にしては、地味そのものである。
 
 目的は、この下水道を通って旧道と呼ばれている古き通路を探すこと。
 

 そこへ向かうには、下水道の中も通らなければならない。
 これは俺にしかできないようなことであり、緑娘は嫌がってやらないだろう。
 
 泥蟹を霊峰の指で蹴散らしつつ、下水道の中をジャボジャボと進んでいく。
 こんな場所には、お祭りで買ったワニの子供を捨てたりして、それが放射性廃棄物の影響で巨大化して襲ってくる可能性があるから油断してはいけない。
 また、人間に酷似した巨大なウズムシが生息していて、人間を宿主にするために噛み付いてくるかもしれない。
 
 とまぁそんな怪物が出てくるわけでもなく、下水道を通り抜けると次は流血路の地下、ブラッドワースクへと辿りついた。
 ここでは、とあるものを思い出させるような物が、いきなり目の前に現れたりしてきた。
 

 これは……
 死霊術師でも住み着いているのか?
 

 天井から逆さづりにして、下に焚き火を炊いてじわじわと殺していく。
 拷問か何か知らないが、ろくでもないものが住み着いている可能性があるので、慎重に進まなければならない。
 ひょっとしたら、帝国が不当に処理した放射性廃棄物の影響で、地下に住む浮浪者が変異してしまった怪物が出てくるかもしれない。
 ん、放射性廃棄物、モンスター作成の動機付けには便利な道具だよな。
 高濃度の魔晄エネルギーに晒されて、ドラム缶の中でモンスター化する現象も、結局は放射性廃棄物の応用だよな。
 

 この流血路の地下では、所々鍵などでは開かない扉で閉ざされている通路がある。
 そんな時は、近くにあるこの巻上げ式の装置で開けてやればよいのだ。
 

 というわけで流血路の地下を通り抜けて、さらに奥へと通じる入り口に辿りついたのであった。
 奥に熊でも倒れているのかと思ったが、ただの泥の山だった。
 

 その奥も、下水道の続きだった。
 何だろうか? この円形は下水処理施設かな?
 他の町には無いみたいだから、やはり帝都は少し進んでいるのだろう。
 

 そしてその処理施設らしき場所を通り過ぎた先に、少し壁に埋もり気味な扉を発見したのだ。
 上部の板と、中部以下の板がずれている。奇妙な扉だな……
 
 

 その扉の先へ進むと、雰囲気は一転して明るい通路となっていた。
 どうやら旧道と呼ばれている古き通路へと辿りついたようだな。
 これで、計画書その二は完了となったのだ。
 
 
 
計画書その三
 旧道内部に帝国宮殿の中心部への入り口がある。サヴィラの石を使い、最も重要となる障害についてだけは占うことができた。その片方で、スプリングヒールの靴を使う必要があるだろう。
(大盗賊の計画より)
 
 
 
 ここで初めて、サヴィラの石は占いの道具だということに気がついた。
 グレイ・フォックスは、サヴィラの石を使いその結果として出てきた占いで行動していたのか。
 

 旧道内部には、リッチやゴースト、骨などがうろうろしていたりする。
 帝都の地下深くにこんな危険な場所があるなんてなぁ……
 こいつらが地上に出てきたらどうする気だろうか?
 

 アンデッドを退治しつつ旧道を先に進むと、今度は失われた地下墓地という場所に辿りついた。
 帝都の地下に、こんな広大な地下空間が広がっていたとはね。
 結構奥へと進んでいる気がするけど、この通路が本当に帝国宮殿の中心部へと続いているのだろうか?
 
 グレイ・フォックスは、旧道はかつて帝国の皇帝たちの脱出ルートとして使われていた通路だと言っていた。
 だが忘れられてからもう数世紀になっている。今の皇帝は、普通に宮殿の入り口から出入りしているもんな。
 

 墓地と言うよりは廃坑だ。
 どこにも遺体は埋葬されていない。
 そして相変わらず、リツチや骨がうろついていて危険な場所だ。
 

 そして失われた地下墓地を進んでいくと、やたらと広い空間に出たのだった。
 正面の通路は鉄格子で塞がれていて、鍵開けなどで開けられるものではない。別の場所に開くための仕組みがあるはずだ。
 広間には高台があり、その上にスイッチが見えているのだ。どこかから登って、スイッチを起動させる必要がありそうだな。
 

 しかし登るための階段は途中で崩れていて、そのまま歩いては登れないようになっていた。
 そこで俺は、計画書の内容を思い出してみた。
 障害を乗り越えるには、スプリングヒールの靴を使う必要があるだろうとのことだった。
 おそらくここで、そのバネ付きの靴を使って飛び越えるのだろうな。
 
 その前に、自力ジャンプで突破できないかと試してみる。
 

 普通に登れた……(。-`ω´-)
 俺って身軽だったんだなw
 
 そんなわけで、広間の高台にあったスイッチを起動させ、行く手を阻んでいた鉄格子を開くことに成功したのだった。
 

 その先は、アイレイドの遺跡でお馴染みの石の扉となっていた。
 これで計画書その三は、完了したことになるのかな。
 
 
続く――
 
 
 
 
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