初めて訪れるモローウィンドの地
モローウィンドの地、ソルスセイム。
初めて訪れる異国の地。
船から見てみるに、なんだかどんよりとしている。
陰気な所なのかな?
クジャランド「着いたぞ、ここがレイヴンロックだ。再び訪れて嬉しいとは言えないが」
そのまま船は、波止場へと向かった。
なんかファルメルの巣みたいなのが見えますなぁ。
あまり気に入る場所じゃないな、ここは……
到着早々、一人のダークエルフが船に乗り込んできて話しかけてきた。
エイドリル「見覚えの無い顔だな。レイヴンロックを初めて訪れる旅人なのだろう。目的を聞かせてもらおう」
ラムリーザ「二週間よ」
エイドリル「何?」
ラムリーザ「二週間よ、にしゅーうーーかーーーんーーーー((( ;゚∀。)))」
リセッテ「何変なことしてるの? ミラークという者を探しているのです。知っていませんか?」
エイドリル「ミラーク……? すぐには思い当たらんが……」
ミラークの情報を得ることはできなかったが、レイヴン・ロックは、レドラン家が統治しているということがわかった。
エイドリルは、ここがスカイリムではなく、モローウィンドであること、ここにいる限りはここの法に従ってもらうということを言い残して、立ち去って行った。
なんか余所者にすごく警戒しているようだが、そういうところは自ら「ここはど田舎です」と宣言しているようなものだから、気をつけようなw
とりあえず船から周囲を見渡してみる。
なんだか光を発している柱があるな。
後で見に行くか……
リセッテ「とりあえず、街に向かいましょうよ」
ラムリーザ「そうだな、モローウィンドの冒険の始まりだ!」
おりゃあ!
リセッテ「それのどこが冒険よ……」
ラムリーザ「木の棒を、剣で真っ二つ。棒剣だ」
リセッテ「剣じゃなくて斧でしょ」
ラムリーザ「細かいなもー」
リセッテ「もーはこっちが言いたいわよ。さ、早く行くわよ」
では改めて出発ー。
というわけで、モローウィンドの地に初めて足を踏み入れたのであった。
とりあえずよくわからないままうろうろしていたら、この島がなぜどんよりとしているのかわかった。
巨大な火山が噴煙を巻き上げている。
スカイリムでは澄んだオーロラも、ここではどんよりとしている。
住民が灰を嫌がっているのも納得いった。
地面には灰が降り積もっているのだ。
ラムリーザ「あまり環境は良い所じゃなかったな、ソルスセイムは」
リセッテ「確かに空気はよくないわ……」
ラムリーザ「とっととミラークを探し出して、とっちめて帰ろうか」
リセッテ「とりあえず寝る場所を探しましょうよ、もう夜中よ」
街と言ってもなー。
ファルメルの街っぽいんだよなー。
異国の風景だというのはよくわかったが、宿屋がどれで何がどれでというのがさっぱりわからん。
とりあえず、港から一番近い家に入ってみる。
ここはファルメルの巣っぽくない、普通の家だ。
レリル「レドラン家を代表して、レイヴンロックの評議員である私が歓迎しよう」
評議員か。
モローウィンドには首長という者は居ない。
その代わり、武力と影響力のあるダンマーの大家の一団が支配しているというのだ。
そして、5つの大家からなる議会が統治を担っているのだ。
それは、テルヴァンニ、ドレス、サドラス、インドリル、そしてここレドランの各家だそうだ。
まあ、大家の主が首長のようなものか。
そしてレドランが議会の長を務めている、つまり上級王ってことだろう。
ラムリーザ「――で、ミラークて奴を知っているか?」
レリル「どうだろうな? 妙な話なのだが、聞き覚えがある気がするのに思い出せない」
ラムリーザ「なんか最近記憶喪失が流行っているな……」
レリル「確信すらないのだが、このソルスセイムにある聖堂を連想するな。悪夢にでも出てきたのだろうか」
聖堂か……
街の通行人に聞いても、ミラークに関しては有効な情報を得ることはできなかった。
やれやれ、前途多難だな……
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