エルダーの知識編1 ~星霜の書とはどういうものか~
俺の名前はラムリーザ、ウィンターホールド魔導師大学生の吟遊詩人大学生だ。
星霜の書の情報を得るために、再び魔導師大学に戻ってきた所だ。
これまでは大学と言えば魔導師大学だったが、今の俺は掛け持ち学生というとんでもないやつだw
単純に大学と言うだけでは、魔導師なのか吟遊詩人なのかわからん。
これで本当にいいのか?w
さて、星霜の書、エルダーの知識――
確か大学の人に聞けば良いって言ってたけど、知っているとしたらアークメイジ様かウラッグのじいさんだろうな……
アークメイジ、アークメイジ……
ラムリーザ「トルフディル先生、アークメイジ様はどこに居ますか?」
トルフディ「アークメイジならわしの目の前におるがな」
ラムリーザ「…………」
……完全に忘れてた(。-`ω´-)
ウラッグのじいさんに聞きに行こう。
ラムリーザ「ウラッグのじいさん、星霜の書を探しているのですが、何か知っていますか?」
ウラッグ「手に入れてどうするつもりだ? 今、自分が何を尋ねているか分かっているのか?」
ラムリーザ「詳しく教えてください」
ウラッグ「星霜の書とは計り知れない知識と権力の道具だ」
ラムリーザ「知識と権力?」
ウラッグ「中身を読むためには、最も厳格に訓練された精神を持たねばならない。さもなくば、おかしくなる恐れがある……」
ラムリーザ「…………」
ウラッグ「……が、お前は既に割とおかしいやつだがな、ほっほっほっ」
ラムリーザ「やかましw」
冗談は置いとくとしても、星霜の書はやばい読み物らしい。
訓練していたとしても、神々は代償として読む者の視力を奪うことが多い。
そういえば、シロディールの守護者伝にも星霜の書を読み視力を失った者が出てきたな……
確かグレイフォックス編だったっけな。
それと、星霜の書は未来のことと過去に起こったすべてが記されていると聞いた。
なるほど、それで過去のことを知りドラゴンレンドを学ぶってことだな。
ひょっとしたら俺の知らないシロディールの守護者の裏話も載っているのかもしれないな……
しかし、残念ながらウラッグのじいさんも星霜の書は管理していないようだ。
ウラッグ「本を汚すなよ」
だが、星霜の書について書かれた二冊の本を紹介してくれた。
「星霜の書の効果について」と、「星霜の書の考察」、いずれもセプティマス・シグナスが著者だ。
彼に聞けば……と思ったが、今はもう大学には居なくて、北の氷原のどこかに隠れ住んでいるとのことだ。
北の氷原かぁ……
なかなかの冒険になりそうだな。
今回も「どこにでも行く」ジェイザルゴ連れて行くかぁ。
その前にオンマンドの問題を解決しておこう。
ラムリーザ「ほれ、約束の杖ですよん」
エンシル「取引できてうれしいよ、ほれ、アミュレットだ」
そして――
ラムリーザ「ほれ、これがそのアミュレットだろう」
オンマンド「ほお! まさか返してくれるとは! ありがとう、頼りに出来る相手がいてうれしいよ」
これで一件落着ですな。
さてと……
ラムリーザ「よし、おい代理(ジェイザルゴ)、学ぶために出かけるぞ」
ジェイザルゴ「ふんふん♪」
オンマンド「ラムリーザ、俺も手伝うよ。アミュレットの件の恩もあるし」
ラムリーザ「困っていたから取ってきただけであって、別に恩を売る気はなかったがまあよい、行こうか」
ブレリナ「あら、私には声をかけてくださらないの?」
ラムリーザ「行きますか?」
ブレリナ「星霜の書探し、おもしろそうじゃないの」
ジェイザルゴ「よし、全員揃ったところで出発するぞ!」
ラムリーザ「仕切るな代理」
新入りカルテット行くでーっ。
なんだかよくわからないが、みんなで星霜の書探しの旅に出かけることになっちゃった。
それはそれでいいや。
一度この3人といっしょに冒険してみたいと思っていたし。
それに大所帯の方が賑やかだしなー。
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