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光無き眼を向けて 前編 ~グレイ・フォックスからの依頼~

 
 いろいろあったが、再び盗賊ギルドの仕事を再開することにした。
 レックス隊長や衛兵に期待できないとなると、もはや頼れるのは俺自身のみだ。
 東部連峰等で手に入れた盗品を捌きつつ、スクリーヴァの話を聞いてみることにした。
 すると、今度はグレイ・フォックスがじきに仕事を依頼してくるかもしれないという話になったのだ。
 レックス隊長が居なくなったので、いよいよ表に出てくる気になったのか? グレイ・フォックス!
 

「グレイ・フォックス直々の依頼と言うが、どこに現れるものやらさっぱりわからんな」
「どうするの? 見つけたら捕まえるの?」
「いや、その作戦はレックス隊長が居なくなったからできなくなった。そこで次の作戦は、グレイ・フォックスの信頼を得て乗っ取る作戦だ」
「盗賊ギルドを手に入れてどうするのよ」
「生殺しする……」
 
 そんな感じに、帝都の港湾地区で待つことにした。
 グレイ・フォックスがどこに居るのか分からない以上、動き回っても仕方が無い。
 ここはじっくりと待つ場面だね。
 
 
 しばらく待っていると、そこにメスレデルが現れたのだ。
  

「やっとみつけた。あなたにグレイ・フォックスからの伝言があるのよ」
「来たか……」
「ブルーマのヘルヴィアス・シシアの家で、グレイ・フォックスが待っているから会って頂戴」
「うむ……」
 
 いよいよグレイ・フォックスと対面する時が近づいてきたようだな。
 こうして俺は、緑娘と一緒にブルーマの町へと急いだのだ。
 
 ………
 ……
 …
 

「これは極秘任務だから、君は自宅で待機な」
「はぁい、お土産よろしくねっ」
「観光に行くわけではないからな」
 
 さすがに女連れでグレイ・フォックスに会うのも変な話だ。
 しかも緑娘は盗賊ギルドのメンバーではない。
 ここは別行動するのが無難な選択だというものである。
 

 グレイ・フォックスが居るというヘルヴィアス・シシアの家は、特に隠れているとかそういうものはなく、普通にブルーマの一軒家の一つとして存在していた。
 まさかブルーマの衛兵も、ここにグレイ・フォックスが居るとは思うまい。
 
 俺は、「衛兵のみなさーん! ここにグレイフォックスが居ますよーっ!」と叫びたくなる気持ちを抑えて抑えて、家の玄関を潜ったのであった。
 
 一階には誰も居なかったので、地下室へ向かう。
 すると、奥から「来なさい。大事な話がある」と静かに語りかけてくる者が居たのだ。
 

 こいつがグレイ・フォックスか……
 手配書に書かれているものと同じだな。
 仮面を被っているから正体はわからぬが……
 ひょっとしてこいつは影武者の可能性もありうる。なにしろ仮面さえ被っていれば、中身は誰であろうがわからないからな。
 また、別の観点から推測すると、この仮面自体が意思を持っていて、この仮面を身に付けた者を支配する力を持っているのかも知れぬ……
 
「私の伝言を受け取ったようだな」
「こうしてお会いできて光栄です(棒読み)」
「君の才能が必要なのだ。人里離れた僧院に隠されている物がある。それを持ち帰って欲しい」
「わかりました、なんとかしましょう」
 
 ここはグレイ・フォックスの信頼を得る作戦。素直に従い、忠誠を誓っているように見せるのだ。
 
 彼が求めているものは、「サヴィラの石」というもの。
 別名聖蚕会神殿とも呼ばれている、祖モス教団の神殿と呼ばれる場所に隠されているのだ。
 その神殿には、モス教団の盲目僧たちが余生を過ごす場所で、シロディールの北東、シェイディンハルの北側にあるという。
 そこで、彼が事を運ぶために必要な力を持っている、サヴィラの石を手に入れてくるのが今回の任務だ。
 

 祖モス教団の神殿の位置はここだ。
 ブルーマから一直線に東へ向かうと、辿りつくことができそうだ。
 
 俺は、自宅待機している緑娘に話をし、共に東へ向かうことにしたのだ。
 
 

 霜降りし岩山の塔をさらに東へ向かった所、雪山の中にそびえる砦を発見したのだ。
 ウェシル砦という名前らしいが、入り口には鍵がかかっていて入ることができない。
 気になるけど、今はとりあえず保留。
 

 さらに東へ進むと、禍々しい模様を模っている扉がついた洞窟(?)に到着。
 カザ=ダンという名前の遺跡らしいが、今はとりあえず保留。
 グレイ・フォックス問題が解決したら、改めて探索してみよう。
 

 さらにさらに東へ進むと、国境の壁らしきものが現れた。
 シロディールのさらに北にある国、それはスカイリムという名前だそうだ。
 ここはその国境なのだろうか?
 

 そこから山を振り返ると、なんだか尖ったのが特徴的な山が目に入ったのだ。
 ジェラル氷河と呼ばれているらしいその場所は、深いクレバスというのだろうか?
 

「なんか地獄に通じているような裂け目だな……」
「裂け目の下には、アレフガルドという世界があると思うわ」
「ほー、降りてみるか?」
「一緒に飛び降りましょうよ」
「なんで心中せなあかんねん」
 
 とりあえず危険そうなので、氷河からは離れておく。
 ここから山を下った場所が、目的の聖蚕会神殿だっけ? 祖モス教団の神殿だっけ? に到着するはずだ。
 

 ジェラル氷河から下った場所には、割と大きな家があったが入り口は板が打ち付けてあった。
 こういう家は、窓から入れる可能性があることをオークレストで学んだのだ。
 しかしとりあえず、全部保留だ。まずは、神殿を目指して任務を完了させよう。
 
 
 雪山を下ってから東へ少し進むと、大きな建物が見えてきた。
 その周辺には、ひらひらと何かが飛んでいる。
 

「あっ、ちょうちょうが飛んでる」
「聖蚕会神殿とか言う名前だったから、ひょっしとたら蚕かもしれないぞ」
「蚕って自力で飛べないと聞くわよ」
「まぁ家畜化された虫だからね」
 

 そんなわけで、祖モス教団の神殿に到着。
 ここでサヴィラの石というものを探さなければならないが、さてどこから情報を手に入れるか?
 
 
 続く――
 
 
 
 
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