パーサーナックス狩り ~ブレイズになるために~
俺の名前はラムリーザ、ブレイズを目指すもの。
いいじゃんよ、シロディールの守護者もブレイズに加わってたんだしな!
それに、ドラゴンの問題をさっさと片付けないとな!
一人でドラゴン狩り……
だが、狙撃なら――
…………
この右手を離せば、シロディールの守護者のように、ブレイズに加わる事が出来る。
この右手を離せば、
俺は、シロディールの守護者に一歩近づけるんだ――
………
……
…
ドラゴンボーン編31 ~パーサーナックス~
ドラゴンめ! ラムリーザ様の弓なめんなよ!(`;ω;´)
ドラゴン「落ち着け、そそっかしいドラゴンボーンよ」
ラムリーザ「あれ、俺の事知ってるとか?」
ドラゴン「わしがパーサーナックスだ」
ちょ……(。-`ω´-)
ラムリーザ「いいのかよ、知らねーぞ」
パーサーナックス「うむ、暖かい」
ラムリーザ「暖まりたかっただけかよw」
パーサーナックス「うむ、お前の中に竜の血脈が流れている。同じ種族の者と話したのは随分と久しぶりだ」
ラムリーザ「待てw どこをどう見たら『同じ種族』なんですか(;´Д`)」
ラムリーザ「ほら、なんというかな……、この世界が好きだからとか、いや、だからなんというか、滅びるとかさ……野蛮じゃん、ほら、リセッテさんとかが滅びて欲しくないとかなんちゃって、ははっ、なんちゃってなー、なんちゃって」
パーサーナックス「ふっ、もっと自信持てw」
ラムリーザ「はぁ……(´・ω・`)」
ラムリーザ「ドラゴンナイトーーっ!」
パーサーナックス「お前は騎士だったのか?」
ラムリーザ「星霜の書の在り処まで送っておくれ」
パーサーナックス「いやじゃ」
ドラゴンボーン編33 ~対決!アルドゥイン!~
ラムリーザ「無茶な! あんな化け物……、ドラゴンの親玉だろ? 何で俺一人で!」
パーサーナックス「ソリチュードであの娘が待っているんだろう? 余計な事考えず、あの娘のためにも戦え。わしも戦うからちょっとは勇気を出したらどうだ!」
ラムリーザ「ぬ? リセッテさんのため……って、上から見てたなw」
ラムリーザ「どやっ、ラムリーザ様の弓なめんな!」
パーサーナックス「調子の良いやつだ、戦い前はあれほど怯えておったくせにw」
ラムリーザ「いやっはは、とにかく、ありがとう!」
………
……
…
…………
できねぇ
……俺にはできねぇよ
ブレイズには、なれない……
俺は友人を犠牲にしてまで、地位や名誉を求めるようなクズにはなりたくない!
パーサーナックスは俺の友人であり師であり戦友であり、彼が居なければ今頃アルドゥインに魂喰われていたかもしれない。
その彼を殺してブレイズになるぐらいなら、エレン姉やんの犬になってもいいよもう……
このドラゴン問題が解決しないと、リセッテさんとはもう結婚式挙げられないしな!
ウルフリック暗殺すっか?
クソ!
(一人で勝手に迷走中)
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