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アンヴィル西部海岸 ~ブレナ川渓谷の貯水池 ~アイレイドのダム~

 
 さて、ネズミ騒ぎも終わり、アンヴィルにも平穏が訪れた。
 マウンテン・ライオンが町に入り込むという根本的な原因は解決していないが、とりあえず今は平穏そのものだ。

 暇なので、町の東部にある池で釣りなどをやってみるが、釣れん。
 
「だからあなたに釣りは無理だって」
「そうとも限らんぞ、俺は美人で可愛い婚約者を一本釣りしているらしいからな」
「あ、ぐ……」
 
 どうだ、反論できまい。
 反論したら美人で可愛いという言葉を否定することになるからな、へへっ。
 その時、突然後ろから声をかけられた。
 
「おはようございます、アークメイジ」

「おっとキャラヒルさん、おはようございました。何をしているのですか?」
「それはこちらの台詞です。私は午前中の日課である散歩中。あなたはここで何をしているのですか?」
「見てわからないかな? 釣りだ」
「ここは人工的に作られた景観目的の池で、魚は放流してませんよ」
「…………(。-`ω´-)」
 
 キャラヒルさんは、「ダムの調査、早いところお願いしますね」と言い残して、また散歩へと戻っていった。
 
 無駄なことをやっているのか、なんか緑娘もこっちをニヤニヤしながら見ているし。
 ええい、ダムの調査に行くぞ!
 俺が思うに、たぶん推薦状は口実で本音はダムの調査をして欲しいだけなんだ。
 アークメイジ自らが調査に行かなければならんところが解せぬがな!
 他のギルドメンバーは、いったい何をやっているのだよ……
 

 というわけで、まずは港に出てそのまま海岸沿いにぐるりと回っていくことにした。
 目的の場所は、海岸沿いに進んだ先にある、ブレナ川渓谷という場所にあるらしい。
 それでは出発!
 

 最初に訪れた場所は、灯台の跡ですかね?
 港から西へ向かってまだそれほど離れていない場所に、その灯台跡は存在していた。
 うーむ、島一つない水平線。あの向こうには、いったい何があるのやら。
 

 さらに西に進むとでてきたのが、アイレイドの遺跡。
 ひとまず今回はスルー。いずれは全ての遺跡を回り、全てのウェルキンド・ストーンを集めよう。
 

 どんどん進むぞ。難破船まで出てきた。
 岩礁とか何もないのに打ち上げるとは、下手な舵取りだったんだろうな。
 
「このまま海岸線を進んでいったら、何があると思う?」
「そうねぇ、女神像とかが埋まっていたりするんじゃないかしら?」
「……なんかひっかかるが、まあいい」
 
 ブレナ川渓谷への入り口付近、そこにはなんだか燃えた跡のような廃墟があったりした。

「一応メモっておいた方がいいかも。後で調査しても良いし、他の人に任せても良いし」
「大きな樫の木は無い? そこに伝説の鎧がうまっているかもよ?」
「この廃墟にある木は、目の前にある焦げた枯れ木だけだぞ」
「精霊神が授けた伝説の鎧が埋まっている可能性あり、と」
「おい、なんか創作メモになってないか?」
「気のせいだわ」
 
 なんか緑娘の書いたメモの内容が気になるが、まあ別にいいか。
 お宝目当てに人が集まって、この廃墟がまた復興するかもしれないし。
 

 さて、いよいよブレナ川渓谷だ。
 ここは泳いで行くべきか、山の上を通っていくべきか。
 緑娘ソニアが、服が濡れるのを嫌がったので山肌を駆け抜けることになった。
 そんなことを気にしていたら、立派な冒険者にはなれないぜ。
 

 そしてしばらく川を登っていくと、なにやら川の中に遺跡の跡のようなものが見え始めてきた。
 ここらで降りて、下から調査したほうが良さそうだな。
 

「あ、水上歩行の首飾り、返しておくわ」
「ん? 水上歩行飽きたのか?」
「水の上は歩きにくいからいらない」
「靴脱げばいいのに」
「武器は手放せないの!」
「さいでっか」
 

「おお、あれがダム。貯水池かぁ」
「こんなところに水をためてどうするんだろうね」
「昔はアイレイドというエルフが住んでいたんだろう。たぶんこの辺りにもアイレイドの居住地があるはずだ」
 
 ひとまずダムの上まで登ってみることにした。
 結構長い階段を登り続け、ようやくダムの上へとたどり着いた。
 

「うむ、高いな」
「高飛び込みの勝負する?」
「んじゃまず飛び込んでみろ」
「レディーファーストよ」
「うん、だから飛び込んでみろよ」
 
 この滝に意味があるのかどうかもわからん。
 この水流を利用して水車を作れば、ものすごい勢いで回転する水車が完成するのではなかろうか?
 ブレナ川渓谷はここから二股に分かれていて、北と東へと川は続いている。
 今居る場所は東のダム。北にも同じようなダムが造られている。
 

「メモメモ。無駄に水が溜まっている、何も使われていない。ただの観光地と化している、っと」
「辺境すぎて、観光客など寄り付かないけどな」
「この辺りに何か要塞を建てましょうよ。絶対このダム使えるって」
「それは否定しないが、要塞の建設目的は?」
「本拠地よ」
「何の?」
「この国を支配することの」
 
 うむ、この誇大妄想癖がこの緑娘の欠点だ。
 美人で可愛いのに、思想がちょっとぶっ飛んで過ぎる……(。-`ω´-)
 こういうのが、マニマルコとかに同調するんじゃないだろうかねぇ?
 待てよ、そのマニマルコを退治した俺は、マニマルコ以上の実力者ということになる。
 つまりやろうとすれば、俺も一大勢力を――っていかんいかん、なんか緑娘に毒されてきておる。それともかつての俺は、この娘に同調していた危ない奴だったのだろうか?
 

 気を取り直して、まずは北側のダム上流部を調査してみよう。
 貯水池となっている場所の両岸に、遺跡の跡は続いている。
 なんか武器を掲げた同じような像が並んでいるような気がするけど、これは何の神を模ったものだろうか?
 語りかけてこないから、デイドラでないことは確かだ。
 

 そして何の効果があるのかいまいち不明な、アイレイドの泉。
 光に触れるとパワーを得ることができるが、そのパワーもよくわからない。
 ただ、見ているだけでも美しいということだけは確かだ。
 
「ライフストリームとか、そんなものじゃないかしら?」
「このエネルギーも、何か生産に使えるとかか?」
「うん、魔晄炉でも造ってエネルギー源にでもしましょうよ」
「どこにそんな技術があると言うのだ?」
 

 そしてやはり遺跡があった。名前はリエセリ。
 アイレイドの遺跡は、近寄るだけで何故か遺跡の名前が分かるから不思議だ。アイレイドが語りかけてきているのか?
 そしてここにアイレイドは住んでいたのだろうな。そしてダムの秘密もこの中に――
 
 ――とその時、川のさらに上流の方角から、何者かが駆けつけてくる足音が聞こえた。
 
「侵入者、殺す!」
「何者だ!」
 
 
 
 
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