ドーンガード編43 ~ドーンガードのルーンのハンマー~
フロレンティウス「かつてのドーンガードの死霊術では、面白いオモチャが作り出されたようだ」
ラムリーザ「オモチャか、興味深いな」
フロレンティウス「アーケイも言っているが、我々の戦力として利用できそうだ。それを手に入れるべきだ」
ラムリーザ「わかった、オモチャを探してこよう」
リセッテ「……で、そのオモチャとは?」
フロレンティウス「魔法で満たされた強力な戦槌。地面に防御のルーンを描く事により、持つ者の敵を撃破するだろう……」
アーリエルの弓が手に入ったが、総攻撃を仕掛ける前に、準備万全にしておきたいものだ。
ドーンガードの戦力UPのために、隠された武器を探すことになった。
場所はカグレンゼル。
リフテン東の山脈に位置している。
雰囲気的に、ドゥーマーの遺跡のようだな。
またファルメルの巣か……
カグレンゼルの中には、ほのかに輝く祭壇みたいなものがあるだけだった。
これがオモチャなわけはないな。
ラムリーザ「ちょっと触ってみよう」
リセッテ「え?」
あっ、閉じ込められてしまった……(;-`ω´-)
リセッテ「不用意に触るから……、どうするのよ?」
ラムリーザ「ここは落ち着いて対処するのだっ」
ミーコ「わんっ」
「わんわんお」は引っ付き虫だから、閉じ込められたりしたときはいつも一緒になるなー。
しかしこのままではどうにもならない。
牢屋だったらどこかに出るためのカギがあるはず……
その瞬間、床がひっくり返った!
落ちます、落ちます(;´Д`)
落ちます、落ちます「わんわんお」も落ちます。
なんかやべ、マリオ3の5-2みたいだ……
どこまでもどこまでも落ちていく……
………
……
…
ドボーン!
下が水場で助かった。
しかし凄い落ちたな……
とにかく水から上がれるところを探して上っていこう。
とりあえず、目的のオモチャはここにあるはずだ。
水から上がれるところは、その先が細い通路になっていた。
先に進むしかないので、用心深く進んでいく。
途中、岩が転がってきたりしてこれはタマラン。玉RUN……(。-`ω´-)
「わんわんお」よ、隠れないと当たるぞw
………
……
…
慎重にしばらく進んでいると、背後から足音が。
それに明かりを持った誰かが追いかけてきているようだ。
あれ?
ラムリーザ「わざわざ付いてきたのか?」
リセッテ「はぐれるよりは一緒の所に飛び込むほうがましよ」
ふっ。
こうなれば心配も無用、怖いもの無しだ。
ファルメルも通りすがりに片付けていくぜ。
だが目的はオモチャだ。
おそらく箱に入っているのだろうな。
つまりこのハンマーがそうかな。
フロレンティウスも戦槌と言っていたしな。
どうだ? 強そうか?
リセッテ「なんだか似合わないねぇ……」
ラムリーザ「ふんっ、ハンマーなんて野蛮なノルドにピッタリだいっ」
というわけで、面白いオモチャ――
ドーンガードのルーンのハンマーを手に入れましたとさ。
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