ブラインドサイト ~イルグンサンドにて~
メルセルは、イルグンサンドに向かったらしいことがわかった。
そこでファルメルの目を手に入れて、スカイリムから逃げ出すつもりなのだ。
だが、そう思い通りには行かないぞ!
そのイルグンサンドは、ドゥーマーの遺跡のようだ。
だが、表は山賊の見張りが居る。
遺跡の入り口は、高台にあるようで容易に辿り着けそうにない。
無駄な戦いを避けるために、身を隠しながら先に進むことにする。
ここの山賊も、メルセルに息のかかったものだろうか?
遺跡の高台にあった入り口へは、屋根などを飛び移りながら進むとこで到着できた。
遺跡の中は、山賊の死体が転がっていて穏やかな状況ではない。
これもメルセルの仕業か?
それとも何らかの犠牲者なのだろうか……
途中には、火炎が放出されているトラップも存在していた。
ころりん。
素早く回避して進むことにする。
なんとなくだが、マルカルスにあったドゥーマー博物館に雰囲気が似ている。
あそこにもよく分からないトラップが多かったからな……
山賊やよくわからない機械はすでに潰されている。
つまり、用心するのはトラップだけでいいみたいだ。
しばらく進むと、カーリアとブリニョルフが居た。
先に到着していたみたいだな。
カーリア「メルセルがここにいたのは確かだわ。あまり遅れをとっていないといいんだけど」
レイジィ「ならばもたもたしていないで、すぐにでも行こう」
カーリア「用心して行きましょう。あいつが二つ三つ仕掛けを残していったとしても不思議じゃないわ」
イルグンサンドは、ファルメルの巣窟だった。
至る所にファルメルが待ち構えている。
……通路を塞いでいるな。
カーリア「足止めが目的としか思えないわ。メルセルの仕業にまちがいない……」
レイジィ「ならば、陽動作戦だ」
見張りを誘導させる手段として、弓矢を使うのが効果的なのだ。
少し違う方向に矢を打ち込むんだ。
すると、ファルメルは音がした方に集まってくる。
その隙に、先へ進ませてもらうことにするのだ。
進んだ先でも、ファルメルはいくらでも存在しているものだ。
カーリア「きっとここは奴らの巣なのね。音を立てないように動かないと、余計な注意を引いてしまいそう」
……ならば黙って進もうよ。
しゃべることも余計な音じゃないかな?
カーリア「この部屋はファルメルで一杯ね。隠れて通り抜けるか、血路を開くか……、どっちだっていいわ」
またしゃべる。
カーリアは敵にばれてもいいから戦う気満々だろう。
……だが、俺は戦闘なんてまっぴらだね。
気付かれない様に進むしかないでしょう。
不満ならカーリア、一人で戦ってくれ。
ファルメルだけではない。
なんだか気持ち悪い羽虫まで飛び回っているのだ。
メルセルは、ここをどのように突破したというのだろうか?
やはり盗賊としては一流で、闇にまみれて進んでいったのだろうか。
そう考えると、ぶつぶつしゃべりまわるカーリアは、まだまだということかもなw
見つからないように、見つからないように……
このようにして順調に進むことしばらくして、大きな扉の前に到着した。
どうやらここが最深部のようだ。
メルセルが居るとしたら、この奥に違いない。
そして――