モーサルにて3 霊感少女能力健在
モーサルには問題が多いらしい。
新しくやってきた魔導師、沼から聞こえる不気味な声、放火事件――
俺たちはとりあえず放火事件から調査することにした。
モーサルに駐留している帝国軍特使の話では、首長が調査してくれる人を探しているそうだ。
そこで再び首長をたずねる事にした。
ラムリーザ「火事について調べる人間を探していると聞いたが?」
イドグロッド「フロガーの家の火事かい?あの火事で彼は妻と娘を亡くしたんだ」
フロッガーか……、蛙の家……か
ウラッグ「DQ3ではないからな」
…………(。-`ω´-)
家の風呂で家事をする、湯沸し役などとボケてみたらまたリセッテが怒るからやめとこう。
リセッテ「フロガーって人の家なのね」
イドグロッド「みんな今じゃあ呪いのせいだと信じている。それを否定する気は無いよ」
ラムリーザ「たぶん悪いのは『マグナスの目だな。」
リセッテ「何よそれ……で、そのフロガーって人はどう言っているのかしら?」
イドグロッド「フロガーは、妻が熊の油を火の中にこぼしたせいだと言っている」
ラムリーザ「火に油を注ぐとはこのことだな」
リセッテ「もー、あなたは黙ってて!」
イドグロッド「あいつが自分で火をつけたと思っているのも大勢居るがな」
リセッテ「まさかそんなこと?」
イドグロッド「欲望の為に人はとんでもない事をしでかすのさ」
ラムリーザ「タイーホすればよかったのに」
イドグロッド「うわさやデマを根拠に? 無理だね」
ラムリーザ「どこぞの提督は、風聞によって逮捕されたけどね」
イドグロッド「まぁ、外から来たあんたなら、真実を突き止められるかもね」
リセッテ「わかりました、調査してみます」
というわけでモーサルの火事事件についての捜査が始まったわけだ。
首長は、フロガーがアルバに誓いを立てたとき、灰はまだ温かかったそうだ。
村人は何故かその灰を恐れて触れようとしないらしい。
つまり、そこを調べると何かが分かる……、と。
しかしよそ者なら調査できるかもとか言ってたみたいだが、う~む……
ラムリーザ「う~む、嫌な予感が……」
リセッテ「まだ調査始めたばかりじゃないの」
ラムリーザ「俺は以前、マルカルスで調査を依頼され、その結果アレだ」
リセッテ「…………」
ラムリーザ「この村も『よそ者』がどうのこうの言ってるしな」
リセッテ「大丈夫だと思うわ、首長もうわさやデマを根拠にしないって言ってたじゃない」
とりあえずフロガーって誰だ、アルバって誰だ。
そこから調べないとな、どこにいるんだ?
それに灰、フロガーの家
燃え尽きた家と言えばここだよな。
うむ、別にに自然だ。
ウィンターホールドはこんなのばっかしだからなw
さて、家宅捜査といきますか。
灰か。
既に雪と混ざっているがな。
???「誰? お父さんなの?」
ラムリーザ「ん? 誰か居るのか?」
ぎょっ!
うわ、やっぱり俺、霊感ありまくりだわ!
ラムリーザ「お前はなんぞ?!」
ヘルギ「ヘルギよ、でもお父さんが、よそ者とは話しちゃダメだって。あなたはよそ者?」
ラムリーザ「無論、よそ者だ(キリッ」
リセッテ「こほん! ヘルギ、あなたのお父さんはフロガーなの?」
ヘルギ「知ってるの? あなた、本当によそ者じゃないの?」
リセッテ「フロガーとはお友達なの。このおじさんはちょっと変なところがあるから気にしないでね」
ラムリーザ「こらこら、変なおじさんはないだろう(。-`ω´-)」
リセッテ「君の家で何があったのか教えてくれないかしら?」
ヘルギ「煙で目が覚めたの。熱くて、怖くて、だから隠れたの。そうしたら寒くなって、暗くなったんだ。もう怖くないの……」
リセッテ「……いったい誰が火をつけたのかしらね」
ヘルギ「火をつけた人なら知ってるよ。でもさみしい。一緒に遊んでくれる?」
リセッテ「いいわ、そしたら教えてくれる?」
ヘルギ「いいよ! かくれんぼしよう。私を見つけられたら教えてあげる」
リセッテ「あなた、かくれんぼとか得意でしょ?遊んであげなさい」
ラムリーザ「俺がやるのかよ」
というわけで何故かかくれんぼに付き合わされることになってしまった……(。-`ω´-)
でも夜まで待たなければいけないらしい。
なんかもう一人の方も遊んでいて、それまで出てこれないらしい。
もう一人って誰ぞ、幽霊なら以前みかけた空に浮いていった人ですか?w
うわ、なんかやばっ
マルカルスの出来事が思い出される雰囲気……
ベノア「今ここで必要なのは、魔法やら、ファリオンのやることじゃない!」
ラムリーザ「左様でごじゃるか」
ベノア「頼んではいるのだが、衛兵にはまだなれていない……、力は貸したいし来る仕事はなんでも引き受ける」
ラムリーザ「体は無傷か? 特に膝は無事か?」
ベノア「なんだ? 俺は五体満足だぞ」
ラムリーザ「だからなれないのだ」
ベノア「なんだと、モーサルで一番の戦士は俺だ。自慢じゃないがな」
ラムリーザ「しかし何故か衛兵になれないと」
ベノア「証明して欲しいのか?素手であんたに勝つ事に100G賭けてもいいぞ」
ラムリーザ「やなこった」
ベノア「腰抜けの青二才め!」
ラムリーザ「けっ、野蛮人め!」
リセッテ「もぅ、争いごとはやめなさいよ……」
衛兵はみんな膝に矢を受けているって噂だしな、あんたには無理だよw
それよりもファリオンって誰ぞね。
アルバって誰ぞね。
とりあえずモーサルの住民全員でてこーいっ!
日が暮れてくるに従って、徐々に霧が出てきた。
これは呪いとか言っていたし、いよいよ「ザ・フォッグ」ですかな……
リセッテは一旦ここまでの経過を首長に話してくることになった。
一方の俺はこんなところで、ガキとかくれんぼとかしなければならんのか……
まあよい
かくれんぼなら、魔導師ギルドでもやってたそうだしな。
(シロディールの守護者伝 魔導師ギルド編 ~ブルーマにて~ の受け売り)
今回入手したもの
主に情報
・火事があったのはフロガーという人の家
・フロガーにはヘルギという娘が居て、今は幽霊になってしまっている
・ヘルギは火をつけたのが誰かを知っているようだ
・アルバという人も火事騒ぎに絡んでいる模様
・ファリオンという人がいらんことしているらしい
・俺は「変なおじさん」らしいorz
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