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イスティラス砦にて ~死霊術師の残党狩り~

 
 さて、今回はシェイディンハルからアンヴィルへと、国内端から端へと大移動だ。
 巡回中の衛兵とも出会ったりするのはいつものこと。
 

 
「シチズン、二人乗りは感心しないな」
「そんなどうでもいいこと気にするより、猛獣狩りをしっかりやってくれよな」
「乗馬時には、ヘルメット着用のことだぞ」
「そうだったのか?」
 
 待てよ? 確かに衛兵はヘルメット着用しているが、旅人はしていなかったぞ?
 妙な衛兵と別れて、帝都をぐるりと回り、南西へと向かう街路を進む。
 
 途中、スキングラードの街を通過するので一休み。
 魔術師ギルドでくつろいでいると、マスターのエイドリアンに呼ばれてしまった。
 

「アークメイジ様、困ったことが起きました」
「何ですか?」
「ここから少し西へ向かったところにあるイスティラス砦に、死霊術師の残党が住み着いているという情報が入りました」
「よし、バトルメイジを派遣して、早急に制圧させるように」
「アークメイジ様、どうかお願いします」
「…………(。-`ω´-)」
 
 こいつら戦う気全く無いだろう?
 たぶん俺が居なかったら、今頃魔術師ギルドはマニマルコに乗っ取られていただろうな。
 
「リリィから良質の魔剣を受け取っていることも知っていますよ」
「この剣をあなたに譲ればあなたが制圧に向かいますか?」
「ちょっと忙しくて手が離せないのです」
「…………(。-`ω´-)」
 
 アークメイジは忙しくないと言いたそうだな? 確かに忙しくないけど……
 まあいいか、どうせ俺以外が戦うと死霊術師には負けるのだ。
 バトルメイジと言っても、突撃して勝手に罠で自滅するような奴だし、あまり当てにはできんしな。
 
 待てよ?
 アークメイジの座にはつけたが、今でも俺が一番の新米というのは変わりなくて、面倒なことは新米に押し付けろ根性か?
 
 仕方が無いので、アンヴィルへ行くついでに片付けてやるか。
 

「あれがイスティラス砦だな」
「ねぇ、アークメイジって偉いの?」
「……自信がなくなってきた」
「戦士ギルドもトップが働かされるのかな……」
「その覚悟はしておいたほうがいい。この国の人々は、なんだかのんびりすぎる気がする。衛兵も暇つぶしに巡回している『だけ』なのかもしれないしな」
 
 そのイスティラス砦だが、本格的にヤバい場所、死霊術師の本拠地の一つであるようだ。

 これは、黒魂石を作るための祭壇ではなかったかな?
 こんなものがある場所、魔術師ギルドとしては放置しておくわけにはいかんな。
 
 そういうわけで、砦に突入。こっそりと進むぞ、潜入捜査だ。
 入ってすぐの場所に、馴染みの黒いローブを着た者が居る。
 死霊術師だ――
 

 霊峰の指!
 うん、今日も快調。死霊術師は一撃で吹っ飛んでしまったぜ。
 
「その魔法嫌い」
「なんでやねん」
「あたしに抵抗できない魔法なんて許せない」
「悔しかったら雲天に昇って遺跡に雷を当ててみろ。まぁその先威力を高めるには、結局修練が必要だけどな」
「いいもん、あたしには魔剣や魔鎌がある」
「うむ、立派な魔術師メンバーだ」
「むー……」
 

 しかし死霊術師、マニマルコが居なくなっても勢力が壊滅したわけではないのだな。
 何度でも語るが、俺的には篭って研究するのは勝手にしていればよいと思うのだが、アークメイジという立場上殲滅せねばならんのだよ。
 恨むなら……、誰を恨ませればよいのだろうか? ハンニバル?
 

 まあよい。
 ここが死霊術師集団の本殿のような場所か? 首なしの像を立派に飾ってあるぜ。
 その時、奥からまたしても死霊術師が飛び出してきた。
 
「お、お前はアークメイジのラムリーザ! マニマルコ様の敵討ち!」
「やかましい! お前らさえ居なければハンニバルは死ぬこともなく、俺もアークメイジにならなかったんだ! 俺がアークメイジになったのはお前らに責任がある!」
 
 なんか変な理屈だな。
 アークメイジになったことが不幸みたいな言い方じゃないか。
 

「ラムリーザを悪く言うやつはあたしの敵でもある! 死霊術師なんか事務に篭って資料漁りでもしていたらいいのよ!」
「なんだお前は! ラムリーザの愛人か何かか?! それならお前にも死んでもらう!」
 

「誰が愛人よ! 婚約者だぁっ!」
「へぶしっ!」
 
 おーおー、久々に「ザリッ」が炸裂しましたな、ニードルヒールの蹴り上げ。
 この砦での死霊術師の親玉らしき奴は、胸からあごの下まで引き裂かれてその場に崩れ落ちた。
 俺の行動? 特に意味なし。なんか魔法をぶっ放してやろうかと思ったけど止めただけだ。
 それ以上に気の毒なのが死霊術師だ。
 緑娘に火炎の魔法を放ったのだが、抵抗されてほとんど効果が出なかったのだからな。
 
「うぐぐ……、マニマルコ様、万歳……」
「しぶといよ」

「ぐはあっ……」
 
 お馴染みとどめのニードルストンピングですな。
 一発蹴り刺しでダウンを奪い、すかさずそこへ踏み刺す追撃がこの緑娘の必勝コンボと見た。
 魔剣を使わなくても十分に戦えるんだもんな。しかもこの世界でたった一人の戦法でな、恐れ入ったよ。
 
「さて、これでこの砦の死霊術師は殲滅できたかな」
「死霊術師ってそんなに悪いの?」
「君はマニマルコ騒動をしらんからなぁ……、そうだ、これを見ろ」
 

「こういう者を作る奴らだ。先日の遺跡でも、カジートの死体がまだ新しかったから原型をとどめていたが、あれもそのうちこんなになるからな」
「ゾンビ使いか、気持ち悪いから敵認定」
「うむ、魔術師ギルドに属するものならその認識で大丈夫」
 
 さて、アンヴィルへの旅を再開するか。
 
 ………
 ……
 …
 

 遠くに城壁が見えるが、クヴァッチという場所がよく分からない。
 道しるべの立て札に他の街と並んで記されているのだが、どの街の人もクヴァッチについては語らない。
 魔術師ギルドでも、今の所戦士ギルドでも全く触れられていないのだ。
 道しるべに書かれるぐらいだから、主要都市の一つだと思うのだけどな?
 

 港町アンヴィル再び。
 イスティラス砦で死霊術師退治を行っていたので、ユニコーンで移動したけど到着した頃には夕方になっていた。
 
 こうして、シロディールの北東から南西への横断は終了した。
 元幽霊屋敷で一休みして、戦士ギルドには明日の朝に向かうとするか。
 
 
 
 
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