一掃の仕事 ~グラン・シャッター・シールド家にて~
ガラム・エイから聞いたことをメルセルに伝えようと思ったが、ヴェックスから面白い仕事を引き受けてしまった。
なんでも、裕福な家に入ってお宝をごっそり頂いてくるということなんだ。
お宝は一つではないというのがまたなんとも言えん。
富が集中するなんて許せないぜ。
すぐに一掃の仕事に取り掛かってやる。
今回の標的は、ウィンドヘルムのグラン・シャッター・シールド家。
うん、偉そうな所に住んで居やがるな。
早速潜入だ。
鍵が開いている、ということは、中に誰か居るということだな。
見つからないように、慎重にやろう。
最初に見つけたのは「黄金の壷」だ。
机の上にこれ見よがしに飾ってある。
ありがたく頂戴致します、っと。
さて他にもあると聞いているが……
部屋を見渡すと、戸棚の上に「飾り立てたドリンクホーン」が目に付いた。
この軽やかな身のこなし、如何かな?
さて一階はこれで全部のようだ。
あとは二階を見て回ることにしよう。
お、住人だ。
静かに……、静かに……
騒がれて衛兵呼ばれたらかなわんしな。
二階のテーブルには、「黄金の船の模型」が置かれていた。
黄金細工ばかり集めやがって……
全部没収だ。
お宝はこれで全てのようだ。
これで富が分散されることだろう。
~ Mission Complete ~
ヴェックス「やるじゃない、何の文句もないよ」
レイジィ「まぁ、何でも任せてくれってことよ」
盗賊ギルドも、俺のおかげで少しずつでも影響力を取り戻して行ってくれれば幸いだな。
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