目指すはソルスセイム
船に揺られ、俺達一行は北東の島へと向かう――
目指すはソルスセイム。
ミラークと言う者が、謎の信者を送り込んで来た場所だ。
~~~
アンカノ「お前が襲われたという謎の信者の事が分かったぞ」
ラムリーザ「変な仮面のあいつらの事ですね」
アンカノ「メモに書いてあったレイヴン・ロックというのは、ソルスセイムにある小さなダークエルフの町だ」
ラムリーザ「ソルスセイム?」
アンカノ「ソルスセイムとは、ここから北東の島だ。スカイリムではなく、モローウィンドだがな」
ラムリーザ「ミラークとか言う奴は、そこに居るんですね」
アンカノ「ウィンドヘルムに停泊しているノーザンメイデン号を訪ねるがよい。船長はグジャランドだ」
ソルスセイムのレイヴン・ロックか。
俺をあちこちの街で従士にしてもらっている裏で、叔父さんは独自に信者の事を調べていたんだな。
報告しておいたので、一応は気にしていたんだろう。
それに、遺体は大学へ向かう橋に放置していたしなw
長い旅になりそうだな。
リセッテと「わんわんお」はどうしようかな……
リセッテ「ソルスセイム? 行ってみましょうよ」
ラムリーザ「また冒険癖が出てきたなw」
リセッテ「モローウィンドよ、外国よ、ダンマーの故郷よ。いったいどういう所なのかしらー?」
ラムリーザ「はしゃぐなw 『わんわんお』はどうするかな?」
アンカノ「犬だけ置いていくようなことはするな、私は面倒見ないぞ」
ラムリーザ「仕方ない、連れて行くか」
ミーコ「わんっ」
モローウィンドか。
ブレリナの故郷だな……
長い旅になりそうなので、ネラカーにも会っておくか。
ネラカー「今度は何の用だ?」
ラムリーザ「モローウィンドのソルスセイムに向かうことになったけど、来る?」
ネラカー「いや、モローウィンドには興味が無い」
ラムリーザ「そっか」
ネラカー「そうだ、危なくなったらこの杖を使うがよいだろう」
ラムリーザ「試作品のテストを俺にさせる気だな?」
ネラカー「まぁ、気にするなw」
あ、奪い取った杖、同じのをまた作ってやんのw
ラムリーザ「じゃあな」
ネラカー「気をつけて行けよ」
………
……
…
ソルスセイムへ向かう船、ノーザンメイデン号はウィンドヘルムに停泊していると言う。
ウィンドヘルムか。
ストームクロークも残された場所はそこだけ。
ウルフリックの命運もこれまでのようだな……
ウィンドヘルムの港に向かい、ノーザンメイデン号を探す。
どうやら彼が船長のクジャランドのようだ。
ラムリーザ「この船に乗れば、ソルスセイムに行けるんだな?」
クジャランド「ソルスセイムへ行く手段を探しているのなら、残念だな。あそこへはもう戻らない」
ラムリーザ「何故だ? どうして戻らないのだ?」
クジャランド「説明が難しいが、あの仮面の奴らが乗り込んだのを覚えている。そして……」
ラムリーザ「そして?」
クジャランド「気付いた時には自分がここにいて、奴らがいなくなっていた。おかしいぞ? こんなに長いこと記憶がないなんて……」
ラムリーザ「じゃあ、同じように俺が乗り込んだときにソルスセイムにいて、俺達がいなくなっていることにしたらいいじゃないかw」
クジャランド「ダメだ、ソルスセイムへは戻らん」
ラムリーザ「じゃあ船をよこせ、俺が操縦して自分で行く」
クジャランド「何を馬鹿な……」
強情な奴だ。
ころしてでもこのふねをうばってなにをするきさまらー、ってのをやってやろうかのぉ(。-`ω´-)
リセッテ「コホン……。私達はあなたが輸送した信者に殺されかけたのよ、責任があるでしょ?」
ラムリーザ「あ、そうだそうだーっ」
リセッテ「コホン……」
そうだ。
元はと言えばこいつとが変な信者を送ってきたのが悪いんだ。
クジャランド「分かった、一理ある。せめてもの償いに、誰が連中を送ったのか調べられるよう、連れて行ってやろう」
ラムリーザ「ミラークって奴だよ?」
クジャランド「それに、お前ならあそこで起きている事を止められるかも知れない。奴らには少し借りがあるからな」
船長を説得することで、ノーザンメイデン号はソルスセイムへと出航したのであった。
船はゆっくりと北東へと進路をとる。
スカイリムへ来るとき以来の船旅だな。
~~~
こうして、俺達はソルスセイムへ渡ることになった。
スカイリムではなくモローウィンドへ。
そこでは一体何が待ち受けているというのか?
前の話へ/目次に戻る/次の話へ