ドーンガード編13 ~太古の技術~
俺たち一同は、次はマルカルスを目指すことになった。
ソリーヌから、また新しいドゥーマーの設計図の情報が入ったのだ。
その場所は、マルカルスの「ヌチュアンド・ゼル」。
どういった所の事かさっぱりわからんが、行ってみればわかるだろう。
しかしマルカルス……、ストームクロークと不正が支配する暗黒の街……
慎重にな……
また牢屋にぶち込まれたらかなわんからな。
不正バリバリの市警隊とストームクローク、どっちがマシなのだろうかな?
う~む……
オンドルマールの姿は見えないな。
これは探し出さないと、俺がサルモールに入れられてしまうよ……
さて、「ヌチュアンド・ゼル」だが、現在発掘調査の最中で部外者立ち入り禁止だそうだ。
発掘調査の管理をしているカルセルモに頼み込むしかないか。
ラムリーザ「発掘現場に入れておくれ」
リセッテ「単刀直入すぎ」
カルセルモ「ダメだ、と言うところだが、何度か世話になったお前の事だ。入れてやってもよいぞ」
ラムリーザ「話が早いな」
カルセルモ「ただし、作業員が『ニムヒ』と呼ぶ大きな毒蜘蛛がいるのだ」
リセッテ「退治して欲しいわけね」
カルセルモ「そうだ」
というわけで、毒蜘蛛退治を条件に、「ヌチュアンド・ゼル」に入れてもらえることになりました。
うん、ドゥーマーの遺跡だ。
リセッテ「これがドゥーマーの遺跡」
ラムリーザ「マルカルスから脱出した時の通路みたいだな」
中を進むと、確かに蜘蛛が住み着いている。
これでは発掘作業員も安心できないだろう。
………
……
…
なんか広いところに出てきたな。
いかにも親玉が居そうな……
出たー! であえであえーっ!
こいつはでかい、お化け蜘蛛だ。
どのくらいでかいかと言うとだな……
ウェアウルフが迫力負けしているんだよ!
だが俺の敵ではない!
こいつがおそらく「ニムヒ」とか言う奴だろうな。
これでカルセルモも安心なわけだ。
さてと、俺達の目的である「ドゥーマーの設計図」を探すか。
この広間には、帝国兵の遺体と、傍に落ちているメモだけだ。
そしてメモ、違うじゃないか。
でもなんか問題でも起きたようだな。
ついでに調べてみるかぁ
ここ、マルカルスで余計なことを調べるのには抵抗があるんだけどな……(。-`ω´-)
~続く~
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