反逆者の積み石にて ~赤鷲の墓の秘密~
赤鷲要塞で、赤鷲の儀式に関する書物を発見した。
赤鷲の儀式には、剣が必要なようなのだ。
そして傍には、「赤鷲の憤怒」が存在していたのだ。
これは、何かありそうだな。
というわけで、儀式に関してこの辺りを調べてみることにしたのであった。
周囲でめぼしい場所と言えば、この洞穴ぐらいだった。
早速中に入っていってみる。
中には、周囲に血が飛び散っている祭壇のような場所があるだけだった。
これは何だろうか?
スイッチ、じゃないな……
ラムリーザ「また変に触って落とし穴に落ちたら困るな……」
リセッテ「刃を示せって本に書いてあったわね」
ラムリーザ「刃、剣か。じゃあ、親分が持っていたこの剣をここに刺せば――」
正面岩壁が開いたぞ。
ふむ、本によれば、この先に「赤鷲の王」が居ることになっているが――
その奥は、広い空間になっていた。
リセッテ「ここに何か秘密があるのかしら?」
ラムリーザ「棺はあるが、大成の壁は無いな」
リセッテ「ちょっと気味が悪い所ね……」
ラムリーザ「多分ゾンビが出てくるから、用心しておいた方がいいぞ」
などと会話しながら奥へと向かう。
すると、突然棺が開き、中からドラウグルが出てきたのだった。
周囲ではスケルトンも起き上がってきている。
やっぱり出たな、ゾンビ共め!
ラムリーザ「よーし、『わんわんお』!、かかれーっ!」
赤鷲「コラー、ディーン!」
なんか「わんわんお」に対して怒ってらw
それと、名前はディーンじゃなくて、ミーコなんだけどなーあっ。
まあよい、その隙に準備。
ゾンビの親玉は、「わんわんお」を氷漬けにすると、そのまま俺の方に向かってきた。
近寄るな、ゾンビめが!
ラムリーザ「コラー、ゾンビー!」
顔のど真ん中に矢をぶち込んでやった。
ふぃ……
ゾンビの親玉は、一振りの魔剣を所持していた。
これも一つの魔剣か?
ラムリーザ「多分こいつは剣に、いらんこと書いたのだろうさ」
リセッテ「剣に書く?」
ラムリーザ「だってこいつの剣、『炎上』しているもんなw」
リセッテ「あなたの言っている事の意味が分かりません」
それ以外にここには何も無い。
結局「赤鷲」とは何だったのか?
棺で眠っていたゾンビが、赤鷲の王の成れの果てなのかもしれないな。
ここは赤鷲の王の墓――
無駄に荒らしただけになってしまったのかもしれないな。
剣が炎上するのも俺たちが荒らしたから、な訳ないかw
引き上げるか……
入るときに刺した剣を回収すると――
洞窟は再び閉ざされたのであった。
………
……
…
イグマンド「見事だ。ずいぶん役に立ってくれたな」
ラムリーザ「これで従士にしてくれますか?」
イグマンド「不動産は持ったのか?」
ラムリーザ「買う、買いますっ、ほらお金っ!」
ラエレク「よし、これが鍵だ」
イグマンド「うむ、それでは首長の権限において、お前をリーチの従士に任命する。おめでとう」
リセッテ「首長、これからこのバカが変な事しますが、どうかお気にならさないよう……」
ありがたき幸せ覚悟しろ!
リセッテ「ほら、もう……(´-ω-`)」
というわけで、マルカルスでのやるべきことは全て終わりましたとさ。
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