帝国軍編16 ~スパイ作戦再び!~
俺の名前はラムリーザ、ミストヴェイル砦に潜入するスパイである。
以前サルモール大使館に潜入したときは、サルモールを偽ることでスムーズに事を進めることができたが、ここではそう簡単にいかないだろう。
とりあえず、深夜になるのを待って再びミストヴェイル砦に潜入してみよう。
ダメだこりゃ……
警備堅いわ……
視線が、視線が熱い~
別の所から潜入するか。
…………
ドキドキ……
階段の所まで進もう。
上の階は、おばさん首長の部屋だろうな。
俺の勘ではあの奥に違いない。
やばい、来た――
――よし。
今だ!
ふふっ、勘が当たったな。
執政アヌリエルさんが寝ているや。
さてと、物色物色……
はっ!
やっぱり俺、「泥棒さん」をやっているじゃないか(;´Д`)
こんな仕事ばっかりやらせるのなら、開き直るぞ!
シロディールの守護者も、盗賊ギルドのマスターになったという伝記が残っているんだからな!
(シロディールの守護者伝:グレイフォックスの伝説の受け売り)
あった、たぶんこれだ。
よ~わからんが、この書類で脅してみよう。
戻るのもめんどくさいな――
――w
いよいよコソドロだな……
階段に隠れて、と。
はい、あがりっと。
さてと、宿でハチミツ酒ひっかけて寝るかな。
明日はこの書類をちらつかせて執政の協力を取り付けるかな。
ついでにハチミツ酒を格安で回す手配も取り付けるとしますかなw
ではまた明日、おやすみ。
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