ドーンガード編15 ~第四勢力、吸血鬼~
ガンマー「隠れれおおせている吸血鬼が居るらしいと聞きつけたようだ」
ラムリーザ「またかっ」
ガンマー「リフテンのムジョルから、どこに隠れているかを聞き出すんだ」
う~む、またか。
それに、俺たちばかり……
ちと確認しておくか……(。-`ω´-)
ラムリーザ「イスラン殿、ちと確認しておきたいことが!」
イスラン「なんだね?」
ラムリーザ「何で俺たちばっかし戦っているのですか?!」
イスラン「最初に言ったぞ、我々が砦を再建している間に、『外の世界で吸血鬼達に戦いを挑む者が必要』だと」
ラムリーザ「う~む、ガンマーや、ソリーヌは?」
イスラン「あいつらはトロールの飼育や武器作成、それに情報手集で忙しい」
ラムリーザ「アグミルとかも居るじゃないか」
イスラン「あいつはまだ実戦では使えない、私は君達を評価しているんだぞ。実際、これまで成功を続けているそうじゃないか」
ラムリーザ「そりゃあ俺達が負ける要素は無いが……で、なんでセラーナがここに居るのですか?」
セラーナ「私もここに来たくはなかったのですが、話したい事がありまして」
ラムリーザ「なんぞ?」
セラーナ「星霜の書です」
セラーナの話はこうだ。
持っていた星霜の書には、埋もれた予言が記されていた。
それは、吸血鬼が太陽を恐れずにすむようになることという一節。
セラーナの父の狙いはそこであり、太陽を操り、吸血鬼に世界全体を支配させたいと考えているようだ。
それを吸血鬼ハンターに知らせるため、わさせわさせ危険を承知でやってきたと。
セラーナは、全タムリエルとの戦争を引き起こす気にはなれず、
止めようとしたから星霜の書と共に埋められていたと言う。
そして、自分は敵ではない事を示すために、ついてくることになったようだ。
帝国、ストームクローク、サルモールのアルドメリ自治領……
そこに吸血鬼が加わるとなると『第四勢力』って所ですか(。-`ω´-)
まぁストームクロークは遅かれ早かれ滅亡しそうだし、帝国は疲弊し続ける。
その後、漁夫の利サルモールは、吸血鬼の驚異に立ち向かわなければならなくなるということか。
エレン姉やんなら吸血鬼相手にどう出るか、見ものだな……
もちろん、俺はサルモールの手助けは、やらないがw
……なんか引っかかる物があるな。
まあよい。
次はリフテンか。
オバタリアンに男色バリマンドの生息する魔境か……(;´Д`)
~~~ ラムリーザが、テュリウス将軍やデュラックに会う直前 ~~~
テュリウス将軍「吸血鬼?」
デュラック「そうだ、吸血鬼の驚異に立ち向かうために人材を募っている」
エレンウェン「ラムリーザにやらせなさい。彼なら吸血鬼などを片付けることは、容易なことでしょう」
テュリウス将軍「だがやつの力はリーチ奪還に……」
エレンウェン「ドラゴンボーンは内戦に介入させない決まりとなったでしょう?」
テュリウス将軍「うむ……わかった、ラムリーザをここに呼べ」
エレンウェン「それでは私は失礼します」
先手を打っていたエレンウェンであった。
ラムリーザがサルモールに加わらないのなら、(サルモールにとっての)将来の驚異を間接的に取り除かせようと。
結局ラムリーザは、知らないうちにエレンウェンの手のひらの上で踊っているだけだったのだw
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