死者の行進 ~フロストモス砦攻略~
さてと、目的は、フロストモス砦の探索だ。
あいや、本来の目的はミラークの探索だが、手がかりがなさすぎる。
とりあえず分かることから片付けるということで――
フロドルフの家から少し進んだ所に、砦が存在していたのだ。
ここがフロストモス砦だろうな。
アッシュスポーンの姿も確認できる。
カリアス将軍「おい、侵入者が砦に入ったぞ! 不意打ちに備えろ!」
突然砦中に響き渡る声で警戒を促す言葉が発せられた。
よく見ると、「わんわんお」が既に戦闘を開始してしまっている。
犬だけが突入してくるとは考えにくいので、不意打ちに警戒しているってことだな。
カリアス将軍「フロストモス砦は決して陥落しない! 帝国万歳!」
帝国の砦かよ。
えーと……、ストームクロークではない俺はどう対処すべきだ?
内戦には不介入と決められているんだけどなぁ。
まあよい。
アッシュスポーンなる気味の悪いものを従えているなんて、帝国として認められないだろう。
それにここはモローウィンドだ。
内戦ではない。
というわけで、「わんわんお」の戦いに参戦。
アッシュスポーンは、射抜いた傍から消え去ってしまうのだ。
そしてその場には灰が残る。
何故か宝石も残るので、宝稼ぎにはいい相手だ。
外の敵も片付けたし、砦に突入しますか。
砦の中の雰囲気は、スカイリムに居た時とそう変わらない。
ただ違うのは、襲い掛かってくるのが兵士や山賊ではなく、アッシュスポーンだということだ。
俺は気配を消していつでも狙撃できるよう備えている。
だから狙われるのは、「わんわんお」かリセッテということになる。
……ちょっといかんな。
モローウィンドはリセッテにとっては危険な地かもしれない。
アッシュスポーンの襲撃を蹴散らしつつ、砦を少しずつ攻略していく。
人間相手ではなくモンスター相手なので、気兼ねが全く無くてすむのが気分的に楽なことだ。
アッシュスポーンだけではない。
爆発する蜘蛛とか妙なものも存在しやがる。
それはさておき、広間のようなところでイルダリの日記を発見した。
この砦に住み着いていた者らしい。
イルダリの日記には、カリアス将軍の秘密について書かれている感じだ。
ハートストーンとやらを使えば、死者を蘇らせる力があるようだ。
ここ、フロストモス砦で見つけた将軍の亡骸に、ハートストーンを移植したら動き出したと書かれているのだ。
つまり、黒幕のカリアス将軍は、ハートストーンの力で蘇ったモンスターのようなものなのだ。
フランケンシュタイン違うで、彼は博士だ。ふんがーふんがーはモンスターな(^ω^)
要するに、「フォースウォーン・ブライアハート」みたいなものなのだろう。
この広間に置かれていた袋には、砦の鍵が入っていた。
これで鍵のかかっていた所から先に進めるわけだ。
………
……
…
鍵のかかっていた扉を開けて進んだ先。
そこには一人の帝国兵、そして数対のアッシュスポーンが居た。
将軍は何も言わずにこちらに突っかかってきた。
蘇った亡骸のくせに、なかなか身軽じゃないか。
だが俺の敵ではない。
アッシュスポーンは「わんわんお」に任せて、俺は将軍に対峙することにした。
と言っても、物陰からの狙撃だがなw
どうせ将軍の狙いも「わんわんお」かリセッテだろ?
先手必勝、影矢!
下の急所を一撃!
カリアス将軍「志……、半ばで……」
必殺の一撃でカリアス将軍は息絶えた。
こいつがアッシュスポーン騒動の黒幕か。
胸にハートストーンがはめ込まれている……
つまり、そういうことだ。
200年前の亡骸が蘇ったというわけだ。
そしてアッシュスポーンを操り、レイヴンロックを攻めようとしていたのだ。
だがそれも今夜限りでおしまいだ。
ヴェレス隊長に片付いたことを報告すべく、レイヴンロックに戻ることにする。
~ Mission Complete ~
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