ドーンガード編26 ~フロレンティウス~
ソリーヌ「待ってたわ、ちょっといいかしら?」
ラムリーザ「なんぞ?」
ソリーヌ「ガンマーと話してたんだけど、ちょっと心配になってきたの」
ラムリーザ「吸血鬼が手強いとでも言うのか?」
ソリーヌ「ええ、そこでフロレンティウスの助けが必要ということで、ガンマーとも意見が一致したわ」
久々にドーンガード砦に戻ってきたら、なんだか人が増えているみたい。
なんか砦から溢れているみたいで、「入れてくれや~」とか言ってるが、勢力が大きくなるのはよいことです。
勢力が大きくなろうが、やはり吸血鬼の驚異は深刻なようだ。
そこで、ソリーヌはフロレンティウスという人物の助けが必要と考えたようだ。
フロレンティウスとは、元アーケイの司祭だったが、今ではちょっと変人らしい。
だが、信用できるし、彼の能力は必ず役に立つと言う。
ソリーヌもガンマーも忙しいようで、俺に探してきてほしいと依頼してきた。
俺も忙しいんだがのぉ……
まあよい。
どこに居るかは、イスランならわかるみたいなので、訪ねてみることにしますか。
だが、イスランとフロレンティウスの関係は険悪らしい。
めんどくさ……
イスランに話を伺ってみると、案の定「あの男は信用できない、ここに居てほしくない」と言う。
だがソリーヌからの推薦だということを伝えると、個人的な感情を挟まずに、
人材は一人でも確保しようという気になったみたいだ。
イスランの話では、フロレンティウスは、ルーンヴァルドでステンダールの番人たちに手を貸していたようだ。
ルーンヴァルドか。
行ってみるか……
ルーンヴァルドはリフテンの東。
ほとんど国境ギリギリにある鉱山らしい。
そんなところで何をやっているのやら――
………
……
…
鉱山の中に入ると、中に居たのはステンダールの番人だ。
ラムリーザ「え~と、フロレンティウスって人はここに居るのか?」
ステンダールの番人「う~っ」
なんぞ?!
なんか様子がおかしいぞ?
襲いかかってきやがった?!
不意打ちかよ!
ステンダールの番人って、敵だったっけ?
仕方ないな!
ラムリーザ「お前ら行けっ!」
どうなっているんだ?
ステンダールの番人は、何かに操られているかのように、次々に襲いかかってくる。
それはそうと、ここはクジャク石の良い鉱脈のようだ。
いろいろな所でクジャク石が採掘できる。
クジャク石は綺麗だから、またそのうち精錬しておこう。
使い道はわからんけどな!
という風に、なんだか妙な番人を蹴散らし、クジャク石を採掘しつつ、先へと進む一行。
最新部では、囚われている人をリンチしているような所に出くわした。
様子を見に近づいてみると、今度はこちらを標的にしてきたぞ!
こいつが元凶の吸血鬼か?
やりやがったな!
番人が妙なのはお前の仕業か!
妙な番人は「わんわんお」達に任せて、
こいつは俺がやる!
弓と魔法の異種格闘技戦だ!
電撃が何だ、俺はドラゴンの炎にも耐えてきたんだぜ!
捉えた!
あらよっとー!
ふぃ……
仲間に影響されて、俺も「猪突猛進」になってら(^ω^)
よくみると、一人の男性が牢に入れられている。
彼がフロレンティウスか?
鍵は、吸血鬼が持っていた鍵で開いたが……
フロレンティウス「やっぱり! アーケイが救ってくれた。彼に助けを求めたから、あんたが来たんだ!」
ラムリーザ「しかしやってきたのはシェオゴラスの信徒であったw」
リセッテ「あ、開き直ってるw」
フロレンティウス「この退屈な場所にようこそ、友よ。アーケイとあんたには大きな借りがある」
ラムリーザ「じゃあ、ドーンガードに参加して借りを返してもらおうか?」
フロレンティウス「ドーンガード? イスラン? やつには馬鹿にされてばかりだ、あるべき敬意が全く感じられない」
ラムリーザ「じゃあ、出してやらねw(再び牢を閉めようとする)」
フロレンティウス「何だって? いや、それは……。いいだろう、アーケイは言っている、行くべきだと」
ドーンガード砦で会おうと言い残して、逃げるように牢屋から駆け出していった。
俺が思うに、イスランは上に立つ人間としては気難しすぎると思う。
人材のことごとくが、彼に対して良い印象を持ってない気がするんだ。
俺も一つ文句を言おう。
俺達以外にも実戦部隊作りやがれーえっ!!
今回入手したもの
230
ガーネット
サファイア(上質)
ルビーの金の首飾り
ルーンヴァルドの鍵
ルーンヴァルドの杖
研磨されたクジャク石×7
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