レイヴンロック聖堂にて ~先祖の墓の浄化~
モローウィンドでの冒険が始まった。
ミラークを探すという目的はあるが、どこから探ればよいのか見当もつかない。
手始めに、この街で一番の高台にある屋敷(?)に向かうことにした。
……やっぱファルメルの巣にしか見えない。
ここは一体なんなんだろうか?
ガルドルス「申し訳ないが、この聖堂は信仰の使徒だけのもの。部外者はお引取り願おう」
ラムリーザ「聖堂か、外からだと全然分からんな」
リセッテ「ダークエルフにも信仰と埋葬というものがあるのね」
長老オスレロス「いや、ダンマーに死者を埋葬する習慣はないし、かといって石棺を使うこともない」
ラムリーザ「じゃあ、どうするのだ?」
長老オスレロス「ダンマーが死ぬと遺体はだびに付され、体は灰へと還される」
ラムリーザ「なるほど、火葬か」
長老オスレロス「ダンマーの信仰において死は終わりでなく、始まりなのだ」
リセッテ「輪廻転生みたいね」
しかし、話を聞くと一つ困ったことが発生しているようだ。
先祖の墓という死者の埋葬地という、死んだ者の霊を祀る聖地がある。
しかし、アッシュスポーンと呼ばれる怪物が、先祖の遺灰から目覚め、遺骨を傷つけいるというのだ。
このため、先祖の墓が使えなくなっている・・と。
ラムリーザ「よし、そのアッシュスポーンとやらを退治してやろう」
長老オスレロス「ありがとう、旅の者。とても助かるよ」
情けは人の為ならずと言うじゃないか。
右も左も分からない異国の地。
ひとまずは、困っている人を助けることから始めたらいいんだ。
聖堂の先祖の墓に向かうことにした。
埋葬しないのに墓とは如何に、という突っ込みは置いておくか(^ω^)
先祖の墓に入ってみると、確かに何者かがうごめいている。
アッシュスポーンか?
ミーコ「わんっわんっわんっ!」
ラムリーザ「また突っかかるw」
自分から突っ込んで行って焼かれている「わんわんお」の後ろで、冷静に弓を召喚する。
そして「わんわんお」を囮にして、片っ端から射抜いていく。
アッシュスポーンとやらは、射抜くや否や、灰と化してしまうのだ。
なんだこいつは……
操られた死者か?
アッシュスポーンは次々と現れては、「わんわんお」に襲い掛かっていく。
俺は落ち着いて一匹ずつ撃ち落していく。
残されたのは、おびただしい数の灰と、燃える犬w
というわけで、アッシュスポーンは全て片付けることができた。
犬とは言え、壁役は必要だよねw
さて、先祖の墓。
確かに火葬にした後の灰と遺骨が祀られている。
こら「わんわんお」、罰当たりな馬鹿犬めw
馬鹿犬のせいで墓荒らし認定されたらかなわんので、さっさと立ち去ることにしよう(。-`ω´-)
………
……
…
ラムリーザ「アッシュスポーンとやらは全部片付けたぞ」
長老オスレロス「我等が先祖も喜ぶだろう! あの邪悪な者達にさぞや苦しめられた事だろう。これは感謝のしるしだ、受け取ってくれ」
聖堂の長老は2000Gの大金を報酬として支払ってくれた。
気前が良い所だ。
見習えよ、ケチなボンボンシドゲイルめw
しかし俺が本当に欲しいものは、お金じゃなくて情報なのだ。
ラムリーザ「ところで、ミラークと呼ばれるものを知っているか?」
長老オスレロス「うーむ……、夢の中で耳にしたような名前だが、それだけじゃない。奇妙な話だ」
ラムリーザ「また曖昧な記憶かよ……」
長老オスレロス「覚えているのはソルスセイムの聖堂と、何かを懸命に建てていたこと。楽しい夢ではなかった……」
またこの地名が出てきた。
ソルスセイム聖堂――
それに、どうやらミラークという者は、「記憶を曖昧にする」という特別な力を持っているのかもしれない。
船長、評議員、長老……
ミラークについて話を聞いた皆が、記憶が曖昧になっているんだからな……
前の話へ/目次に戻る/次の話へ