ミストウォッチの山賊退治

 
 ミストウォッチの山賊は、人々の誘拐も行っているらしい。
 そんなところは殲滅しておこう、これも人助けの一環だ。

 ミストウォッチに到着。
 ここが山賊の根城か……
 目的は、ここの山賊の殲滅。

 行くぜ、コンビ名「わん」!
 見張りの山賊を一気に片付ける。
「わんわんお」が囮になって、俺が射抜く。
 いつものパターンだ。
 
 
 ミストウォッチの砦に入ると、すぐに何者かに呼び止められてしまった。
 クリスター「おい、そこに居るのは誰だ?」

 彼の名前はクリスター。
 なんでも、女房のフオラって人がこの塔に捕まっているとか。
 故郷の農場から使いに出ていったきり戻ってこないようで、ずっと探して何ヶ月も経つと言う。
 そしてここの山賊は、人々を誘拐して身代金を要求しているという噂を聞いたので、ここに囚われていると考えたようだ。
 そこで、俺に探してきてもらいたいと来たもんだ。
 
 人助け人助けっと。
 

 ………
 ……
 …

 
 遺体発見……

 これがフオラじゃなければ良いけどな。
 傍のテーブルにあったメモには「力づくでやり過ぎた」と書いているが……
 リンチかよ……(;´Д`)
 
 これだから山賊は……
 
 
 こういう連中は、殲滅させるべきだな。
 これでスカイリム全体の平和を保ってやれるわけはないが、小さいことからでもコツコツと。
 山賊は、全て出会い頭に一発ぶち込んで片付けていく。
 俺ぐらいの腕前になると、即射でも急所を捉えることも訳無いのさ。

 夕日に誓う、スカイリムの平和を誓うと!
 なんか遠くにドラゴン飛んでるが……(;´Д`)
 
リセッテ「賊には容赦ないのねぇ……」
ラムリーザ「俺は正義の味方だからなw」
リセッテ「猟奇殺人事件引き起こしたシンディングは、あっさりと許したくせにw」
ラムリーザ「……正義を貫く以上に、デイドラに逆らってやるのが生きがいなのさ!(`・ω・´)」
リセッテ「いつからシェオゴラスからステンダールに鞍替えしたのよ……」
ラムリーザ「俺は『なんでも教』だ! ネラカーがステンダール派だけどな」
 

 ………
 ……
 …
 

 そしていよいよ砦の最上部に到達した。

 山賊の親分発見!
 これでミストウォッチの山賊団もおしまいだ。
 
山賊の頭「さて、臆病者。何者なの?私の塔で何をしてるの?」
 
 ぬ、ばれたか?
 仕方ない、「わんわんお」をけしかけて……
 
リセッテ「騒がせて申し訳ありません、フオラという女性を探しているのです」

 ――って、何故リセッテが前に出る・・(;´Д`)
 リセッテは、山賊の頭と俺の間に立ち、堂々と話しかけたのだ。
 無茶だ、山賊に斬り殺されるぞ……
 
山賊の頭「フオラ? なぜその名を知っているの?」
リセッテ「彼女の夫に頼まれたのです。あまり事を荒らげたくありません。彼女はどこに居るのですか?」
山賊の頭「クリスターがここに?」
リセッテ「彼を知っているのですか?」
 
 ――と言いながら、リセッテはチラッとこっちを見る。
 目で合図しながら、さりげなく場所を移動する――、なるほど!
 見つかったのはリセッテで、俺はまだ見つかっていないのだな。
 
 
 山賊の頭「その愚か者は――」

 Snipe!
 
 
 ふぃ……
 愚か者めw
 
 
 これも一つのタッグフォーメーション。
 コンビ技名は……、さしずめ「美人局」か?
 俺の姿をリセッテの身体で山賊から遮り、死角から必殺の一撃を叩き込む。
 リセッテの美貌に一瞬でも気を取られる者には有効的な手段だ。
 とにかく山賊の頭は退治した。
 
リセッテ「咄嗟の行動だったけど、うまくいったわね」
ラムリーザ「やっぱり俺の一番のパートナーはリセッテだよ」
ミーコ「わんっ、わんっ!」
ラムリーザ「騒いでもダメ、お前は二番w おや? この親分、女だ」
リセッテ「めずらしいわね」
ラムリーザ「つまり、『女のあたいが山賊のおかしらなんて、おかしいかい?』ってか?」
リセッテ「まぁ、おかしいと言えばおかしいわね」
 
 この山賊の頭の懐を探ってみると、一つの綺麗な指輪が出できた。
 なんだか特別な意味がありそうな……
 
リセッテ「それは結婚指輪みたいね」
ラムリーザ「まさか、フオラの?」
リセッテ「さー、クリスターさんに見せてみないと」
 
 
 さてと、フオラを探すか。

 しかし、ここの牢はもぬけの空。
 
ラムリーザ「居ないな……」
リセッテ「ここには誰も捕まってないね」
ラムリーザ「捕まってた女は殺されていたしな……」
リセッテ「ひょっとして、温泉で出会った逃げ出してきたあの人がフオラなんじゃないかしら?」
ラムリーザ「とりあえず、居なかったと伝えるか」
 
 クリスターには、指輪は見つけたが、フオラの姿はどこにもなかったと伝えた。
 山賊の頭が持っていた指輪は、フオラの結婚指輪だとクリスターは言った。
 だがクリスターは、フオラ自身が見つからなかったということは希望がある――

 ――ということで、再び探しに出かけて行った。
 
ラムリーザ「おーい! そう言えば、一人ここから逃げ出した女が居たぞー。それがフオラかもしれないぞー」
クリスター「情報、忝い!」
 
 見つかるといいねぇ
 
 
リセッテ「でも、なぜあの女親分が、フオラの結婚指輪を持っていたのかしら。クリスターさんのこと知っているみたいだったし……」
ラムリーザ「まぁ、金目のものだから奪ったんだろう」
リセッテ「ひょっとしてあの女親分がフオラだったんじゃないかしら?」
ラムリーザ「何だって?」
リセッテ「いや、なんでもないわ。そんなわけないよね、だって私が親分するならー」
ラムリーザ「リセッテ山賊団?」
リセッテ「当然あなたも加わって貰うからねw」
ラムリーザ「なんやそれ! 山賊なんて嫌じゃあ(;´Д`)」
 
 
 というわけで、ミストウォッチの山賊を殲滅完了しました。
 
 
 
 




 
 
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Posted by ラムリーザ