home > 投稿 > > ハンターギルド物語 その六 ~オオザメ狩り~

ハンターギルド物語 その六 ~オオザメ狩り~

 
 やあ、こんにちは。らむたんサーカス団の団長、らむたんです。
 今日はエルスウェア南の果てにある村、ダンコリ・ウォークで開演――しないよ!
 
 ハンターギルドのオグラから指令があった。
 何でも、ダンコリ・ウォークの漁師達から手紙が届いたそうなのだ。
 手紙には、漁場の近くに巨大サメがねぐらを構えて困っているのだそうだ。
 そこで、ハンターに依頼してそのサメを退治してしまえ、という話になったのである。
 
 うん、うだうだ渋ってないで、サクッと退治を専門家に依頼してくる。その思い切りの良さが好感持てるね。
 どこぞの島、アミティ島だっけ? 島の名前までは詳しく覚えてないけど……
 島の利益ばかり考えて、島民の安全など二の次と考えるような連中が上に居たために、子供を含めて三人もサメの犠牲者がでたことがあったっけ?
 金のことしか考えないから、そんな悲劇が起こるのだ。
 
 

 さあ行くぞ!
 らむたんサーカス団は、正義と村人の幸福だけを目的とした――
 
「らむたんサーカス団じゃねぇ!」
「何を急に叫んでいるのよ」
「ラクダ買ってとかゾウを買ってとかシマウマ買ってと言う我侭娘が居るからこんなことになるのだ」
「何よ! あたしゾウしかねだってない! あなたが勝手にサーカス団にした!」
「そんなわけで、私が東に行けなかった、ここの座長です……(。-`ω´-)」
「意味わかんない。エンディングテーマやフィールドテーマに歌詞をつけて歌うつもり?」
「知らんな……」
 

 というわけで、再びやってきました漁村のダンコリ・ウォークへ。
 まだ船が同じ場所に停泊しているけど、あのサイズの船なら巨大サメにも耐えられそうだけどね。
 
 それでは早速聞き込みだ。
 

「サメの被害が出て困っているのはお前かっ?!」
「そうだよ! ハンターか? ありがたい! もう三ヶ月前からあのケダモノに漁場を荒らされていて困ってるんだよ。魚たちも怯えて逃げてる」
「なんやそれ! 3ヶ月前って俺がマニマルコ退治した時ぐらいじゃないのか? そんな前から何をやってたんだよ!」
「村長のボーンが、なかなかサメ退治に乗り出してくれなかったんだ。最初に若い女性が食われたときは、船のスクリューだと言い張って、子供が食われて青年が食われて、ようやくハンターギルドを雇うことを決めてくれたんだ」
「どこにでも居るよな、そんな奴……(。-`ω´-)」
「奴の住処はなんとか分かったんだ、退治してきて村が滅ぶのを防いでくれ」
「ちなみにお前の名前は何だ?」
「村長のボーンだ」
「お前がアホなんやーっ!」
 
 
 そんなわけで、サメ退治に突撃だーっ!
 

 ――って、お前らは砂浜で待っていろ!
 
 ………
 ……
 …
 

「サメ退治なんて、荒くれの漁師に任せていたらいいのに」
「だめだ、荒くれ漁師は死亡フラグが立っている」
「若い海洋学者は?」
「原作だとサメに食い殺されるが、映画だと生き残れる」
「あなたの立場は何かしら?」
「警察――、アークメイジだ……(。-`ω´-)」
 
 相変わらず、水の中で会話ができる不思議。
 

「サメはこいつかな?」
「全然巨大じゃないし、襲ってこないけど?」
「うーん、違うか」
 
 村長に聞いた話では、南東にある海底渓谷の底に巨大サメが潜んでいると言っていた。
 こんな陸に近い場所じゃなくて、渓谷を探さないとだめかな。
 

 そんなわけで、南東の沖へと向かっていったところ、渓谷になっている場所に奴が居たのであった。
 
「居たぞ、気をつけろ」
「もうちょっと近づいてもらえないかしら?」
「なんでやね」
「大きさを確認したいの。比較対象になってもらいたいわ」
 

 大きさを調べてどうするのか分からんが、近づいていったところ大きさはこんな感じ。
 うん、俺の四倍以上の大きさ。8Mぐらいはあるかな?
 意外と気がつかない人も多いかもしれないが、ウニもでかい。人間の頭ぐらいの大きさなんだぞ。
 
「退治するから持ってる剣をよこすんだ」
「ブルースを退治しちゃうの?」
「それが今回の依頼だろうが。ってブルースってなんや!」
「いいわ、剣貸してあげる。あたしはウニと遊んでいるから」
「それ、楽しいのかな?」
 
 緑娘をウニと戯れさせておいて、俺は巨大サメに魔剣を持って戦いを挑んでやった。
 サメの近くの海底には、ゾンビが居る場合があるから気をつけろよ。
 まぁその場合、こっちが逃げ出してやったら勝手にゾンビとサメが戦い始めるけどね!
 

 下に潜り込んで、魔剣で一刺し。
 水の中では攻撃魔法が使えないので、俺も剣に頼るしかないのだ。
 ルメア湖の殺人魚は素手で退治したことがあるけど、こいつはでかすぎるから素手だと無理がある。
 

 俺が必死でサメと格闘していた間、緑娘はウニになりきっていましたとさ。
 意味わからんね。
 
 

 退治した後は、オグラの依頼通りこいつの首を持ち帰ることになっている。
 流石にサメなら、「こいつも連れて行け」と言った話にはならないだろう。
 
 いや待てよ……
 最近のサメは空を飛んだりするらしいから、油断はできない。
 聞いた話では、宇宙にまで行っちゃうことがあるらしいのだ。
 サメも恐ろしくなったものだ……
 

 そんなわけで、凶悪サメの頭を入手。
 サメの場合、どこが首だかわからんので、適当な場所で切り取ってやった。
 ヒレも取って帰って、干していたりしたらおいしくなるかもしれんな。
 
 
 以上で、今回の任務完了だ。
 これにて、ダンコリ・ウォークに秩序は取り戻された!
 あとは、オグラに報告しておしまい。
 
 ………
 ……
 …
 
「哀れな魚の臭いがするぞ! サメの首を持って帰ったな!」
「む、やっぱり臭いますか?」
「よくやった! 今日からお前はサメの勝者だ!」
 
 今になって、ようやく緑娘が珍しく相手にしなかった理由がわかったぞ。
 サメと戦ったことによって、俺は生臭くなってしまったようだ……
 
 そんなわけで、私が生臭くなった、ここの座長です……(。-`ω´-)
 
 
 
 
Sponsored Links



 
 
 前の話へ目次に戻る次の話へ

return to page top

©発行年-2019 らむのゲーム日記