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オークレストにて ~砂漠の町~

 
 さて、エルスウェアの首都コリントでやることも無くなったし、ハンターギルドの仕事ではずっと北を目指さなければならなくなった。
 そこで、エルスウェア中央に位置するオークレストという町へとやってきたのだ。
 

 しかし、町の門の地点で嫌な予感が漂っている。
 これは死霊術師の町なのか?
 

「おいっ、衛兵っ!」
「なんだ異邦者よ、お前はオークの町の門をくぐったのだ」
「門ぐらい自由に潜らせろ――じゃなくて、門に晒しているあの死体は何だ?!」
「あれは遺体の水抜きだ」
「水抜き?」
「そのまま埋葬すると腐ってドロドロになって衛生的に良くない。それでああやって遺体は天日干しにして水分を抜いてから埋葬するのだ」
「……道理にかなっておる(。-`ω´-)」
「市街と王宮は、現在異邦者には閉ざされている。しかしオアシス地区の建物と市場なら、自由にぶらついてよいだろう」
 

 そんなわけで、砂漠の町オークレストである。
 ここがオアシス地区だろう。オークレストは、砂漠のオアシス周囲に作られた町なのだ。
 
「オアシスで金塊二つ支払えば、体力が上がるのを知っているか?」
「あたし守り袋と閉店記念のドクロ光石を持ってるよ」
「何かオアシス違いをしているようだが、……待てよ、なんでアレがここに居るのだ?」
 

 何故か知らないが、町の中をミノタウロスがうろうろしていたりする。
 飼いならされているようで、荷物を運ばされているようだ。
 ミノタウロスは文明に溶け込んだが、オーガはダメだなあいつは。
 
 
 さて、このオークレストだが、かつてエルスウェアの内戦時に戦ったオークの傭兵達によって設立された町らしい。
 オークの傭兵がついたアネクイナの王国は陥落したが、オークの要塞は持ちこたえて繁栄し、活気にあふれる町になったという。
 そしてカジートのタテガミという者がこの地を統一した時、オークレストは同盟に加わるよう招かれた。
 今でもカジートの都市国家が重装備の大群を必要とする時は、オークの傭兵を提供しているのだ。
 
 

 そんな話を聞きながらオアシス地区を見て回ると、中央部に謎の施設があったりした。
 
「入ってみる?」
「やだ」
 

 円形の牢屋のような、なんだろうね?
 まさかここが闘技場だと言い出すのではないだろうな?
 
 

 そしてここには、興味深いお店があったりするのだ。
 その名はダルフォグ奴隷館。要するに、奴隷市場である。
 
「あなた奴隷に何か幻想を持っているでしょ?」
「そんなことは無いぞ。奴隷を買ってやって美味しいもの食わせたり、奇麗な服を着せてやったらコロリと惚れられて、ご主人様付いていきますーっ、とかそんな事は考えていないぞ」
「ものすごく具体的なのは気のせいかしら?」
「とりあえず覗いてみよう。有能なのが居たら、買って養うのだ」
 
 奴隷を沢山はべらせてハーレムを作る?
 んーや、俺はそんな不埒なことは考えていない!(`・ω・´)
 さあ見てみよう、奴隷館を!
 

「おっ、奴隷だな?」
「奴隷? 奴隷っつったか? んなもんここには居ないぞ」
 
 突然奴隷を否定してくる奴、それはここの主人であるダルフォグというオークだ。
 ――と言っても、鉄格子の中に何人か入っているじゃないか。
 
「ここに居る者は奴隷じゃないのか?」
「この連中は全員犯罪者さ、刑期の間は契約労働する決まりだ」
「…………(。-`ω´-)」
「どいつも公正な値段だし、きっちりと服従させてある」
 

 見たところカジートばっかり。
 やっぱり美少女の奴隷なんてフィクションだよなぁ、現実のバカヤロー!
 
「それで、あなたはどの娘をはべらすのかしら?」
「そうだなぁ、あのカジートにトゥルットゥーと名付けて使ってやるか……」
「犯罪者を使うの?」
「待てよ、ダーカーン亭のリビア・ベルタイレはここで奴隷を集めたのだな?」
「あなたも保存液に漬けて飾るのかしら?」
「ホルマリン漬けの君が好きさ。そのふやけた唇、俺に奪わせてくれ」
「勝手にすればいいわ」
 
 カジートを飼ってもしょうがないので、俺は失意の中奴隷館を後にしたのであった。
 俺が奴隷を買うことよりも、リビアのために保存液を魔女から頂くのを先にしよう。
 
 

 少し歩けばオークレスト北門だった。北門にも死体を天日干ししてやがるぜ。
 
「異邦者、お前はオークの町の門をくぐったのだ」
「わかっておる、わかっておる。お前にとって俺はただの通りすがり、ちょっと振り向いてみただけの異邦人である」
 
 
 さて、次は住居地区へ向かうか。
 

 オアシス地区と住居地区を繋いでいるオークレスト門通りは、オークの衛兵が駐屯している場所だった。
 元々オークの要塞だっただけあって、周囲はガチガチに壁で守られているね。
 砂漠は砂嵐とか発生するらしいので、これはこれで良い造りになっているのかもしれない。
 

 そしてオークレストの住居地区。ここにも飼い慣らされたミノタウロスが居るのな。
 しかしこの居住区は大変だ。
 何が大変なのかと言うと――
 

 区画が迷路化していて何が何だかよくわからない。
 

 まるで宇宙生物のような植物が生えていたりして、不気味だったりして困る。
 宇宙生物とやらを見たことはないけどな。
 いずれはスペースシャトルを買って宇宙に飛び出し、20体のエイリアンを退治してスペースエースになってやるぜ。
 そして姫からタイムマシーンを受け取って――
 

「何をしているのかしら?」
「ん? あれっ? ここはどこだ?」
 
 なんか考え事をしながら町をうろついていたら、行き止まりにぶち当たってしまった。
 

 普通に迷路じゃねーか!
 なんだよこのオークレストの住居地区は!
 ひょっとして盗賊都市とか呼ばれているのではないだろうな?
 

 それに町並みは汚いし!
 所詮オークの町はこの程度か……(。-`ω´-)
 

 なんか変なのも居るし!
 砂漠ゴブリン? ゴブリンも飼い慣らされて住んでいるのか?
 もうなんでもありだな……(。-`ω´-)
 
 
 

 そんなわけで、住居地区の奥にあった大きな建物に到着。
 まるでゴールに辿りついたような気分だぜ。
 

 ここはオークレスト宮殿。
 ここが王宮かな? 異邦人が入っても大丈夫かな?
 
 中央はくぼんだ場所になっていて、そこでドゥルゾグが飼われているのか争っているのか、なんだかモンスターの闘技場みたいだ。
 奥にある玉座に王様が座って、戦いを観戦でもするのだろう。
 

 宮殿の玉座に座ってみた(タイトル)
 う~ん、ここからドゥルゾグの戦いを見ても面白くないねー。
 
 
 とまぁ、これでオークレストは一通り回ったことになる。
 次は住民に話を聞いて、保存液を作っているらしい魔女探しをすることにしようか。
 リビア・ベルタイレの話では、魔女達はオークレストで集会を行っているそうだが、どこに居るものやら……
 
 
 
 
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©発行年-2019 らむのゲーム日記