最終章1 ~結婚式前夜~
リフテン
メイビン一族の支配する闇の街――
だが、一方ではマーラの光に一番近いところでもある。
マーラ聖堂では結ばれた男女にスカイリムでの婚礼の儀を執り行ったりしている。
ここで一つ、スカイリムでの結婚とはどのようなものか?
人生はつらく短く、そのため長く交際を重ねている余裕などない。
伴侶を求めるものは、単にマーラのアミュレットを首につけて、用意があることを示す。
そして、関心を示すものが居て、その二人が結ばれることに同意するなら、一方がこの聖堂に参り、マーラの司祭達が儀式を手配するという。
一つ例を上げると、とあるさすらいの放浪者がマーラのアミュレットをつけで用意があることを示した。
そこに、鍛冶屋の男が関心を示したが、さすらいの放浪者が同意しなかった。
そのため、残念ながらそこから先の話はなかったわけだがw
さて――
今日も一組の男女が結ばれようとしている。
マラマル「このような時代でも、愛が育まれるのを見るのは素晴らしい事だ」
ラムリーザ「違うな、このような時代ではない。これから新たな時代が始まるということなのだよ」
マラマル「よかろう。婚礼は明日、夜明けから夕暮れにかけて執り行う。遅刻は厳禁だ。自分の婚礼で欠席したくないだろう?」
ラムリーザ「それはそれで笑えるなw」
リセッテ「全然笑えないわよ……」
ふぃ……
ネラカー「喜べ、来てやったぞ」
ラムリーザ「ぬお、魔導師大学のみんなじゃないか」
ブレリナ「結婚おめでとう、二人の門出を祝福するよ」
リセッテ「ありがとう」
ジェイザルゴ「ラムリーザの幸せを称えれて、ジェイザルゴは嬉しい反面かなり妬ましくもある」
ラムリーザ「カジートの結婚、う~む、どんなのか想像できんな……」
ネラカー「さて、さっそくパーティの段取りだがw」
ラムリーザ「待てw エレン姉やんのパーティ荒らしは歓迎だが、俺のは荒らすなw」
エレンウェン「ほお……」
ぎょっ!!
ラムリーザ「エレン姉やん達も来てくれたのね……(;´Д`)」
ネラカー「うわやっべ、アンカノのおっさんが居る!」
ラムリーザ「何っ、これはマズイ、結婚式欠席します!」
ネラカー「右に同じ!」
リセッテ「ちょっとww」
アンカノ「全くお前ら悪ガキ共は、大人になっても全然変わらんな」
ラムリーザ「……身体はもう大丈夫なのですか?」
アンカノ「うむ」
ルリンディル「大使館パーティでは世話になったな」
ラムリーザ「いや、あの時はすまんこってす。ブレイズのデルフィンにそそのかされて、つい……(。-`ω´-)」
エレン姉やんが来るのは予想できたが、まさかアンカノ叔父さんまで来てくれるとはなぁ。
ルリンディルはさしずめ用心棒ってところか……
面白みのないオンドルマールのおっさんはどうしたのかな?
ハドバル達だ!
ハドバル「やったな、嫁を射止めたのがお前の最大の戦果だ」
ラムリーザ「荒野の狙撃手なめんなw」
テュリウス将軍「さっそくだが、次は講和会議で失ったリーチの奪還作戦について――」
リッケ特使「将軍、その話は後にしましょう」
バルグルーフ「全てうまくいったようだな、お前の無事な姿が見れてうれしいよ」
ラムリーザ「ありがとうございますっ」
ドラゴンの脅威が去ったら、早速抗争再開してらぁw
ラムリーザ「ちょw 一体何を作っているのですか?!」
エレンウェン「ネラカーがよからぬ事をたくらんでいそうなので、要所は押さえておきます」
ネラカー「全部バレバレだ、つまんねーな!」
ラムリーザ「お前、何をする気だったんだw」
う~む……
なんだかんだでアンカノ叔父さんが来てくれたのは正解だったかも。
さすがにブレイズとストームクロークからは来ないな。
グレイビアードも来てくれたらよかったけど、まぁ無理かw
………
……
…
ふぅ……
すごいなぁ。
さすらいの放浪者とは言うものの、世界を回っているといろんな所に知り合いができるのよね。
魔導師大学、サルモール、帝国軍――
私の世界って、ソリチュードの中しかない。
やっぱり、世界を回ってみたいなぁ。
オグマンド「そこに居たか、結婚おめでとう」
パンテア「おめでとう、夢がかなったね」
あ……、あ……